日本百景&日本の滝百選「神庭の滝」は最高の避暑地

日本百景&日本の滝百選「神庭の滝」は最高の避暑地

更新日:2017/05/24 13:02

広島 らっこのプロフィール写真 広島 らっこ 子連れトラベラー、食べ歩きを愛するママライター
岡山県真庭市(まにわし)にある「神庭(かんば)の滝」は日本百景であり、日本の滝百選にも選ばれている、西日本で最大規模の滝です。高さ110メートルから繰り出される水しぶきと冷んやり涼しい洞窟「鬼の穴」は夏の暑さと相性抜群!必ず歩きやすい靴をご用意くださいね!

静かに流れる「玉垂の滝」がお出迎え

静かに流れる「玉垂の滝」がお出迎え

写真:広島 らっこ

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岡山県真庭市にある神庭の滝。高さ110メートル、幅20メートルの断崖絶壁を落下する滝の豪快さは、西日本一の規模を誇っています。その滝の音は、駐車場に車を停めドアを開けた瞬間から聞こえるほど。滝までの道は木陰におおわれ、空気も滝の水しぶきに冷やされているのか、とても涼しく感じますよ。

入り口から料金所まで行く途中にまず、「玉垂(たまだれ)の滝」があります。草葺き屋根から雨のしずくが落ちる姿に似ているから、又は、水滴が絶え間なく落ちる姿が水晶の玉を連ねているように見えるため「玉垂の滝」と名付けられたそうです。

道なりに歩いていくと、さらに滝の音が大きくなります。遠くから滝を探しながら歩くのもいいですが、道だけを見て、目の前に来るまで滝を見ないでおくのもおすすめです。一番奥まで行って、ぱっと目を上げると、目の前一杯に滝が広がりますよ!

滝から降りてくる風と水しぶきは最高のミスト

滝から降りてくる風と水しぶきは最高のミスト

写真:広島 らっこ

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遥か高い所から落ちてくる滝の水しぶきと、体で感じる滝の音がたまりません!青々とした緑と滝の水しぶきに囲まれてマイナスイオンたっぷり、夏の暑さも忘れて癒されちゃうこと間違いなし!

滝の中央にある黒い岩は、落下する水しぶきに逆らってのぼる鯉に似ていることから「鯉岩」と呼ばれているそうです。
そして下流には、石灰岩が浸食されてできた「鬼の穴」と呼ばれる洞窟があります。

真夏でもひんやり冷たい「鬼の穴」

真夏でもひんやり冷たい「鬼の穴」

写真:広島 らっこ

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滝から入り口に戻る途中に、鬼の穴へ向かう道があります。山の斜面を縫う細い道なので、歩きやすい靴でないと危ないかもしれません。

入り口には、
「中へ入ると20分だけ電気がつきます。20分以上滞在する人はもう一度入り口まで戻ってきて電気をつけてください」
と案内があるので、20分以内に出てくるようにしてくださいね。

中へ数歩入ると、クーラーがガンガンに効いた部屋のような、寒いくらいの空気を味わえます。上を見上げると、コウモリが寝ている姿を見られることも。くねくねと蛇行して先が見えないのと、どこまで続くのか分からない暗闇。全身の神経が研ぎ澄まされるような気分になる不思議な空間です。一番奥の様子はぜひ自分の目で確かめてみてください!

野生の猿にご用心!

神庭の滝周辺には野生の猿が生息しているので、時折その姿が見られることもあります。中には人に慣れた猿もいるので、飲食物は持ち込まないのは勿論、食べ物に見えるようなもの(ビニール袋など)はかばんの中にしまうようにしましょう。
猿の姿をどうしても見たいという人は、真庭市のホームページから見られるライブカメラで猿がいるかチェックしてみるという手もありますよ。

木陰、水の音、滝の水しぶきと、鬼の穴。神庭の滝で、心も身体も暑さから解放されるひとときを過ごしてはいかがでしょうか。



神庭の滝自然公園
・開園時間
8:30〜17:15(年末年始は休園)
・入場料
大人:300円 
小中学生:150円

※注意
野生の猿が生息する為、ペットの同伴は禁止されています。

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/06/11 訪問

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