写真:渡部 洋一
地図を見る山下公園は、言わずと知れた横浜を代表する観光名所。関東大震災の復興事業として瓦礫等で海を埋め立て、昭和5年(1930年)3月15日に開園した歴史ある公園です。「日本最初の臨海公園」とも言われており、赤い靴はいてた女の子の像や氷川丸等でも有名で、休日には多くの市民や観光客が訪れ憩いの時を過ごしています。
そんな山下公園の南側に沿って伸びるのが、今回ご紹介する「山下公園通り(横浜市主要地方道82号山下本牧磯子線)」です。山下公園の入口としてだけでなく、実は圧巻の銀杏並木が絶景を作り出す紅葉の名所としても知られています。
写真は、まさに見頃を迎えた山下公園通りのいちょう並木。黄金に色づいたイチョウの葉々は道路に覆い被さるような圧倒的なボリューム感とスケールでどこまでも続き、見る者の目を奪います。11月の山下公園通りは、車で走り抜けるだけではもったいない、是非ともゆっくりと歩いてみたい美しすぎるゴールデンロード。秋の横浜を訪れるのなら、絶対に足を運んでみたいスポットです。
写真:渡部 洋一
地図を見る横浜の街を歩けば至る所で目にする、レトロな街灯。文明開化のシンボルとして日本で初めてのガス灯が光を放ったのが、ここ横浜と言われています。
山下公園通りにも、銀杏の街路樹の間に幾本もの街灯が立ち、開港当時の趣を感じさせる「横浜らしさ」を演出しています。現在の街灯はもちろんガス灯ではなく電灯ですが、そのレトロなフォルムは銀杏の作り出す黄金の背景にベストマッチ。イチョウの葉々が海風に揺れてこすれ合うサラサラという音に混じって文明開化の音も響いてくるような、そんな気がする横浜ならではの秋景色です。
写真:渡部 洋一
地図を見るランドマークタワーと並んで港町横浜の象徴的建造物と言えるのが、山下公園通りに隣接する「横浜マリンタワー」。地上33階、高さ約106メートルの高層タワーは横浜開港150周年にあたる2009年にリニューアルでさらに美しく生まれ変わり、2011年には開業50周年を迎えた恋人の聖地です。
そんな横浜マリンタワーを間近に見上げることができるのも、山下公園通りの魅力の一つ。秋には黄金のイチョウとのコラボレーションを織りなし、より印象的な光景として旅行者の目と心に刻まれます。
写真:渡部 洋一
地図を見る「横浜と言えばベイスターズ」「横浜と言えば崎陽軒のシウマイ」そして「横浜と言えば洋館」というイメージをお持ちの方も多いことでしょう。安心してください、山下公園通りにも洋館はあります。
赤煉瓦の外壁が素敵な「旧英国七番館(戸田平和記念館)」。元は英国系の商館で、山下町7番地に存在したことから「イギリス7番館」と呼ばれるようになりました。
黄金の銀杏に彩られたレトロな旧英国七番館は、煉瓦の赤とイチョウの黄色が生み出すコントラストの美しい必見スポット。横浜の秋を絵に描いたようにエキゾチックな魅力を放ち、旅人を惹きつけます。
写真:渡部 洋一
地図を見る最後にご紹介するのは、山下公園通りを南西に折れた「日本大通り」に聳え建つ神奈川県庁です。
重厚感と威厳が漂い「キング」の愛称でも親しまれる勇姿と、黄一色に染まったイチョウの共演は、思わず背筋を伸ばしてしまう格調高き美しさ。紅葉シーズンの神奈川県庁は、山下公園通りと併せて歩きたい秋の日本大通りのベストスポットです。
横浜を代表する紅葉の名所、山下公園通りの銀杏並木の魅力をご紹介しました。
横浜中心部の紅葉の主役は、赤ではなく黄色。爽やかな海風を感じながら、秋色に輝く道を歩いてみませんか?
山下公園通りの紅葉の見頃は、例年11月下旬から12月上旬。港町を彩る黄金のいちょう並木は、圧倒的なスケールと美しさであなたを待っています。
山下公園通りへのアクセス等の情報は、記事下部にある「MEMO」よりご覧いただけます。
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(2025/2/10更新)
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