写真:手塚 大貴
地図を見る「赤瓦の宿 ふくぎ屋」は渡名喜島の集落で空き家となった古民家を、しまおこし事業によって宿泊施設として改修した宿。集落内に点在する6棟の古民家が観光客に民宿として提供されています。
いずれの古民家も、フクギと石垣に囲まれた、赤瓦屋根をもつ伝統的な民家。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている渡名喜島の集落の一部である立派な古民家です!
フェリーで島に到着し、出迎えの車に乗って宿に案内されると、まるで田舎の家に帰ってきたかのような不思議と懐かしい気持ちになるはず。誰もが昔の記憶を思い出して心が温かくなるような魅力がこの宿にはあります。
写真:手塚 大貴
地図を見る「赤瓦の宿 ふくぎ屋」の魅力、それは古民家をまるごと1棟貸し切って宿泊できるということ。つまり、古民家1棟が自分だけの宿になるのです。
一般的な民宿だと他の宿泊客と顔を合わせることが多くて落ち着かない…という人も、ここなら心おきなく自分だけの自由な時間を過ごすことができます。たまにはちょっと個性的な宿に泊まってみたいという人にもオススメの古民家ステイです!
渡名喜島伝統の掘り下げ屋敷(風よけのために敷地を掘り下げる)となっている古民家。たまに庭を猫やヤシガニが横切ったりすることもあるので、そんな光景をのんびり眺めて過ごすのもいいでしょう。
写真:手塚 大貴
地図を見る古民家とはいえ、内部はとても綺麗に改修されています。間取りは家によって異なり、写真の家の場合は4畳半の部屋と3畳の部屋のほか、台所付き。またいずれの家もトイレとシャワーを備えていて、テレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機のほか、タオルや歯ブラシも用意してあるので、民宿としては十分すぎる設備と言えるでしょう。
慣れない民宿というのはどこか緊張するものですが、この宿なら自分の家にいるかのようにゆったりと寛ぐことができます。気付いたら昼寝をしていた…なんてこともあるかも。
夕食と朝食は集落にある「ふくぎ食堂」で。献立は日によって変わりますが、グルクンの唐揚げやお刺身、島らっきょうなど、島で獲れた魚や野菜を使った料理を味わえます!
写真:手塚 大貴
地図を見る渡名喜島には宿泊したからこそ見ることができる島の風景があります。
まずは夜のフットライト通りの風景。白砂の道を温かいフットライトが照らし出す光景は本当に幻想的な美しさです。
そして、早朝の朝起き会。これは大正時代から90年あまりも続く島の伝統で、子供たちが集落の白砂の道を掃き清める習慣のこと。月・水・金曜の朝6時半から始まります。
「赤瓦の宿 ふくぎ屋」は集落の中にある宿なので、いずれの風景もお散歩気分で気軽に見に行くことができますよ。
また宿では宿泊オプションとして、山菜採りやハマグリ採り、夏季限定でハブ・ヤシガニ・星空観賞ツアーなども行っているので、これらを利用して島の魅力を味わうのもいいでしょう。
写真:手塚 大貴
地図を見る「赤瓦の宿 ふくぎ屋」は島の住民になったような気分で過ごしたい宿です。
自分がもしこの島の住民だったら、どんな生活を送っていただろう?そんなことを考えながら、集落を歩いたり、家で休んだりしていると、観光客としての視点だけでは見えてこなかった渡名喜島の風景が浮かび上がってくるはずです。そうした発見ができることこそが、この島の魅力、この宿の魅力なのではないかと思います。
きっと宿を出る頃には、自分が過ごした古民家に対して、まるで「我が家」のような愛着を感じることでしょう。
渡名喜島は、那覇の北西85km、慶良間諸島と久米島のほぼ中間に浮かぶ小さな島。アクセスはフェリーのみで、那覇・泊港と久米島を結ぶフェリーが寄港します。冬場などは欠航することも多いので、余裕のある日程で訪れることをオススメします。時刻表などは、<関連MEMO>の久米商船サイトでご確認ください。
そして「赤瓦の宿 ふくぎ屋」は完全予約制なので、必ず事前に予約をしたうえで島を訪れるようにしましょう!
渡名喜島はそれほど見どころが多い島ではないので、宿で過ごす時間が自然と多くなり、その時間こそが渡名喜島の旅にとって大切な思い出となります。
あなたも古民家の住民になって、フクギに囲まれた赤瓦の下で、自分だけのとっておきの思い出を作ってみませんか?
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(2023/11/30更新)
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