ケーブルカーを運転?秘境祖谷渓の谷底へ向かえ!「祖谷温泉」

ケーブルカーを運転?秘境祖谷渓の谷底へ向かえ!「祖谷温泉」

更新日:2015/04/30 13:49

bowのプロフィール写真 bow トラベルライター
平家の隠れ里伝説も残る四国・祖谷渓は日本三大秘境の一つとして知られます。そんな秘境にある一軒宿「ホテル祖谷温泉」。その谷底に湧く極上の源泉露天風呂は美人の湯として有名。そしてその谷底へ向かうには専用のケーブルカーで!そしてそのケーブルカーは運転もできるのだとか!?秘境に湧く秘湯を目指してみましょう!

断崖絶壁に建つ『ホテル祖谷温泉』

断崖絶壁に建つ『ホテル祖谷温泉』

写真:bow

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日本三大秘境の一つされる祖谷渓。足がすくむほどの深い渓谷には、透き通るような水の祖谷川が流れています。

今回の目的地であるのが断崖絶壁に建つ秘境の一軒宿『ホテル祖谷温泉』。少し引いた位置からホテルを見ればその崖っぷち度の凄さがわかって頂けると思います。

このホテルの名物が谷底にある源泉露天風呂!2015年で開湯50周年を迎えるという祖谷温泉は四国でも珍しい源泉かけ流し!道後温泉が源泉かけ流しでなくなった今は四国では貴重な源泉を楽しめる秘湯でもあるのです。もちろん、『日本秘湯を守る会』の会員宿でもあります。

谷底の露天風呂へ向かうためのケーブルカー!

谷底の露天風呂へ向かうためのケーブルカー!

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『ホテル祖谷温泉』の玄関脇からは名物の露天風呂へ向かうためのケーブルカーがあります。ケーブルカーといえば通常は山の上に向かうために設置されるもの。しかしこの『ホテル祖谷温泉』にあるケーブルカーは谷底へ下りるために設置されたもの!

標高差170mもあるという谷底へ向かうため、傾斜度42度にも達する急こう配を降りるケーブルカー!温泉を楽しむためにケーブルカーがあるなんて、まさに秘境の宿ならではですね!

露天風呂行きケーブルカーが運転できる!?

露天風呂行きケーブルカーが運転できる!?

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そしてこのケーブルカー、実は運転手が乗っていません。操作するのは自分!係の人からドアの操作など一通りの操作説明を聞いたら後はケーブルカーを操作しなくてはなりません。

実際は運転とはいうものの、難しいものではなくスイッチ操作だけ。とはいうものの、お子様や乗り物好きにとってはちょっと嬉しい体験ですね!

素晴らしい景色を楽しみながら下ろう!

動画:bow

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全長250mの路線をケーブルカーは約5分をかけて谷底の露天風呂へ向かいます。ゴトンゴトンと音を立ててゆっくりと走るケーブルカーからは祖谷渓の大パノラマ!特に紅葉の時期は錦をまとった山肌が目を楽しませてくれます。

ゆっくりと走るからこそ、この先にある秘湯への期待感を高めてくれるケーブルカー。車内アナウンスにも耳を傾けつつ、5分間の車窓からの絶景を存分に楽しみましょう。

美肌に効く!源泉かけ流しの極上露天風呂!

美肌に効く!源泉かけ流しの極上露天風呂!

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かつて祖谷川沿いに温泉が所々で湧き出ていたらしく、今も「フロノタニ」という地名が残っている祖谷渓。そんな祖谷川のせせらぎを間近で感じながら入れる谷底の源泉かけ流しの露天風呂!

豊富な湯量が自噴している露天風呂には湯の花も浮いています。泉質はアルカリ性単純硫黄温泉。ヌルヌルしたお湯はいかにも肌に良さそうな感触!湯上りはツルツルのお肌が約束されます。お湯はぬるい目ですのでじっくりと浸かって身体の芯まで温まりましょう!

旅情感、秘境感に溢れる谷底の湯は来て良かったと必ず思える極上露天風呂です!

おわりに

宿泊客だけでなく、日帰り入浴での露天風呂利用も可能ですので気軽に立ち寄ってみて下さい!また、貸切の露天風呂もありますのでじっくりと堪能したい方は貸切を選んでみては?なお日帰り入浴でも貸切露天風呂の利用が可能です。

日本のチベットともいうべき秘境・祖谷渓に湧く秘湯『祖谷温泉』。そこまでの道程はなかなか大変ではありますが、はるばる四国の山奥まで行く甲斐はアリ!道中、道幅のかなり狭いエリアも多いので車の運転にはくれぐれも気を付けて下さいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/03/13 訪問

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