要塞都市サンマロの象徴とも言うべき、町全体を囲む城壁。町中に入るために要塞のゲートをくぐると、そこには昔ながらの美しい街並みが広がっています。半日もあれば十分に散策できるほど小規模な町なので、まずは城壁に沿ってゆっくりと町を1周歩いてみましょう。海側の城壁に行きついたら、外へと繋がる階段を上っていくと見晴らしの良い遊歩道に出ます。ここから見渡す町全体の景色は中世の風景を見事に残しており、観光客に人気のスポットです。
ガレットとはブルターニュ地方発祥のそば粉のクレープのこと。トッピングによって、お食事用とデザート用のものとがあります。お食事用のガレットは卵やベーコン、チーズなどと一緒にいただくのが一般的ですが、サーモンやホタテのガレットもおすすめです。デザート用はチョコレートやクリーム、フルーツをトッピングしたものなど、メニューは多数。これで満腹になるの?と思う方もご心配なく!生クリームやチーズなど具がたっぷり入っているため見た目よりもお腹にずっしりきます。
おすすめは町の中心部にあるガレット専門店「Creperie Le Tournesol」。とってもフレンドリーなこちらのクレペリーで、ぜひ本場のガレットを味わってくださいね。そば粉から作られている生地はヘルシーで、表面はカリッと中はモチモチ。香ばしい風味が口いっぱいに広がります。
日本でも知名度があがりつつあるシードルは、ブルターニュ特産の爽やかなリンゴの発泡酒です。アップルサイダーのような飲みやすさが特徴で、サンマロのほぼ全部のカフェやレストランに置いてあるメジャーなお酒。ガレットを食べる際に、一緒にシードルも注文してみましょう。グラスではなく大きなボウルになみなみと注ぐのが本場のシードルの飲み方。どんなお料理にも合わせやすく、アルコール度数も5%程度と低いので気軽に楽しめます。
サンマログルメで外せないのがシーフード!レストランや魚屋さんではいろんな魚介類が陳列されていますが、その中でもおすすめはカンカル産の牡蠣。牡蠣の名産地として有名なカンカルはサンマロから30分ほどの場所に位置するため、サンマロでも新鮮で身がぎっしりと詰まった濃厚なカンカル産の牡蠣が楽しめます。
大きなものも食べ応えがありますが、小粒の方が牡蠣そのものの味が濃厚です。レストランではよーく冷えた白ワインと一緒にカンカル産の牡蠣を堪能してください。バターたっぷりのパリパリのバゲットをお供に楽しむのがツウな食べ方です。
ブルターニュは「ゲランド」というこの地方で採れる海塩と、それを使用した有塩バターの生産が盛んな地方です。塩分の効いた濃厚なバター使ったクイニーアマンや厚焼きクッキーなど、魅力的なお菓子がサンマロにはいっぱい!まさにスイーツ天国です。その中でもバターの風味が香る、甘くてしょっぱい塩キャラメルが観光客だけではなく地元の人にも大人気。塩キャラメルを使ったガレットやマカロン・キャンディなど、サンマロスイーツのラインナップは盛りだくさんです。口当たりがよいのでたくさん手が伸びてしまいそうですが、食べ過ぎには注意してくださいね。
サンマロにはいくつか観光スポットもあるので、ぜひ足を運んでみてください。海岸へ出ると遠浅にはグラン・ベ島とプティ・ベ島と呼ばれる小さな島が存在しており、潮の引いた時間だけ陸続きなるこの島へ歩いて渡ることができます。特にグラン・ベ島から臨むサンマロの城壁は見事な景色です。旧市街にはステンドグラスが美しいサンヴァンサン大聖堂が建っています。同じような路地がひしめいている旧市街では、この高くそびえる大聖堂が目印にもなります。
フランスといえばパリ!という人も少なくないはず。でもせっかくフランスに来たのなら、ちょっと足を延ばしてサンマロを訪れてみましょう。都会とはまた違う楽しみ方ができるサンマロで、ゆったりとした時間の流れの中で美しい景色とグルメを満喫してくださいね。
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(2024/10/15更新)
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