2億5千年前の洞窟!ベトナム・世界遺産「フォンニャケバン国立公園」

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2億5千年前の洞窟!ベトナム・世界遺産「フォンニャケバン国立公園」

2億5千年前の洞窟!ベトナム・世界遺産「フォンニャケバン国立公園」

更新日:2015/10/21 16:44

Saito Junsoのプロフィール写真 Saito Junso 旅ブロガー、トレッカー

ベトナム中部にある世界遺産「フォンニャケバン国立公園」をご存知でしょうか。4億年前以上に形成されたカルスト台地に、2億5千年前にできたとされる美しいフォンニャ洞窟で有名な場所です。全長約8km、その広さ、大きさ、美しさは国内外から高い評価を受けています。
観光起点となるドンホイの街もとてものんびりとした田舎で、人も良く、ゆっくりと滞在したい場所。今回はこの美しい洞窟を中心にご紹介します。

中部の街「ドンホイ」へ行こう!

中部の街「ドンホイ」へ行こう!

写真:Saito Junso

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「フォンニャケバン国立公園」への観光の起点は、ベトナム中部にある「ドンホイ」と言う街になります。
ドンホイへのアクセスは、同じく中部のフエからの列車がお薦めです。フエからドンホイへは1日に6本ほど列車が運行されていて、所要時間は約3時間半です。とてもローカルな路線で外国人観光客はほとんどおらず、ベトナムの現地の人達の日常を垣間見ることができます。お昼の列車には嬉しい事にランチとミネラルウォーターが付くので、ゆっくりと走る車内から風景を楽しみながら食事をしましょう。
なお、ホーチミンやハノイから「ベトジェットエア」がドンホイ行きを就航しており、時間のない人には飛行機の移動もお薦めです。ホーチミンからだと一日一往復、約一時間のフライトです。
手軽に訪れたい人にはフエからのツアーも開催されているので、利用するのもいいでしょう。

船で向かうフォンニャ洞窟

船で向かうフォンニャ洞窟

写真:Saito Junso

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ドンホイの街からフォンニャケバン国立公園まではローカルバスが運行しています。クアンフー市場より一日に数本出ています。もちろんタクシーやバイクをチャーターでもいいし、もっと便利に行きたい人にはドンホイからのツアー利用もお薦めです。
フォンニャ観光センターからは船に乗り換えます。フォンニャ洞へはソン川を船に乗って移動しますが、途中の景色はベトナムの田舎らしいのどかな山水風景を楽しみながら進みます。30分ほどで岩と川面の間にぽっかりと口を開けたフォンニャ洞が姿を現れ、ここで洞窟に入る準備になります。
船主の方がそれまで覆っていた船の屋根のシートを外し始め、外し終えると木の枠組みだけが残り頭上の視界が開けます。これでしっかりと洞窟内を見学することができるようになりました。配慮が嬉しいですね。

ライトアップされた美しい洞窟

ライトアップされた美しい洞窟

写真:Saito Junso

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フォンニャ洞は約2億5千年前にできたとされており、周辺には大小合わせて300もの鍾乳洞があります。さらにこの辺りは4億年前に形成されたアジア最古のカルスト地形が広がり、そのカルストの水に削られやすい石灰岩が雨水や地下水に溶かされてたくさんの鍾乳洞を形成しました。フォンニャ洞はその長い長い時間を掛けて作られた自然の美を間近で観賞できる場所です。
フォンニャ洞に入るとそれまで掛かっていたエンジンを切り、櫂を漕いで進みます。暗い洞窟内に櫂を漕ぐ音と、時々鍾乳石から滴り落ちる水滴の音が響きます。
やがてライトアップされた美しい鍾乳石が現れてきます。「フォンニャ=歯の洞窟」と呼ばれる通り、まるで猛獣の牙のような奇石の光景はずっと見ていても飽きません。ライトアップも通常の落ち着いた色合いのライトの他に、青やピンクなどの派手な色があるのもアジアらしくて面白いですね。

広い広い鍾乳洞

広い広い鍾乳洞

写真:Saito Junso

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フォンニャ洞の全長は約8kmあります。入口こそそれほど大きくはないのですが、中を進めば進むほどその大きさを実感できます。季節によっては船から降りて散策もできたりしますので、よりその迫力や美しさを感じられます。

ここは本当に無音の世界で、人が出す音以外は全くの何も音がしません。入口付近では鳥などが巣を作っていますが、ここではそのような動物も見当たりません。このような世界が何億年も続いているのかと思うと、悠久の自然の流れを感じます。
またフォンニャ洞を含むフォンヤケバン国立公園には貴重な生物や植物の宝庫でもあり、それらも含めて2003年に「フォンニャケバン国立公園」として世界遺産に登録されました。

田舎町でのんびり滞在

田舎町でのんびり滞在

写真:Saito Junso

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ドンホイはまだまだベトナムの田舎を感じさせてくれるゆっくりとした街です。フォンニャケバン国立公園の玄関口となる以外は特に観光地もないので、街自体はとても静かです。ベトナム戦争以前は「バラの街」と言われたほど自然や建物が美しい街でもありました。
ドンホイは街の人々もとても優しく、一度訪れれば長居したくなるような場所です。最近は新しいホテルなども建設されていますので、ここを拠点にフエやホイアン、ダナンなどを観光してみるのもいいかもしれませんね。

秘境という言葉が似合う場所

今回はベトナム中部にある「フォンニャケバン国立公園」をご紹介しました。とても広大な大地に様々な生き物や自然環境が存在し、フォンニャ洞以外でも次々と新しい洞窟が公開されまさに「秘境」と呼ぶに相応しい場所です。何億年もかけて少しずつ作られた自然美に、訪れた者はきっと驚くでしょう。
観光の拠点となるドンホイもとても穏やかな街で、ホーチミンやハノイなどの喧騒に疲れた人にはゆっくりと休憩できる場所になるでしょう。
まだまだ日本での知名度は低い場所ですが、壮大な自然を体感できるフォンニャケバン国立公園はとてもお薦めな場所ですよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2006/02/10−2006/02/12 訪問

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