ローマのシンボルアニマルも!世界最古「カピトリーニ美術館」

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ローマのシンボルアニマルも!世界最古「カピトリーニ美術館」

ローマのシンボルアニマルも!世界最古「カピトリーニ美術館」

更新日:2018/07/25 12:01

阿部 美寿穂のプロフィール写真 阿部 美寿穂 グリーンアドバイザー、イタリア政府公認ツアーコンダクター、イタリア政府公認観光通訳

ローマ市庁舎の建つカンピドーリオ広場には、市営カピトリーニ美術館(Musei Capitolini)という大きな美術館があります。
このカピトリーニ美術館は、ルネサンス時代のローマ教皇シクストゥス4世が集めたブロンズ作品などを基にして、後に一般公開された世界最古の美術館です。
コレクションの一つには、ローマのシンボルアニマル“雌オオカミ”のブロンズ像もあり、ローマを深く知るならお奨めの美術館です。

雌オオカミの町、ローマ

雌オオカミの町、ローマ

写真:阿部 美寿穂

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美術館のコレクションの一つに“カピトリーノの雌オオカミ”といわれる有名なブロンズ像があります。この像は、シクストゥス4世がローマ市民に贈った最初期のブロンズ作品のコレクションの一つでもあります。

皆さんは、ローマを歩くと至る所で雌オオカミのシンボルが見られ、お土産物屋さんでは雌オオカミの置物や、キーホルダーなどの小物が売られているのを不思議に思ったことはありませんか?例えば、ローマのサッカーチーム、ASローマのシンボルアニマルも雌オオカミです。

紀元前753年4月21日に誕生したローマは、双子の兄弟の兄、ロムルス(Romulus)が建国したと伝えられています。
この双子(兄はロムルス、弟はレムス)の生い立ちと、雌オオカミの関係について簡単にご紹介しましょう。

写真はカピトリーニ美術館の新宮(Palazzo Nuovo)の大広間(Sala Grande)から見たコンセルヴァトーリ宮(Palazzo dei Conservatori)とカンピドーリオ広場。広場中央にマルクス・アウレリウス帝の騎馬像が見える。

ローマで一番有名な雌オオカミ“カピトリーノの雌オオカミ”

ローマで一番有名な雌オオカミ“カピトリーノの雌オオカミ”

写真:阿部 美寿穂

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この双子の兄弟は生後間もなく、アムリウスというアルバ・ロンガ王国の王位を熱望していた双子の兄弟の親戚にあたる人物の命令で、ローマを流れるテヴェレ川に捨てられてしまいます。目的は男児を殺し継承者を根絶やしにする為です。
ところが、川を通りかかった心優しき雌オオカミが双子に乳を与え育ててしまいます。

その後、双子の兄弟は羊飼いの夫婦に発見されて育てられ、やがて成長してローマを治めることになります。最終的には、仲違いをして争い始めた兄弟の弟を殺した兄のロムルスがローマを建国することになります。
ローマの初代国王となったロムルスは、パラティヌスの丘(現在のパラティーノの丘)に作った国に”ロムルス(Romulus)”という自分の名前を付け、後に”ローマ(Roma)”となりました。

紀元前5世紀初め頃の作品だとされる高さ75cmの“カピトリーノの雌オオカミ”像は、ローマのシンボルとしてとても長い間知られています。
雄弁家キケロも「前65年に、カンピドーリオの丘の上にあった雌オオカミのブロンズ像が雷に打たれ、双子の部分が破壊した。」と記録しています。(ですので、下でお乳を飲んでいる双子の兄弟は15世紀の終わりにポッライオーロが作成したものなので雌オオカミ本体と同時代のものではありません)

ブロンズ像が公開されているのは、カピトリーニ美術館コンセルヴァトーリ宮にある”雌オオカミの部屋(Sala della Lupa)”です。

ローマと言えば雌オオカミです。
この精巧に作られた“カピトリーノの雌オオカミ”をご訪問下さい!

子供から大人まで楽しめる美術館

子供から大人まで楽しめる美術館

写真:阿部 美寿穂

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美術館は、大きく分けるとコンセルヴァトーリ宮(Palazzo dei Conservatori)と新宮(Palazzo Nuovo)の2つの建物に分かれ、コンセルヴァトーリ宮と新宮はローマ市庁舎の真下にある地下通路で繋がれています。切符売り場と入場口があるのは、コンセルヴァトーリ宮です。
この美術館は、動物や神話・歴史上の人物を主題にした彫像から、カラヴァッジョなどの有名アーティストの絵画まで幅広い美術品のコレクションが集まっています。年間を通して展示会やイベントなども開催される為、子供から大人まで年齢を問わず楽しめる文化スポットです。

写真は大理石ながら迫力満点の、“馬に食らいつくライオン”(コンセルヴァトーリ宮の Esedra di Marco Aurelio に展示)

見学スケジュールはゆったりがお奨め!

見学スケジュールはゆったりがお奨め!

写真:阿部 美寿穂

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カピトリーニ美術館は、お部屋とお部屋を繋ぐ廊下部分、館内の空間でお部屋でないスペースまでもびっしりとコレクションが展示されています。
特に、考古学関連の展示物が多いコンセルヴァトーリ宮の展示物の説明パネルはじっくり読むととても興味深いですので、気が付くとあっという間に時間が経ってしまいます。
美術館全体の見学時間の目安ですが、スケジュールに余裕を持って、最低でも半日程度は取られることをお奨めします。

【プラスα】ローマ旧市街のパノラマが楽しめる屋上テラス!

【プラスα】ローマ旧市街のパノラマが楽しめる屋上テラス!

写真:阿部 美寿穂

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美術館の屋上(クレメンティーノ−カファレッリ宮)にはテラスがあり、軽食を摂ることができます。見学に少々疲れてしまったら素敵なカフェがありますので、無理をせずに一息つきましょう!

ローマを深く知るならカピトリーニ美術館へ

今回はルネサンス時代の三大巨匠の一人、ミケランジェロが設計した美しいカンピドーリオ広場に建つ、カピトリーニ美術館をご紹介しました。
町全体がさながら美術館のようなローマでもありますが、珠玉の作品が詰まった本物の美術館も是非訪れてみて下さい!

*2014年10月5日よりローマ市営カピトリーニ美術館は、ローマ市在住者は第一日曜日は無料で入場ができます。その際、ローマ市に在住(住民登録)していることを確認できるもの、または身分証明書の提示が必要です。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/28 訪問

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