江戸時代の品川湾は水質も良好で、将軍家に新鮮な車海老や白魚を上納するほど有名な漁村でした。ですが当時の一般的な漁業技術は非常に効率が悪く、伸び上がる需要に対応しきれていなかったようです。
そこでそれを改善すべく、最先端の漁法を知る上方の漁師が指南に訪れ、望んだ漁獲量を得ることができました。またこの時期から海苔の養殖も始まり、いわゆる江戸名産である品川海苔が全国に知れ渡るようになります。ここに品川経済発展の出発点が出来上がり、「しながわ水族館」もまた、その経済に華を添える形で誕生したのです。
しながわ水族館の名物といえば、やはりこれ、イルカショー。とある会社の特撮作品のキャラクターのように、2頭そろって華麗にジャ〜ンプ、ゴム製の大きなサッカーボールをキック、そしてパンチ。といってもイルカは手ではなく、ヒレですね。
イルカにとってヒレは人間の足や手と同じく重要な部位で、泳ぐ際にうまく使って方向転換やスピードアップします。しながわ水族館の飼育員さんが細かく説明してくれますので、うん、うん、と頷きながら見識を深めましょう!
イルカが尾でサッカーボールを観客席に放り込むパフォーマンスでは、子供に当たっても極力痛くならないように、飼育員さんが「手でガードをお願いします」と促してくれます。その必死でガードする子供の姿が、とてつもなく可愛らしく可笑しいです。イルカと遊べるスポット、オススメです。
しながわ水族館で一番の人気スポットは、海底にある「トンネル水槽」。ここでは、透き通ったトンネルを約60種900点の水生動物を楽しむことができます。頭上をアオウミガメやマダラトビエイが、ヒラヒラ泳いでいく姿は必見。照明と相まってシルエット化され、幻想的な空間が寛がります。
そしてなんといってもその後の「クラゲたちの世界」。水槽にただただ漂う姿は、大海原に大冒険しているかのような錯覚に陥るかもしれません。ふと横の子供に目を向けてみると、ゆ〜らゆら、クラゲと共に海を漂っているかもしれませんね。
しながわ水族館は、美味しい料理が自慢のレストランも完備しています。水族館の目の前にある「レストラン ドルフィン」というお店。ここでは「お子様甘口カレープレート(753円税込み)」や「わんぱくキッズプレート(835円税込み)」が子供にオススメです。
写真の料理は人気商品「しながわ丼(1153円税込み)」。昔、品川沖で獲れていた魚介を再現した海鮮丼で、とっても美味。ピリッと利いたワサビ醤油が添えられており、少し子供向けではないですが、それのみでも十分楽しむことができますので、料理自体をシェアするのもいいかもしれませんね。
体は小さいが宿るパワーは無限大、子供たちにガツガツ食べてもらって健やかに成長してもらいましょう!
幻想的で神秘的な風景。このまま何も残さず帰るのはもったいない、そんな方にオススメポイントがクラゲエリアの次にある「海の宝石箱」。
ここでは、色とりどりのサンゴや様々な水生動物を楽しむことができます。比較的大きな水槽なので、ココを背景に撮影すると、体がすっぽりサンゴの海に入っているかのような素敵な写真を撮ることができます。
そんな素敵なポイントもある観光スポット「しながわ水族館」。近郊、遠方問わず行って損無し、子供たちも大納得。さあみんなで一緒に、ゆ〜らゆら!
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2023/12/8更新)
- 広告 -