牧場に入るとすぐに、ヒツジがお出迎えをしてくれます。六甲山牧場では、ヒツジが放し飼いにされていて、自由にふれあうことができます。その数、なんと100頭以上! ふと見渡せば、周りがヒツジだらけなんてことも。
ヒツジは「びぇーー」と鳴きながら、マイペースに草を食べています。人間にも全く動じません。人間が歩いている横を怯えることなく自然にヨタヨタと追い抜いていくところは、まさに共存であり、ヒツジ好きにはたまりません。
黙々と草を食べるヒツジ、ヨタヨタと歩き回るヒツジ、木陰で寝ているヒツジ、見ているだけで癒やされます。ふれてみると、とてもあたたかくて気持ち良い。是非、ふれあってみてください。ただし、可愛すぎるからといって、あまりしつこくヒツジを追いかけると、驚いてしまうので気をつけてくださいね。
「六甲山牧場」では、ヒツジのイベント「シープドッグショー」と「シープベルを鳴らそう」イベントが開催されています。
トレーナーの号令に従いヒツジを柵に追い込む牧羊犬の姿が見れる「シープドッグショー」では、がんばって羊を誘導する牧羊犬の姿を見ることができます。羊を誘導するのに苦戦する牧羊犬。自由気ままなヒツジを誘導するのは、思った以上に難しいようで、悪戦苦闘する牧羊犬の姿がかわいらしく、応援してあげたくなります。
「シープベルを鳴らそう」では、夕食の時間を告げるシープベルを鳴らすと、その音色を聞いて、牧場中のヒツジが一斉に羊舎に向かって帰ってくるのを見ることができます。100頭以上のヒツジが一斉に集まってくるのは、迫力があります。もし、すれ違うことがあれば、道を開けてあげましょう。
さて、牧場と言ったら牛ですよね。
「六甲山牧場」では、10頭程度の乳牛が飼育されています。間近で見る牛は大きくて迫力があります。搾乳の時間以外は、牛舎裏の放牧場でのんびり過ごしていますが、タイミングよく訪れたら、食事中の様子も見学できます。
飼育されている牛は、日本で飼育されている乳牛の約95%を占める「ホルスタイン」です。一般的にイメージする黒と白の班紋がある毛並みの牛ですね。しかし、赤と白の班紋のホルスタインもいて「六甲山牧場」では両方のホルスタインを見ることができるので、ぜひ探してみましょう。
牛舎では「子牛のミルクやり体験」ができます。母親の牛はとても大きいですが、生まれて間もない子牛は、小さくてかわいいです。もちろん、恐くありません。お子様でもミルクをあげることができますので、思い出にぜひ、体験してみてはどうでしょうか。
搾りたてのミルクは、どんな味がするのか気になりませんか。
せっかく牧場に来たのだから、六甲山牧場で飼育されている乳牛の搾りたてミルクを飲んでみたいですよね。
牧場内にある売店「レストハウス売店」で、牧場で飼育している乳牛から搾った生乳100%の牛乳を飲むことができます。ちなみに、この牛乳はノンホモ牛乳です。ノンホモ牛乳は、市販の高温で殺菌された牛乳とは違い低温で殺菌されているため、牛乳本来の栄養や風味をほぼ損なわず、とても美味しい味わいを楽しめます。
牧場オリジナルのカマンベールチーズ入りソフトクリームもおすすめです。先ほどの濃厚なミルクに、なんとチーズが加わり、六甲山牧場でしか食べられない味わい深いソフトクリームになっています。
他にも、六甲山牧場のオリジナルスイーツやパンなども販売しています。お土産として買うのも良いかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
六甲山牧場には、他にもヤギや馬、ぶた、うさぎといった動物も飼育されています。動物とふれあうと心が穏やかになっていくのがわかります。また、牧場内は起伏があって、野原をピクニックする感覚で運動にもなります。
公共交通機関でアクセスする場合は、ケーブルカーを使って来るのもオススメ。六甲山や摩耶山をゆっくり駆け上がるケーブルカーに乗って見渡す神戸の港町の眺めは絶景です。
少し心と体を休めてみたくなったときは、たくさんの羊と触れ合いながら散歩ができる六甲山牧場に、ぜひ訪れてみてくださいね。
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