写真:Naoyuki 金井
地図を見る隈研吾氏のデザインを知らない方は多いと思いますが、代表的な建造物が浅草にある『浅草文化観光センター』。
浅草雷門交差点角にある観光案内所で、浅草の歴史・文化、観光スポットなどを知ることができる施設ですから、知らずに入館されていた方も多いのではないでしょうか。
屋根を積み重ねるという新しい試みの建築作品で、浅草と云う古き良き街にマッチした和を感じながらも、どこかモダンさを感じることのできる建物です。
8階には無料の展望テラスと共に、《ミハラシ・カフェ》があるので、内装と眺望を楽しんでみてはいかがですか。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る表参道の閑静な住宅街に突如現れた“竹カゴ”のような建造物が『サニーヒルズ南青山』。
台湾のパイナップルケーキメーカー・サニーヒルズが、2013年12月に日本第1号店としてオープンしたもので、そのインパクトあるフォルムで無料試食ができる嬉しいお店です。
日本の木造建築の伝統技術である“地獄組み”という名のジョイントシステムを用いており、奇をてらったようでいながら、しっかりと日本の文化を踏襲しているデザインに好感がもてます。
木材と樹木の融合をスイーツとともに楽しんでみてください。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る意外なところにあるのが、東京大学本郷キャンパス内の情報学環の新分野の研究棟である『ダイワユビキタス学術研究館』。
金属や石と云った硬質な材質で造られた従来のキャンパスイメージを破壊し、木と土でできた柔らかで憩いのある建築を目指したものです。
まるでうろこのようなインパクトのある建物の中には、何と湯島の人気割烹《くろぎ》と恵比寿の《猿田彦珈琲》がコラボした和菓子『廚菓子くろぎ』があります。和食が無形文化遺産になったことから、和菓子も発展していくべきであると開店したのです。
東大生の気分で和菓子と珈琲をこのデザインのなかで味わってみてはいかがですか。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る新国立競技場のテーマは“木と緑のスタジアム”で、緑をテーマにしたデザインのミュージアムが表参道の『根津美術館』。
コンクリートの無機質なミュージアムではなく、大きなガラス窓によって緑の庭と一体化したミュージアムで、これにより庭と建築とアートが融合した空間ができあがったのです。
その美術館内にある『NEZUCAFE』もまた、店内の壁面の大部分を占めるガラス越しに見える緑を取り入れて“都会のオアシス”と呼ばれています。
緑に囲まれた開放感のあるカフェで、庭園と名物のミートパイを召し上がってみてはいかがですか。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る都市の中の“居間”として構想されたミュージアムが『サントリー美術館』。
都市全体を大きな家の室内とすると、都市には食堂や廊下はたくさんありながら、安らげる居間が無いこということから、この美術館が、憩いの場であれと設計されたものです。
人に優しいホワイトオーク等を使用し、日本の伝統的な窓からの優しい光で人間とアートの結びついた憩いの居間を造り上げたのです。
美術館全体が居間であるなら、その中にある『shopxcafe』は、まさに“ちゃぶ台”ともいえるカフェです。
東京の居間で、金沢の名店《不室屋》が作り出す新しい甘味を楽しんでみてください。
隈研吾ワールドはいかがでしたか。
ほんの一握りの例ですが、そのインパクトと共に安らぎを感じることが氏のデザインの醍醐味かもしれません。
東京以外でも、スターバックスコーヒー 太宰府天満宮表参道店(福岡県)、カフェ・クレオン(富山県)といったカフェや、オリーブベイホテル(長崎県)、ATAMI 海峯楼(静岡県)などのホテル、そして九州芸文館・本館(福岡県)といったミュージアムなどがありますので、2019年までに是非、楽しんでみてください。
この記事を書いたナビゲーター
Naoyuki 金井
首都圏の神社を中心に小さな歴史絵巻を集めているジンジャーハンター。パワースポットのみならずサブカルやグルメなど、ニッチでギークな旅を紹介しています。皆様の旅にレアな彩を添えられれば、この上ない喜びです…
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