写真:いしい ひい
地図を見るエイブリーアイランドに入る通行料が1ドルかかるのみで、タバスコ工場見学はいつでも無料! ビジター用のツアーが随時行われていて、タバスコの歴史を学習したり、製造過程を見学をすることができます(ボトリングが見られるのは月〜木のみ)。工場の人たちもとってもフレンドリー!
タバスコの歴史は1868年に遡ります。この地に移住したマキルへニーさん一家が、タバスコペッパーという唐辛子の種をまき、その果実とこの地で豊富に取れる岩塩を使って、生牡蠣に合う美味しいソースを作ろう! と思いつき、ソースの開発を始めたのです。
完成したタバスコソースは、香水の空きビンに入れて販売されました。今日のタバスコにも、その当時のビンの形が受け継がれています。
現在エイブリーアイランドの工場では1日あたり70万本ものソースが瓶詰めされ、世界168カ国に販売されています。
写真:いしい ひい
地図を見る工場の片隅、樽の中で熟成されるタバスコソース。スパイシーな香りがたちあがります。タバスコはじっくり時間をかけて作られる発酵食品。手摘みしたタバスコペッパーをすりつぶし、エイブリーアイランドの地下に広がる岩塩ドームから採取される天然塩と混ぜ、オーク樽で3年間熟成。そして仕上げにお酢を加えるなど最終調整の後、さらに1ヶ月寝かせて完成します。
ピリッと辛いだけでなく独特の旨味のある調味料は、きちんと手間ひまかけて作られたスローフードなのです!
写真:いしい ひい
地図を見る工場に隣接するタバスコ・カントリーストアは必見の場所! 木造立ての素朴な外観のストアに入ると、オリジナルの赤いソースのみならず、マイルドなチポトレソースから激辛のハバネロソースまで、様々な種類・サイズのタバスコがあります。試食もできるのでいろいろ試してみましょう。タバスコのミニボトル詰め合わせやタバスコ関連商品、ここでしか買えないレアなお土産を見つけることができますよ♪
是非味わって欲しいのが、タバスコ・アイスクリーム。本物のタバスコが入ったアイスクリームです。クリーミーなのに喉ごしが辛い、何とも不思議な味わい!
写真:いしい ひい
地図を見るタバスコ工場に行ったら、そのすぐ隣のジャングルガーデンにも必ずお立ち寄りください。ルイジアナ州独特の湿地帯が広がり、豊かな自然に触れられるネイチャーセンターです。
スパニッシュモスという、木に寄生する白い房のような植物も、アメリカ南部ならではの風景。よどんだ水がゆったりと流れる「バイユー」という川では、ワニがのんびりと泳いでいくさまが見られます。鹿やアライグマなどの動物、そしてたくさんの鳥たちの楽園でもあります。
マキルへニーさんはタバスコの販促に手腕を発揮する一方で、自然保護にも熱心でした。ユキコサギという鳥を絶滅の危機から救うため、ここにコロニーを作って保護したのです。おかげで現在はエイブリーアイランドのあちこちで美しい白いサギが舞う姿を見ることができます。
エイブリーアイランドはタバスコの里であるだけでなく、鳥や動物たちの里でもあるのです!
アメリカ南部最大の観光都市ニューオーリンズやフランスのエッセンスが感じられるラファイエットなど、独特な文化を持つルイジアナ州には、タバスコソースを生み出した豊かな自然が広がっています。
エイブリーアイランドのタバスコソース工場を訪問したら、これまで何気にパスタにふりかけていたタバスコが、より愛おしいものになるに違いありません。
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(2024/10/13更新)
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