写真:Kaycom D
地図を見るイスタンブールのペラ パレス ホテル ジュメイラは「ミュージアム・ホテル」としても知られるほどの歴史と品格のある老舗高級ホテルです。
もともとはこのイスタンブールに、オリエント急行の乗客が宿泊するようなホテルがなかったために建てられました。
オープン後は、アガサ・クリスティやアーネスト・ヘミングウェイ、アルフレッド・ヒッチコックなどの著名人も多く利用。
トルコ建国の父アタトゥルクが利用した部屋は「アタトゥルク博物館」として公開されています。
そんな由緒あるホテルの入口をドアマンに迎えられて入れば、一気に歴史が遡り、創業当時に宿泊していたオリエント急行の乗客たちの姿が見えるよう。
重厚な内装や調度品は、まさに「博物館」の展示品を見るようで、宿泊しなくても一度は足を運んで見学したいホテルです。
写真:Kaycom D
地図を見る部屋は、吹き抜けになった回廊の周りとそこから続く廊下に沿って並んでいます。
ドアを開けて中に入ると、こじんまりとしているものの、クラシックな調度品と落ち着いた色彩で統一され心地がいい。木の床も温かみがあって、高級ホテルの豪奢な部屋というよりは「こんな部屋に住みたいな」と思わせる馴染みやすさがあります。
ホテル名の入ったアメニティも質がよく、夜にはターンダウンサービスもあるので、旅の疲れを癒してくれるでしょう。
写真:Kaycom D
地図を見るホテルは高台に建っているので、海側の部屋のテラスからは、イスタンブールの街並みと金角湾が一望できます。
遠くにはモスクの円い屋根やミナレットも見えるので、部屋にいながら異国情緒あふれる風景を堪能できるでしょう。
また、ホテルの前には大通りが通っているので、そこを行き交う人々の往来や車の流れを見ているのも楽しい。
テラスには小さなテーブルと椅子があるので、そんな景色を眺めながらのんびりお茶をするのもいいかもしれません。
写真:Kaycom D
地図を見るここでのもうひとつの楽しみは、ホテルのレストランでいただく朝食です。
ビュッフェ形式で何種類ものパンやチーズ、サラダ、温かい料理などが並び、各テーブルには小さな瓶に入ったジャムが置かれています。
美味しそうな料理を目の前にすると、あれもこれもとお皿をてんこ盛りにしたい衝動にかられますが、そこはぐっと抑えて、高級ホテルに泊まる宿泊客らしくお上品に盛り付けましょう。
早朝からパリッと決めたウェイターさんがテキパキと対応してくれるので、食後のコーヒーまで気持ちよくいただけます。
写真:Kaycom D
地図を見るホテルは新市街の中心部に建っているため、観光やショッピングにもとても便利。
世界一短い地下鉄のテュネル駅にも徒歩10分ほどで行けますが、それを利用しなくても、金角湾まで坂を下りながら歩いて行くこともできます。
途中には、ランドマークのガラタ塔や、雰囲気のある石畳の路地もあり、ただ散歩しているだけでも楽しい界隈。
おしゃれなカフェやレストランもたくさんあるので、坂の多い町を歩き疲れたら、本場のトルココーヒーを飲みながら一休みするのもいいでしょう。
イスタンブールに何泊かするなら、そのうちの一泊でも泊まってみてほしいホテルです。
これまでに宿泊した歴代の著名人が眺めていたであろう部屋からの景色や、歴史が刻まれた調度品の中で過ごす時間は、より一層、旅の思い出を深めてくれるはず。
ぜひ、異国情緒あふれる港町で、優雅なひとときを過ごしてみてください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
Kaycom D
秘境・絶景・温泉巡りをして、行く先々の写真撮影と旅行記を作成。10代のころから写真を撮り始め、旅行に行くときは一眼レフカメラとコンパクトカメラを携行。これからも、世界中の絶景や旅先で出会った人々、異文…
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索