写真:bow
地図を見るいまだに島の70%がジャングルという日本最後の秘境、西表島。その最果ての地ともいえる場所に「イダの浜」と呼ばれるプライベート感たっぷりの極上ビーチがあります。
そんな「イダの浜」へ辿り着くにはなかなかの苦労が。西表島の玄関口、仲間港からは車で1時間半。上原港からだと車で約30分の所にある、陸路で辿り着ける西表島最果ての地、白浜港へと向かいます。
その先からは船に乗る必要が。ん?ちょっと待ってください、同じ西表島なのに船に乗らないといけない?そうなんです、西表島はいまだに島を一周する道路がないという未開の秘境。「イダの浜」は陸路では辿り着けない、忘れられたような集落・船浮の先にあるのです。
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地図を見る西表島の地の果て、白浜港より定期船に乗り、約10分で船浮集落へと辿り着きます。実はこの船浮集落、最後の秘境・西表島の最果てでもあり、特別天然記念物『イリオモテヤマネコ』が初めて発見・捕獲された場所なのです。
「イダの浜」へはそこからさらに徒歩10分程。西表島のありのままの自然を感じながら歩くことになることでしょう。平成の現代でも自然がこれほどに残されている島は日本でも数少ないのではないかと実感できるような場所がここにあります。
特に、様々な蝶たちの出迎えには感動せざるを得ません。私が虫好きだということもありますが、これほどの数の蝶を見たのは初めてでした。一体何匹何種類の蝶がここにいるのか?まさに”乱舞”という言葉が相応しく、海へと辿り着く前にぜひ、蝶も観察してほしいところです。
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地図を見るようやく苦労して辿り着いた「イダの浜」。その美しさにはきっと感動することでしょう。時間をおうごとに海の色は刻々と変化し、じっと見ているだけでも全く飽きない天国のようなビーチ。観光客はほとんど来ないような浜だけに、ここでの時間は独り占めできる可能性大!これぞプライベートビーチというべき環境を楽しんで下さい!
海の透明度・美しさ、静かさは申し分なし!また、遠浅の海なので子供連れでも安心して遊べるのもポイント!逆に言えば、海の家などの施設には乏しいのでそれなりの準備は整えていきましょう。船浮集落に海遊びグッズのレンタルや、食事・買い出しの出来る店が数件あります。
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地図を見るイダの浜ではシュノーケリングをおすすめ!ひとたび海へ潜ればそこはワンダーランド!存分にサンゴの海を堪能できます!
近年沖縄県各地では赤土の流出やサンゴの白化現象など環境問題がいろいろと顕在化していますが、ここのサンゴは元気です!透明度・魚影の濃さなど海中の華やかさは八重山諸島でもトップクラスではないでしょうか。リゾート開発を逃れた西表島だからこそ残されている自然環境。後世まで残していきたい素晴らしい海がここにはあります。
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地図を見る青い海を見ながら浜でごろ寝。そんな贅沢な過ごし方もあるかもしれません。このイダの浜でじっとしていると、砂浜じゅうの貝殻が動き出すのを目撃できるかと思います。このイダの浜、ヤドカリが非常に多いんです。
とにかく自然が豊かであらゆる生き物に巡り合えるイダの浜。ぜひ、泳ぎ着かれたら浜でヤドカリウオッチングを楽しんでみて下さい。砂浜にある貝殻が全てヤドカリではないのかと疑ってしまうほどの数です!また、ここには天然記念物のオカヤドカリも生息しています。
「イダの浜」へ行くには、ご紹介したように自力で辿りつく以外にも石垣島の離島ターミナル発で日帰りツアーを行っているフェリー会社などもあります。お手軽に行きたいのであればツアーを利用する方が簡単です。しかし、イダの浜だけを目的地にしたようなツアーは少なく、あくまで経由地として扱われている場合が多いようです。じっくりとイダの浜を楽しみたいなら、頑張って自力で辿り着く以外になさそうですね。
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(2024/9/9更新)
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