栃木県「いわむらかずお絵本の丘美術館」。絵本そのままの自然と原画に出会う旅!

| 栃木県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

栃木県「いわむらかずお絵本の丘美術館」。絵本そのままの自然と原画に出会う旅!

栃木県「いわむらかずお絵本の丘美術館」。絵本そのままの自然と原画に出会う旅!

更新日:2015/10/26 09:45

フルリーナ YOCのプロフィール写真 フルリーナ YOC 絶景・感動探究家、旅する音楽講師

絵本作家・いわむらかずお氏の作品は『14ひきのシリーズ』『かんがえるカエルくん』など、日本でも世界でも大人気。その美しい原画を堪能できる美術館が、栃木県那珂川町にあります。絵本そのままの世界が広がる里山の森には、作品にも登場するムササビの巣箱やリスの橋渡しなども設置され、可愛い小動物たちと出会えることも!絵本の扉を開けて、そこに広がる自然の中へ、感動と喜びを探しに旅に出かけてみませんか?

いわむらかずお氏が見つめ描き続ける「自然」と「小さな生命」

いわむらかずお氏が見つめ描き続ける「自然」と「小さな生命」

写真:フルリーナ YOC

地図を見る

いわむらかずお氏は、日本を代表する絵本作家のひとり。東京芸術大学卒業後、栃木県益子町の雑木林の中に移り住み、『14ひきのシリーズ』『こりすのシリーズ』などを生み出し、国内はもとよりフランス・ドイツ・台湾などでもロングセラーとなっています。受賞も多数で絵本にっぽん賞、小学館絵画賞などの他、2014年にはフランス芸術文化勲章シュヴァリエも受章しました。

「いわむらかずお絵本の丘美術館」は、いわむら氏自らが館長となり1998年に開館。絵本・自然・子どもをテーマに活動を始めました。そこには子供たちへの思い、自然や生き物たちへの思いが溢れています。建物は、床はカラマツ、他は杉の無垢材を使っていて、とても暖かな温もりを感じる空間。車いすやベビーカーの方々にも優しい「ハートビル認定建築物」です。

美術館には、3つの展示室があり、それぞれ絵本の原画が掛けられています。原画と絵本を見比べられるよう、絵本も展示されているのも嬉しい配慮。そして『14ひき』の野ネズミ兄弟をはじめ、いわむら氏が生み出した愛らしいキャラクターたちとの出会いには胸キュン!。作者の繊細なタッチと柔らかな色彩を細かく鑑賞できるのは原画ならではの醍醐味です!また広い展示室では展覧会が随時開催。この写真は「タンタン展」の時のものです。

また、写真手前のゲームは『14ひきのさむいふゆ』の中で野ネズミ兄弟たちが遊ぶ「とんがりぼうしゲーム」。これは実際に、いわむら氏が子供のころ、お兄さんと作って遊んだゲーム。そんな温もりがほのぼのと感じられる色とりどりのトンガリぼうしに、思わず笑顔になってしまいます。実際に遊べるようになっているので、お子さん連れは是非とんがりぼうしゲーム体験も!

いわむら氏の描く世界がここにある!「えほんの丘フィールド」で遊ぼう!

いわむら氏の描く世界がここにある!「えほんの丘フィールド」で遊ぼう!

写真:フルリーナ YOC

地図を見る

絵本の丘には、美術館の他にも「えほんの丘フィールド」「えほんの丘農場」などがあります。「絵本の世界を楽しみ、同時にその舞台である雑木林や草原や田んぼに出かけ、様々な生き物たちに出会い、自ら発見し、美しさと不思議さに心をときめかす。そのことで、絵本の世界と自然の実体験は、たがいに子どもたちの中で限りない広がりを持ち始めるに違いないと思う」という、いわむら氏の思いが結集したこの絵本の丘。

フィールドの雑木林には「リスの橋渡し」があちこちに作られ、運がよければ、可愛らしいリスが木から木へ橋を渡る姿を見ることが出来ます。また『トガリ山のぼうけん』にも出てくるムササビたちの巣箱も設置されています。巣箱の穴の淵の色が変わっている部分は、ムササビが木をかじって大きくしたもの。巣箱をかじるムササビや空を飛ぶムササビ、見てみたいですね。いわむら氏の絵本『空飛ぶトロロ』の中に出てくるムササビ・トロロにも会えるかもしれません。

草原にはバッタやイナゴ、蝶々やトンボもたくさん!歩きながら実ってるアケビや野イチゴを摘んで頬張ったり、花の蜜を吸ってみたり。落ち葉をカサカサと踏んで歩いたり、倒れた木の枝の上を歩いてみたり・・・。そんな、昔は当たり前にあった自然とのふれあいを、ここでは今も思う存分体験できます。

カフェから広がる緑のフィールド!美味しいハチミツを作るミツバチの巣箱も!

カフェから広がる緑のフィールド!美味しいハチミツを作るミツバチの巣箱も!

写真:フルリーナ YOC

地図を見る

絵本の丘のカフェから見下ろす、緑のフィールドと里の風景は美しいの一言。そして里へと下って行く広いフィールドでは養蜂も行っています。この巣箱で取れた蜂蜜は、美術館のティールームでスコーンと共に味わうことが出来ます。またシーズンには美術館ショップに並ぶことも!

この丘にはこの他にも、雑木林・田んぼ・畑・池などがあり、たくさんの生き物たちが住んでいます。また、散歩道・あずま屋・広場などもあり、こちらは那珂川町が栃木県の「子どもの森」構想の一環として整備しています。そして美術館の南東には「えほんの丘農場」もあります。農場は「えほんの丘美術館」の趣旨に賛同した佐藤幸男さんが、体験農場として場を提供。4ヘクタールの農場で「たねまきたねまき」「くさとりくさとり」「しゅうかくしゅうかく」など、楽しいイベントが行われ、子ども達をはじめ、たくさんの方たちが自然とふれあい楽しまれています。

自然の中にはふしぎがいっぱい。いのちの中にはふしぎがいっぱい!見えるのもの中にも見えないものの中にも、ふしぎがいっぱい。ふしぎってすてき!そんなことを感じさせてくれるイベントも、ぜひ体験してみてください。

「かんがえるカエルくん」と見つめあって「かんがえる」!絶景ティールームの時間。

「かんがえるカエルくん」と見つめあって「かんがえる」!絶景ティールームの時間。

写真:フルリーナ YOC

地図を見る

絵本の丘のフィールドを散歩して、雑木林の植物や生き物たちを観察したり、青い空と白い雲を眺めて美味しい空気を体いっぱいに吸い込んだら、里を見下ろす絶景のティールームへ!素晴らしい眺めを楽しみながらスコーンやプリンをいただきましょう!

スコーンについてくるハチミツは「えほんの丘フィールド」のミツバチさんたちが集めたもの。濃厚でとっても香りの良い美味しいハチミツです。スコーンもフワフワサクッ!と、とっても美味しいスコーン。オススメです。

そうして、スイーツが乗ってるお皿には、ちいさな哲学者「カエルくん」。「どんぐりのみになってかんがえてるカエルくん」を見つめていると、「スコーンのみになってかんがえてる自分」になっていくようです。はてさて皆さんは「かんがるカエルくん」と見つめあい、美味しいスイーツをいただきながら、どんなことを「かんがえる」でしょう!。

サイン入り絵本や可愛いキャラクターグッズ!ショップも必見!

サイン入り絵本や可愛いキャラクターグッズ!ショップも必見!

写真:フルリーナ YOC

地図を見る

ティールームの横には、魅力たっぷりのミュージーアムショップが併設されています。ショップには、いわむら氏の数々の絵本が並び、サイン入り絵本も用意されています。また『14ひき』の家族たちの可愛いトランプやジグゾーパズルやカレンダー、『かんかえるカエルくん』をはじめとする絵本キャラクターたちのキュートなストラップや雑貨も見のがせません!

お買い物が終わったら買った絵本をテラス席で読みながら、目の前に広がる絵本の舞台の里山の雑木林を眺めるのも最高です。里山の懐かしい自然の中で、ゆったりと流れる時間に身をまかせ、のんびりとすごすミュージーアム時間。深い安らぎと喜びがきっと心に届くはず。

おわりに

いかがでしたか?いわむらかずお氏は、美術館に隣接するアトリエで絵本を製作しています。この絵本の丘に住む生き物たちは、のうさぎ、リス、テン、タヌキ、キツネ、ムササビ、ハクビシン、赤ネズミ、姫ネズミ、ハタネズミ、クマネズミ、カエル、そしてたくさんの虫たち。いわむら氏の、自然や生き物を見つめる深くて温かいまなざしが、あの素敵な数々のいわむら作品を生み出します。

そして最後になってしまいましたがこの美術館のチケットにも注目してください!チケットは、大人・中学生・小学生・幼児と4種類、それぞれ絵本のキャラクターが違い、さらに月ごとにチケットの絵が代わるのです!このチケットをコレクションするファンも多いそうです。

美術館の絵本原画はもちろんのこと、里山の自然や素敵なティールム、そして自然の豊かさを体験できる様々なイベントも、ぜひゆっくりと訪れてほしい場所です。また近くには「なかがわ水遊園」や「馬頭広重美術館」などもありますので、あわせてお楽しみください。それでは皆さん、素敵な旅を!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/09 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルjp 旅行ガイド

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ