自然が先生!子供と絶対行っておきたい「新江ノ島水族館」命の教育

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自然が先生!子供と絶対行っておきたい「新江ノ島水族館」命の教育

自然が先生!子供と絶対行っておきたい「新江ノ島水族館」命の教育

更新日:2016/07/21 18:45

本井 良尚のプロフィール写真 本井 良尚 風景フォトグラファー

新江ノ島水族館の基本理念であるEdutainment(エデュテイメント)は、子供に大人気の人形劇・セサミストリートに代表される、娯楽ではあるけれども教育としての側面を持ち合わせたエンターテインメント形式のことをいいます。そして「クラゲによる寛ぎ空間」や「世界初の特殊な水槽」など、命の連鎖を教育するのにうってつけです。今、子供と一緒に行っておきたい新江ノ島水族館をご紹介します。

新江ノ島水族館を取り巻く環境

新江ノ島水族館を取り巻く環境

写真:本井 良尚

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新江ノ島水族館がある江の島地域は、その複雑に入り組んだ地形、暖流と寒流がぶつかり合う海流の影響で、一説には日本の海洋生物の40%が住むといわれています。この地域は昔から特別な自然環境を目当てに、世界の研究者が訪れ、かの昭和天皇も葉山の御用邸から足しげに江ノ島水族館に通われ、海洋生物に関して意見交換をされていたようです。

そして気づいた点が一つ。この地域は新江ノ島水族館から海岸沖10km程度の近距離で、バンドウイルカやハナゴンドウを見かけることができるのですが、なんだかこれって、本当は新江ノ島水族館と海が繋がっていて、自然のイルカが遊びに来て人々と一緒になって戯れているのではないかと思えてきませんか?ズバリここが新江ノ島水族館をおススメする理由です。限りなく自然に近い新江ノ島水族館。ここで是非ともプランクトンから始まり、人間に帰結する命の連鎖を見て・学んで・楽しんでいただけたらと思います。

Shalt Watch(見るべし)

Shalt Watch(見るべし)

写真:本井 良尚

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新江ノ島水族館は世界で初めてクラゲを水槽で展示した、クラゲによる、クラゲのための、クラゲに詳しくなれる水族館です。
まず必見なのは「クラゲファンタジーホール」。ここでは長年積み上げた展示方法をいかんなく発揮した癒しの空間で、中央の地球を模した丸い水槽を中心に、アカクラゲやブラックシーネットルといった様々な種類のクラゲを見る事が出来ます。さらに3Dプロジェクションマッピングを用いた幻想的なクラゲショー、海月の宇宙はおススメ。ソファーに座りながら見ることができるので、かなり寛げますよ。

そしてもう一つ、別フロアにある「クラゲサイエンス」もおススメです。ここではクラゲが快適に暮らせるような繁殖研究方法が展示されており、かなり専門的なブースになります。
ところで急ですが、クラゲにオスとメスがあるのは御存知でしたか?
オスは傘中央にある生殖器が白っぽく、単純な模様をしており、メスは少々複雑で四つ葉のクローバーのような形をしていて、紫から赤みを帯びています。こういった命の連鎖をクラゲサイエンスでは見る事ができますので、クラゲファンタジーホールと併せてこちらもいかがでしょうか!

Shalt learn(学ぶべし)

Shalt learn(学ぶべし)

写真:本井 良尚

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この掲載写真は何だと思いますか?これは深海における、水圧がどれくらいかかっているかを説明したものになります。これほど小さくなってしまって面白いですよね、人間が生身で行くことを想像しただけでゾッとしてしまいます。
新江ノ島水族館では、こういった深海にまつわる特殊な生態系も展示しており、その中で一際目を見張るのが「化学合成生態系を再現した水槽」。

この水槽自体はJAMSTECと新江ノ島水族館が共同開発したもので、深海で見られる、化学合成生態系を再現した世界初の水槽になります(湧水領域、クジラの骨が沈む場所、熱水噴出域の三点を再現)。
高い水圧がかかる過酷な自然環境にもかかわらず、深海魚は平気で生活しています。これらは深海に存在するホットスポットに集まるプランクトンや動物の死骸から自然発生するガスを使って生活しているのですね。さらに動物にとって必要不可欠な太陽の恩恵を受けていないことも特筆すべきことです。こういった人間到達限界を超えた謎に満ちた領域は、まだまだ学ぶことが多そうです。また水族館とは思えないほど専門的なのが、新江ノ島水族館の良いところでもあります。

・化学合成生態系…深海に居を構え、海底から湧き出る硫化水素やメタンをエネルギー源に暮らす生態系の事を指します。
・JAMSTEC…国立研究開発法人海洋研究開発機構。

Shalt enjoy(楽しむべし)

Shalt enjoy(楽しむべし)

写真:本井 良尚

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「は〜い、いらっしゃい!」。
そんな気さくな先生の挨拶で始まるのが、新江ノ島水族館の学校「なぎさの体験学習」。掲載写真のウミガメの浜辺展示場前にある入口から入ると、そこには、置かれている江の島産の流木や貝などを使って、好きなものを好きなように工作するコーナーがあります。
ここでは名前もまだはっきり言えないような子供でも、今持っている知識を使って、カラーテープやプラスチックなどで朝日や夕日を再現してみたり、なぎさを作るなんてことも出来ます。
ここ、どうやって作ったらいいの?そういった方は、要点をまとめて先生に聞いてみましょう。ここの先生はなかなか凄い方で、江の島の事、海洋生物の事、色々と御存知のようです。
その得た知識を基に、自分の知識を加えて、新たな物を作って楽しんじゃいましょう!

いただきます!次の時代に命をつなげる

人の生活空間と海生生物の境界線「なぎさ」。
渚、汀と漢字で書くことができますが、砂浜、岩場、干潟といった波が寄せる場所のことを言います。人は昔からこの境界線から果てしなく続く海に畏怖の念を抱き、同時に感謝の意を示してきました。それが日本でいう「いただきます」。そしてこれが他の命を奪って命をつなげるということ。
新江ノ島水族館の今も昔も変わらない「つながる命」そしてメインテーマ「Edutainment」、最高に凄い観光スポットです。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/11/26−2015/11/27 訪問

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