まず最初のキモイはこちら。
写真では分かりませんが、全体がウネウネ動いており、もう背中がヒュッとゾッとなるのが分かると思います。素敵なデート中ならここは遠慮するのが上策。
ただ、この餌は動物界にとって切ってもきれない貴重な存在。
それは鳥、蜥蜴、蛇といった生き物たちの重要な食料となっているからです。
肝胆相照らすといいますでしょうか、うわっ、と言わず、まずは動物たちと心を通じさせてみましょう!と言いつつも、キモイは絶好調、それを楽しみましょう!
こちらは今から紹介する昆虫園ではなく、正門入ってすぐ左手にあるウォッチングセンター内、動物相談所で見ることができます。
知りたいことがあれば、ここで色々話を聞いてみましょう!
続いてのオススメはこちら「ハキリアリ」。
写真で分かる通り、その多さにビックリ気持ち悪くなってしまうでしょう。
もしこの中に手を入れてと言われたら絶対嫌だと思います。
手から腕に、腕から体全体にアリがカサカサ這っている感触を想像するだけで、その場を逃げたくなるでしょう。
ハキリアリは葉っぱを切って巣に持ち帰って、菌を蒔いてキノコを栽培して食料にしているのですが、ここに素晴らしい仕組みがあります。
女王アリを中心に葉っぱ運搬係、それを受け取る係、キノコ栽培係といった役割が細かく設定されているのです。人間社会みたいで面白いですよね。
さらに言えば、アリ自身がキノコの菌を保有しているわけではないので、菌が無くなれば一族郎党荒野に迷うことになります。
文字通りの全滅、肝脳地に塗るといわざるを得えないです。
そんなハキリアリの切実な事情を知っていれば、ただのキモイにならないように思います。
事前に知識を蓄えて、昆虫園に向かってみてもいいかもしれませんね。
ここで一つご注意。
昆虫園本館で気持ち悪い昆虫に慣れたら、後はドンとコイと横綱並みの精神が養われているかと思います。そして、昆虫生態園の常時1000匹以上の蝶々が住まう森で心がリラックス、落ち着くでしょう。
ですがここで一つ多摩動物公園のトラップが…。
森の中心にとあるトンネルがあるのですが、この中に、何故かタランチュラがいるのです。
蜘蛛を見るのも苦手、なんて方は心して行かないと、かつて体験したことが無いような素早いバックステップをする羽目になりかねません。
同行者に素早くてキモと言われないよう、ご注意を。
さてここからはキモイを忘れて、綺麗なオススメを御紹介。
ここは先ほどのタランチュラと出くわす場所と同じで、建物が蝶々の形をいているホンワカした場所。室内は程よく暖かく湿気じみていて、まるで南国にいるかのような気持ちにさせてくれます。
写真はスカイブルーの羽が特徴的な「リュウキュウアサギマダラ」。
ここでは、黒い羽が素敵な「ナガサキアゲハ」黄色が鮮やかな「タイワンキチョウ」といった品種の蝶々を観賞することができます。
オススメのスポットは園内出口付近、花の蜜に群がる「タイワンキチョウ」が多く羽を休めているので、オススメです。
また、時期によってはここで世にも奇妙なバッタ釣りができますので、催している場合は併せて体験してみるのもあり!
※季節によって蝶々の数は上下します。春先には2000匹以上ワサワサいるかも!
ここまで気持ち悪い昆虫と綺麗な昆虫を見てきましたが、こんな昆虫も在籍しています。
写真は「サキシマカナヘビ」。
この生物は名前にそぐわず、蛇ではありません。
さらに言えば、トカゲでもありません。
トカゲは体がツルツルしていて、逃げる場合、尻尾を自刃する場合があります。
カナヘビは体がカサカサしていて、自刃はあまりしないといった違いがあります。
こちらを見て可愛いと思ったら、もう昆虫たちに首っ丈。
昆虫好きもあと少し、キモイも可愛いも同じですね、きっと。
昆虫園を一通り回ってみて、そのキモさに慣れてくるかと思います。
そこで最後に一つ、ゴキブリと触れ合いに行ってみましょう。
といっても、家の中に出没する黒光りしたゴキブリではなく、どちらかというと、ダンゴムシの身なりに近い「サツマゴキブリ」という品種。
主に森の落ち葉を食べるベジタリアンで、昆虫園本館で遊ぶことができます。
手に乗せてみたり、眺めてみたり、かなり素朴で楽しいですよ。
たまにはそんな感じで、ノンビリ昆虫と遊んでみるというのも良いものです!
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