楽寿園(らくじゅえん)は三島駅南口から徒歩1分の場所にある約2万坪の広大な敷地を持つ公園です。明治維新で活躍した小松宮彰仁親王が明治23年に別邸として造営し、昭和27年から三島市の市立公園として管理運営されています。
富士山の雪解け水が湧きだす景観が素晴らしい公園で、昭和29年に国の天然記念物、名勝に指定。園内にある樹木は約一万四千年前の富士山噴火の際、溶岩の上に自生し現在は約160種の樹木が生育しています。
そのように自生した木々を見ると、あらためて富士山の大きさや自然の力に圧倒されます。
サルビアの花に彩られた1000分の1スケールの「赤富士」!!
山頂の残雪の白さと、夕焼けに赤く染まる富士山の様子が見事に表現されていてとても素晴らしいですね(^^)
楽寿園のお花達は全てボランティアの皆さんの手で整備されているんです。もちろんこの赤富士も!
季節毎にお手入れされるお花も変わるので、何度となく足を運びたくなりますね♪
植栽の様子は楽寿園のfacebookにどんどん更新されているので、お出かけ前に状況を確認することができますよ♪
色とりどりの花に囲まれた列車♪
童話に出てくるような可愛らしさに、たくさんの人が足をとめて写真を撮っていましたよ〜(^^)
お花の列車は約400名のボランティアのみなさんの手によって植え込み作業が行われました!お花の色をそろえたり、種類を変えたり、本当に細かいところまで手入れをされていて感心します。
楽寿園では公募のボランティアの他、市民活動の場として多くのボランティアが活躍されています。感謝の気持ちを忘れずに公園を楽しむことが大切ですね。
うっそうとした木々が立ち並ぶ小道、「万葉の森」には万葉集にちなんだ草木が植えられています。万葉集に出てくる植物は約180種、その中で楽寿園で植栽ができる124種が集められました。小道の脇には、それぞれの草木を詠んだ万葉集の和歌が1句ずつ立札に書かれているんです!
柳の木の下には、大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)の和歌がありました。
「うちのぼる 佐保の川原の 青柳は 今は春へと なりにけるかも」
意味は「川原の柳が鮮やかに芽吹いて、春の訪れを告げていますね」となります。
昔の歌人の思いに考えを巡らせながら草木を観察するなんてとっても風流ですね〜。
こちらに来たらぜひ、お気に入りの和歌を見つけてみてくださいね!
楽寿園には「さくら広場」「もみじ広場」「のりもの広場」「どうぶつ広場」「ちびっこ広場」の広場があります。中でも「どうぶつ広場」にはポニー、アルパカをはじめ、モモンガ、レッサーパンダ、リスザル、ヤギ、ウサギなどたくさんの動物たちがいて、近くで写真を撮ることができる人気のスポットです!
こちらの写真のポニーは土日祝日の午前11時と午後2時の1日2回、乗馬体験もできるんですよ♪
隣の「のりもの広場」には豆汽車やメリーゴーランドなどがあり、これらを目的にお子様連れでピクニックに来ているファミリーも多いです!
広場から「すずめヶ池」へ足を進めると、「らくじゅえん」と書かれた駅の看板があり、その後ろにはSLが展示されています。SLの機関室へは自由に入ることが出来ますが、普段は入れない場所だけに子供だけでなく大人も一緒にはしゃいでしまうこと間違いなし!記念撮影にもピッタリですね♪
楽寿園では、7月6日から9月1日まで「楽寿園 夏の大納涼祭」が開催されます。7月6日から子供向けに水遊び広場がスタートする他、7月14日、15日には和太鼓やフリーマーケットが催される予定です。大人にも嬉しいイベントとして、7月18日から8月31日まで夏の夜を楽しめる「駅前口ライトアップ&楽寿の森ビアガーデン」も行われますよ〜。
どんどん暑くなるこれからの季節、楽寿園は多くの木々が生い茂るので涼しく感じられることでしょう。気軽に立ち寄れ皆で遊べる自然公園の楽寿園、富士山観光と一緒に訪れてみるのはいかがでしょうか(^^)
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