これぞ温泉宿の醍醐味!道後温泉「湯築の杜 うめ乃や」わずか8室だけの至高のおもてなし

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これぞ温泉宿の醍醐味!道後温泉「湯築の杜 うめ乃や」わずか8室だけの至高のおもてなし

これぞ温泉宿の醍醐味!道後温泉「湯築の杜 うめ乃や」わずか8室だけの至高のおもてなし

更新日:2015/10/22 21:11

吉川 なおのプロフィール写真 吉川 なお 台湾在住ライター、元旅行会社勤務の旅行マニア

愛媛県松山市にある道後温泉は、3000年の歴史を持つ日本三古湯のひとつです。傷を負った白鷺が湯で癒やし飛び立っていったことからその効能が発見され、古くは「日本書紀」や」万葉集」、近代では「坊っちゃん」にも登場する歴史情緒あふれる名湯です。

国の重要文化財である道後温泉本館から徒歩8分の場所にある「うめ乃や」は、部屋数わずか8室の温泉宿。そこに泊まった人だけが体感できる安らぎの空間があります。

湯築の杜に佇む和の宿

湯築の杜に佇む和の宿

写真:吉川 なお

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子規記念博物館の東隣、緑豊かな湯築の杜・道後公園の傍らに建つ「うめ乃や」は、大正・昭和時代に当主の自邸として宮大工によって建てられました。長い年月を経て老朽化していましたが、1994年に四国を中心に活躍する建築士の手によって、道後の宿にふさわしい和と趣の旅館に生まれ変わりました。

正岡子規や夏目漱石もそぞろ歩いたであろう、伊予国最大の豪族・河野氏が築いた湯築城跡地に広がる湯築の杜を庭の借景として、めぐりめぐる四季の移ろいを愛でながら静かに佇んでいます。

古きよき趣がある佇まい

古きよき趣がある佇まい

写真:吉川 なお

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玄関を一歩入ると、温泉街の賑やかさとは打って変わって、静寂な時が流れています。畳敷きの廊下、ガラス越しに見える中井戸、きれいに手入れされた中庭、さりげなく置かれた花瓶の花々にも季節感が感じられます。

庭に面したラウンジにはゆったりした椅子が設えられ、オーディオセットが置かれた小さなライブラリーなど心地よい時間を提供してくれる場所もあります。どこからともなく薄荷の香りも漂ってきます。

客室は、風流な名がついた和室がわずか8室のみ。高層ビルのような大きなホテルや旅館と違って、プライベート感たっぷりの寛ぎの空間となっています。

落ち着きに満ちたお部屋

落ち着きに満ちたお部屋

写真:吉川 なお

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広さと間取りが異なる客室は、人数やロケーションでお好みのまま。
1階の「鶯」は8畳+次の間3畳、内風呂つき、「同風庵」は8畳+次の間3畳、「侘助」は8畳と6畳の二間続き、「日暮」は6畳。
2階の「数寄屋」は12畳で内風呂つき、「都鳥」は8畳+次の間3畳、「羽衣」と「星車」は6畳+次の間が2畳となっています。
大広間は「湯月」と「有楽」で、ここで朝晩の食事が供されます。

「同風庵」は南に湯築の杜を臨む数寄屋造りの部屋で、離れのような趣があります。扉を開けると渡り廊下があり、左手にトイレと洗面所、ひしゃくが置かれた手水鉢があり、続く次の間は茶室にもなっていて、落ち着ける間取りとなっています。

日常から解き放たれ、また情緒を重んじる配慮で、テレビや冷蔵庫は障子戸やふすまの中。ここに滞在している間だけは、雑事を忘れ、心のまま過ごすのがいいかもしれません。

心と身体をやさしく癒すふたつの湯

心と身体をやさしく癒すふたつの湯

写真:吉川 なお

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お風呂は内湯の「花藻の湯」と中庭にある「杜の湯」のふたつ。道後温泉本館と同じ無色透明のアルカリ性単純温泉で、毎日男女交代制。6時半から23時の間に両方入ることができます。

部屋数が少ないので、貸し切りになる可能性も大。我が家のお風呂のように独り占めして、ゆったり温泉浴を楽しむことができます。

「花藻の湯」は芳香に包まれた檜風呂で、家族風呂のような温もりがあります。「杜の湯」は緑豊かな庭園を抜けた湯屋にある岩風呂で、夜は行灯の灯りでほのかに照らされ、朝は竹垣と屋根の隙間から朝日が差し込み、風情たっぷり。道後の湯は柔らかな肌触りで、全身をしっとり包みます。湯口から流れる湯の音も心地よく、名湯に浸る、ただそれだけの贅沢な時間が楽しめます。

彩り鮮やか 伊予の味

彩り鮮やか 伊予の味

写真:吉川 なお

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宿自慢のお食事は、夕食・朝食共に大広間のテーブル席でいただきます。

夕食は食前酒に始まり、先付、前菜、吸物、造里、焚合せ、焼物、揚物、強肴、鯛めし、留椀、香の物、デザートと続きます。一品一品丁寧に美しく盛り付けられた和会席は、伊予ならではの地の食材をふんだんに使った芸術品。季節が織りなす山海の幸が堪能できます。美味しい地酒と一緒に旬の味覚を味わう。至福のひとときです。食事を出すタイミングもちょうどよく、おもてなしの心が伝わる接客です。

朝食は身体に優しい和食膳。彩りも豊かで目も舌も大満足です。

心のふれあいを大切にする宿

和の情緒と心安らぐおもてなし。正岡子規の門人、河東碧梧桐にも愛された湯宿には、旅人を癒し和ませる居心地のよさがあります。

混みあうお風呂、宴会場の騒音などは「うめ乃や」には存在しません。
小さな宿だからこそ行き届く温かいおもてなし、それがこの宿の魅力です。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/27−2015/09/28 訪問

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