秘密の抜け道!?大阪「安治川隧道」は全国でも珍しい沈埋トンネル

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秘密の抜け道!?大阪「安治川隧道」は全国でも珍しい沈埋トンネル

秘密の抜け道!?大阪「安治川隧道」は全国でも珍しい沈埋トンネル

更新日:2015/11/23 11:49

礼 不二子のプロフィール写真 礼 不二子 気まま旅ブロガー

大阪市西区と此花区を結ぶ日本初の沈埋トンネル「安治川隧道(あじかわずいどう)」。1944年(昭19年)に完成し、戦時中の空襲の被害もなく現在も貴重な交通手段として残っています。通れるのは、歩行者と自転車のみ。
川底なので、夏涼しく冬暖かく過ごしやすいトンネルです。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行かれた時に秘密の抜け道に利用できるかも?

「安治川隧道」の北側出入口

「安治川隧道」の北側出入口

写真:礼 不二子

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地下鉄・阪神九条駅から、商店街を抜けて徒歩約10分。大阪市西区「源兵衛渡」交差点にある殺風景な建物?
ここは、1944年(昭和19年)に開通した日本初の沈埋トンネル「安治川隧道(あじかわずいどう)」の南側出入口。
この建物の裏に流れている「安治川」には、人と自転車のみが通行できる、「海底」ならぬ全長約80mの「川底トンネル」があるのです。

大阪市南西部は河川が多く、船舶の航行盛んで架橋が困難だったため、古くから大阪市による渡船が多数運航されていました。
安治川を渡る人・自転車の交通量の増加にともない、「安治川隧道(あじかわずいどう)」は1944年(昭19年)9月15日に開通しました。開通にともない4つの渡船が廃止され、安治川隧道の場所にあった「源兵衛渡船」もその中のひとつ。
現在は「源兵衛渡」交差点にその名を残すのみとなっています。

開通当初は自動車も通行可だった

開通当初は自動車も通行可だった

写真:礼 不二子

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完成当時は、車両も通行できました「安治川隧道」。1963年(昭38年)に国道43号線に安治川大橋が開通したことにより、人と自転車専用のトンネルとなりました。
出入口の建物には、外からみると3基のエレベーターの入口があります。そのうち2基が自動車専用エレベーター。

自動車はエレベーターを利用し、トンネルへ入る方式がとられていました。自動車専用のエレベーターは現在は稼働することはないですが、日本初の沈埋トンネルの歴史のひとつです。入口は蓋をされ残っています。注意書きの看板やインジケーターもそのままあります。
これが1944年(昭19年)戦時中に、造られていたとは驚きですね。

人と自転車用エレベーター

人と自転車用エレベーター

写真:礼 不二子

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「安治川隧道」は24時間通行可能。
隧道に入るには、階段と自転車も利用できるエレベーター。(エレベーターは午前6時から午前0時まで)
戦争中に完成し、大阪市内の空襲でも安治川トンネルは損傷することもなく、現在までずっと長い間市民の「川を渡る」重要な交通手段として使われています。

「安治川隧道」夏涼しく冬暖かく

「安治川隧道」夏涼しく冬暖かく

写真:礼 不二子

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トンネルとなると暗いイメージが浮かんできますが、全長約80mで幅は2.4メートル。壁の色も明るく地下街の通路のイメージですね。
川底なので夏涼しく冬暖かく。地上とは違って過ごしやすいのもいい所ですね。

「安治川隧道」の北側出入口

「安治川隧道」の北側出入口

写真:礼 不二子

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「安治川隧道(あじかわずいどう)」の北側出入口。南側出入口と左右対称の造りです。こちらは大阪市此花区になります。
ここから最寄駅のJR・阪神西九条駅から北へ徒歩約3分で行く事ができます。日本でも珍しく、日本初の沈埋トンネル。
貴重な土木遺産として、大阪市民の貴重な交通手段として現存する「安治川隧道」。川底を渡り、大阪市庶民の生活にふれてみるのもいいかもしれません。

最後に

安治川隧道は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへの抜け道としてもお勧めです。
JR西九条駅はユニバーサル・スタジオ・ジャパンの最寄り駅ユニバーサルシティウォーク駅へむかうJRゆめさき線の分岐駅。
大阪市中心部に向かうのに、JR西九条駅から環状線利用。もしくは阪神西九条駅から阪神なんば線を利用する方法があります。
しかし、西九条駅から「安治川隧道(あじかわずいどう)」を徒歩で移動。そして地下鉄中央線九条駅から大阪市内中心部に向かうのもひとつかもしれません。
全国で珍しい川底を渡り、混雑を避ける。このコースお勧めです。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/18 訪問

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