釜山港国際旅客ターミナルから国鉄釜山駅までは、シャトルバスで5分以内。徒歩でも10分ちょっと。
釜山の海の玄関口から抜群のアクセスを誇ります。
海路、釜山にやってきた旅行者にとって、ターミナルへのアクセスや釜山での観光を考えると、国鉄と地下鉄の釜山駅周辺は最も便利な拠点と言えるでしょう。
幸い、釜山駅周辺にはリーズナブルなホテルやゲストハウスなどがいくつも軒を並べています。
そのなかでも日本人旅行者にオススメなのが、国鉄駅に隣接するように建っている「東横イン釜山駅1」です。
看板こそハングル文字になっていますが、こちらはれっきとした東横イングループの経営なので、その内部はロビーや客室、アメニティにいたるまで、日本の東横インそのもの!
また、カウンターでは日本語が通じるので、韓国語ができない人でもストレスを感じずに快適なホテルライフを送ることができます。
そして朝食の無料サービスや、客室でのWi-Fi利用無料、ナイトウェアの無料貸し出し、コインランドリー使用可能などなど、日本の東横インとまったく同じサービスももちろん受けられます。
釜山駅エリアで宿を選ぶなら、まず「東横イン釜山駅1」をチェック!
釜山駅から地下鉄を使えば、南浦洞やチャガルチ市場、西面といった定番観光エリアは乗り換えなしでアクセスできます。
しかし、広安里や海雲台といったリゾートビーチとなると、乗り換えも必要で、移動時間もそれなりにかかります。
さらに、ここ最近人気急上昇の「海に面したお寺」海東龍宮寺や、「天気のいい日には対馬が見える」太宗台などの郊外にあるスポットへは、地下鉄だけではとても行けません。
こうしたスポットを効率よく一巡してくれるのが「釜山シティツアーバス」。
2015年10月現在、予約なしで乗車できるレッド・ブルー・イエローの3路線と、太宗台をめぐる別会社のコースがあります。
このほか、事前予約制の「夜景鑑賞バスツアー」も大人気。
このツアーのおかげで、これまで個人旅行では行きにくかった海東龍宮寺へも簡単にアクセスできるようになっています。
そして、バス停の案内には日本語アナウンスもあるので、目的地での乗り過ごす心配もありません。
このシティツアー、「東横イン釜山駅1」の目の前がバスの発着地となっています。
目当てのバスの発車直前までロビーでゆっくりしてから、乗車なんてこともできるんです。
そしてツアーが終わってバスを下車すれば、目の前は自分の宿!
他のホテル宿泊者に比べて、とても快適な釜山バスツアーをアレンジできます。
地下鉄にも乗らず、バスツアーにも参加しなくても、駅周辺で観光を楽しめるスポットはあります。
これから紹介するのは、観光と言うよりは、「ああ、ここは紛れもなく海外なんだ!」という気分をたっぷり味わえるエリアです。
釜山駅前の広場から大通りの信号を渡って、一本裏通りに入るとそこは・・・。
数年前までここは、ちょっと怪しげなストリートでした。
実は釜山中華街のメインストリートなのですが、横浜や神戸のチャイナタウンと比べて、あまりに小さく、そしてさびれた雰囲気でした。
ところが、この数年で中国人観光客が多数釜山を訪問するようになった影響もあるのでしょう、すっかりきれいに整備され、観光客の姿も目立つようになっています。
でも、横浜や神戸と明らかに違うのは、ロシア語の看板が異様に目立つことです。
ロシア人の姿も少なくありません。
そして、中国料理店に負けないほどのロシア料理店が。
メニューを見るとボルシチなどロシア料理の定番が並びます。
なかにはシルクロードのウズベキスタン料理店もあり、一気にエキゾチックなムードが漂います。
どうやら釜山の中華街は、純然たるチャイナタウンではなく、半ばロシア人街となっています。
ロシア料理やウズベキスタン料理もめずらしいし、けっこう安価なので、ここで試してみるといいでしょう。
ただし、夜が近づくにつれて、この周辺もちょっと怪しげな雰囲気に変わってきますので、訪れるのは日の高いうちがベターかもしれませんね。
あと、旅行者にとってこの中華街を訪れる価値があるとすれば、両替商が多いことでしょう。
「換銭」とか「CHANGE」と書かれ、$や¥が表示されていれば、そこは間違いなく両替店。
国際旅客ターミナルの銀行よりもレートがいいので、ここでウォンに換える旅行者も多いようです。
ただし両替も、先述の理由から、なるべく日中にどうぞ。
釜山中華街(なかばロシア人街)は、ちょっとディープな感じでしたが、いま、韓国の人たちの間でも人気が高いスポットが釜山駅前に存在します。
それは、草梁(チョリャン)イバグキル。
草梁とは、国際旅客ターミナルのある海側とは釜山駅をはさんで正反対の山側にある地域の名。
イバグキルとは、日本語に直すと「物語の道」といったニュアンスの釜山方言です。
この山の斜面には、かつて朝鮮戦争(1950〜53年)の際に釜山に逃れてきた避難民が定住し、集落を形成しました。
ここ数年、この集落を「都市再生」するプログラムが進められ、路地裏歩きのコースとして観光地化されたのが「草梁イバグキル」です。
同様の理由で観光地化されたものには、いま釜山観光でも大人気を博している「甘川文化マウル(村)」が有名ですが、いまやそれをしのぐほど赤マル急上昇のスポットとなっています。
釜山駅前をスタートしてから、終点まで片道およそ1時間のコース。
途中に、「168階段」という文字通り168段の急階段があり、なかなかの運動を強いられますが、階段を上りきったところからの釜山港や市街の眺望は最高ですよ。
体力に自信がない、という人には釜山駅前広場から、画像右下のような観光自転車「イバグ自転車」に乗ってイバグキルを巡ることもできます。
大人ひとり1万ウォンと、お値段もまずまず。
案内の運転手さんは韓国語しかできなさそうですが、最高の眺望を求めるなら利用価値は大ですよ!
釜山観光のハイライトのひとつといえば、夜景。
先述のシティーツアーバスの「夜景コース」も予約で常に満席というくらいの超人気です。
釜山の夜景といえば海雲台やマリンシティ、広安里の広安大橋などが有名ですが、新たな夜景スポットが誕生しているのをご存じない方も多いでしょう。
それが釜山港大橋のライトアップ。
釜山港大橋は、新しい国際旅客ターミナルのある釜山北港に架かる韓国最長の斜張橋で、別名「北港大橋」と呼ばれています。
2014年春に開通したばかりで、フェリーで釜山を訪れる、あるいは離れる場合、必ずこの橋の下をくぐることとなり、日本と釜山の船旅のハイライトとなっています。
大阪と釜山をつなぐフェリーに乗ると、大阪出港直後に明石海峡大橋をくぐりますが、この橋はライトアップで有名ですよね。
そして釜山港大橋も明石海峡大橋と同じく、美しいイルミネーションが自慢です。
このライトアップ、実は釜山駅からじっくり眺められるんです。
釜山駅の3階にエスカレーターで上がり、海側のほうの出口を抜けると、テラスになっています。
そこからは美しいイルミネーションに彩られた釜山港大橋が!
また、国際旅客ターミナルも、パープルにライトアップされて、闇夜にぼうっと浮かび上がっているさまが、なかなか幻想的です。
日が暮れると、釜山っ子や駅を利用する人たちが、このテラスに上がって夜景をバックに記念撮影する姿が見られます。
駅の3階にはいわゆる「駅ナカ」レストランがいっぱい。
ビビンパやチゲ定食など韓国料理を味わえるレストランに、ロッテリアなど日本でもお馴染みのファストフード店、そして「おにぎりと牛丼の店」なんてものもあります。
夜景を眺めつつ駅ナカレストランでディナーもいいですよ。
国際旅客ターミナルの移転で、にわかに活気づいてきた釜山駅とその周辺。
中華街や草梁イバグキルなど観光スポットの整備も進み、釜山の見どころとして定着しています。
また、隠れ夜景スポットの北港も、いまは更地が広がる殺風景な印象ですが、今後はここにさまざまな施設が建設される予定で、釜山港もこれまでとは全く違った姿をみせることになるでしょう。
新しい釜山は、ここ釜山駅周辺から産声を上げます。
その息吹を感じたいなら、釜山駅エリアは今後見逃せません。
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/10更新)
- 広告 -