写真:藤田 聡
地図を見る袋田の滝は“四度の滝”とも呼ばれ、春夏秋冬四回訪問しないと、その素晴らしさの全容が分からないとも言われます。秋の紅葉も美しく、茨城県を代表する紅葉の名所です。
滝は奥まった所にあり、有料の歩行者トンネルを抜けた所にある観瀑台から眺めます。古くからの第1観瀑台に加えて、2008年にエレベーターを利用して行く第2観瀑台も出来ました。写真は第1観瀑台から見た袋田の滝の紅葉で、滝が非常に近くて迫力があります。
写真:藤田 聡
地図を見る袋田の滝の紅葉は、2008年に出来た第2観瀑台から眺めた方が絶景です。エレベーターで登って行く高い場所にあるので、巨大な滝を見下ろすように一望出来ます。同時に、滝の両側の紅葉も一望出来るので、まさに茨城県を代表する紅葉名所らしい絶景といえるでしょう。
袋田の滝の歩行者トンネルは、11月は朝8時30分からの営業ですが、晴天の日には真正面に太陽が登って完全に逆光になり、写真撮影には最悪の条件になります。しかし、大人気の観光地なので、時間が経過すると渋滞が悪化の一途を辿るので、両者の頃合いを上手に判断する必要があります。写真は逆光を避けて、昼前に撮影したものですが、曇天の朝一番もおすすめです。
また、袋田の滝では、2024年10月1日から2025年1月31日まで、ライトアップイベント「2024大子来人〜ダイゴライト〜」が行われ、日没から20時まで(12月〜1月は19時まで)点灯します。
写真:藤田 聡
地図を見る袋田の滝がある奥久慈エリアで、紅葉の見頃が早いのが、もみじ寺の別名で知られる永源寺で、袋田の滝より一足早く見頃を迎えます。逆に紅葉が遅いのが竜神峡で、袋田の滝の紅葉が終わる頃に色付きます。よって、袋田の滝の紅葉と同時期に見られるのは、奥久慈エリアの紅葉名所では永源寺だけですが、高萩市まで範囲を広げれば、花貫渓谷の紅葉も見る事が出来ます。
おすすめの行動パターンは、朝一番で花貫渓谷。交通規制前なら、至近距離まで車で行けます。その後、竜神大吊橋を経由して永源寺。最後に「袋田の滝」に行けば、昼頃に到着して逆光を避けられます!
奥久慈の紅葉見頃は、例年11月中旬から下旬で、茨城県民の日(11月13日)を境に色付きが本格化します。また県民の日には、袋田の滝のトンネルも、竜神大吊橋も無料開放されます。2013年の県民の日は紅葉が始まったばかりでしたが、2014年の県民の日にはかなり紅葉しているなど、年によって違いますので、ご注意ください(今回掲載した写真は、全て2014年の県民の日の撮影です)
袋田の滝とともに、茨城県を代表する紅葉名所として知られる、国営ひたち海浜公園のコキアの紅葉については、別記事で詳細に紹介しましたので、是非ご覧ください。(記事最後の「この記事の関連MEMO」の中に、別記事へのリンク集があります)
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
藤田 聡
「源泉かけ流し」にこだわる、泉質重視の温泉研究家。温泉旅行検定試験2年連続日本一で、温泉旅行博士の称号を獲得。日々、温泉や周辺観光地の取材・撮影を行い、国内旅行の奥深い魅力を各種メディアで発信中!温泉…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索