写真:Kaycom D
地図を見るスリランカはジャングルに覆われた南国の島で、象やヒョウ、マングース、サルなど、さまざまな野生動物が生息しています。
その中でも、現在における地上最大の陸上生物の象は、スリランカ国内のジャングルの中だけでも6000頭ほどいるとされていて、その存在は圧倒的。
国内を旅行しているとあちこちで野生動物と遭遇しますが、ジャングルからひょっこり出てきた象に出会うこともそれほど珍しいことではありません。
そのため、道路の脇には「象注意」の看板も立っています。
写真:Kaycom D
地図を見るスリランカのピンナワラには、病気や怪我で弱ったり、親を亡くした象を保護する目的で建てられた、世界で最初の孤児院があります。
ジャングルの中の施設内には、そのような傷ついた象がたくさんいますが、それに混じって、ここで生まれ育った子どもの象も飼育されています。
そのコロコロとした姿はなんともキュートで、訪れたお客さんの間でも一番の人気者。
日本の動物園と違ってかなり近くで見ることができますが、施設で育った象以外はもともとは野生なので、そばに象使いがいないときは、あまり近づき過ぎないようにしましょう。
孤児院に保護されて人間に慣れた象は、野生に戻った後人間のいる村に近づいてしまう危険があるため、元気になってもジャングルには戻れず、寺院などに引き取られていきます。
写真:Kaycom D
地図を見る孤児院の近くの川では象の水浴びタイムがあり、一般の観光客もその様子を見学することができます。
川へ行くには孤児院の前の路地を通っていくのですが、この道、道幅がほんの数メートルしかないにも係わらず、水浴びの時間になると、何十頭もの巨大な象たちが集団で一気に通り抜けていきます。
それ以外のときは、道の両側にお土産屋さんやレストランが立ち並ぶ普通の観光地なので、ここでそんな迫力の光景が繰り広げられるとはなかなか想像できませんが、ふと地面を見ると、象の落し物(フン)が点々としているので、実際に通っていることが実感できるでしょう。
象が通る時間は限られているので、事前に確認してから行くと確実です。
写真:Kaycom D
地図を見る暑いスリランカでは象も水浴びの時間を待ちわびているようで、バシャバシャと豪快に水をかぶる姿は本当に気持ちよさそう。
ゆったりと流れる大きな川の中で、仲間たちとじゃれあったり、長い鼻を使って器用に水をかけたり、係員の人に体を洗ってもらったりする光景は、ずっと見ていても飽きません。
中には、あまりの気持ちよさに、帰る時間になってもなかなか戻ってこない象もいて、連れ戻すのに苦労するのだとか。
水浴びの光景は、川の脇のテラスやレストランなどからよく見えます。
ここでお土産を買うなら「ぞうさんペーパー」がおすすめ。
風合いや手触りは日本の和紙によく似ているのですが、原材料はなんと象のウンチ!
ポストカードやメモ帳、その他いろいろなものに加工されているのですが、スリランカらしいデザインのものが多いので、お土産としてはもってこい。
値段はちょっとお高目ですが、売上の一部は孤児院の運用に充てられるので、何をお土産にするのか迷ったら寄付のつもりで買うのもいいかもしれません。
日本に帰ってこれを渡すとき、象のウンチからできていることを伝えれば、かなりのインパクトを与えられること間違いなし!
巨大な動物が群れている光景というのは、それだけで迫力があります。水浴びをする場所も人工的に作られた施設ではなく、雄大なジャングルに流れる自然の川なので、本来の野生に近い姿を見られるのも魅力。ぜひ南国の熱気に包まれながら、サファリ気分を味わってください。
ここからほど近いキャンディ※は、世界遺産に登録されている街なのであわせて訪れてみるといいでしょう。
※キャンディについては関連MEMOに記載の別記事「スリランカの古都!世界遺産キャンディと紅茶の産地ヌワラエリヤの見所紹介」をご覧ください。
この記事の関連MEMO
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(2023/12/4更新)
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