写真:藤田 聡
地図を見る香落渓は、青蓮寺湖から川を遡りトンネルを抜けた県道沿いにあり、柱状節理の岩壁が8kmに渡って続きます。絶景の岩壁にはそれぞれ名前が付いていますが、現地には案内標識は殆ど無く、あまり観光地化されていない、のどかで素朴な渓谷。紅葉が美しい場所で随時車を停めて、気楽に紅葉狩り出来る、断然おすすめの紅葉名所です。
香落渓では河鹿橋を渡ると、紅葉が急に多くなります。柱状節理の岩壁が美しい屏風岩(左側)が紅葉に彩られ、猛烈な美しさ。深い渓谷なので、太陽は山の上を照らすのみ。猛烈にスケールが大きいので、普通のカメラでは、屏風岩をアップで捉えるのがやっとです。
それでは、この猛烈なスケール感が伝わらないので、ここでは超広角レンズを使用して、隣の亀瀬の紅葉とともに、山頂から青蓮寺川まで、渓谷の全てを写真に収めました。今回掲載する写真は全て山頂から川まで、香落渓の全容を捉えた写真で、これまで紹介されてこなかったものです。
写真:藤田 聡
地図を見る香落渓の屏風岩の前から、県道を少し進むだけで、景色が一変します。奇面岩と武者岩と呼ばれる巨大な岩壁に、紅葉が映えて猛烈な絶景です。川がカーブして開けているので、日光も山頂から河原まで照らし出し、香落渓で一番おすすめの紅葉スポットです。写真をクリックすると、撮影場所の地図が表示されます。
写真:藤田 聡
地図を見る香落渓を、さらに奥へ進むと「もみじ谷」と呼ばれる場所になります。名前の通り、香落渓で一番紅葉が密集しており、陽当りも良好なので紅葉の色付きも良好です。
駐車スペースもあり、ようやく観光地らしくなりますが、派手な看板も無く、相変わらず素朴です。先に紹介した屏風岩や奇面岩周辺には、案内標識も駐車スペースもありませんが、交通量が少ない県道なので、駐車場所に困る事はありません。
香落渓周辺の紅葉名所と言えば、赤目四十八滝です。平日でも沢山の観光客が訪れ、訪れる人が少ない香落渓とは大違いです。赤目四十八滝は、良く整備された有料の施設ですが、標高差がかなりあるので、登山コースと考えて、靴や雨具や持ち物の準備が必要です。
赤目四十八滝は標高差があるので、手前では紅葉していなくても、奥の方では紅葉している場合があります。赤目四十八滝から香落渓へ行く途中にある、青蓮寺湖の湖畔も紅葉が美しいので必見です。
東海地方の紅葉名所では、愛知県の香嵐渓が圧倒的に有名です。しかし、紅葉のライトアップが池に映り込む、幻想的な光景では岐阜県の曽木公園が断然おすすめ。別記事で詳細に紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事最後の「この記事の関連MEMO」の中に、別記事へのリンク集があります)
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
藤田 聡
「源泉かけ流し」にこだわる、泉質重視の温泉研究家。温泉旅行検定試験2年連続日本一で、温泉旅行博士の称号を獲得。日々、温泉や周辺観光地の取材・撮影を行い、国内旅行の奥深い魅力を各種メディアで発信中!温泉…
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(2025/1/18更新)
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