名古屋「トヨタ産業技術記念館」は大人も子供も楽しめる!

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名古屋「トヨタ産業技術記念館」は大人も子供も楽しめる!

名古屋「トヨタ産業技術記念館」は大人も子供も楽しめる!

更新日:2017/11/11 19:28

KISHI Satoruのプロフィール写真 KISHI Satoru 岬の狩人、伝記研究者、旅するパンクス

愛知県名古屋市にある「トヨタ産業技術記念館」は、様々な実演や体験を通して“モノづくり”の楽しさを再認識させてくれる、子供から大人まで夢中になれる社会科見学の場所。また経済産業省の認定した“近代化産業遺産”でもあります。
布地を製造する自動織機の発明に一生を捧げたトヨタグループ創始者・豊田佐吉と、自動車製造に情熱を注いだトヨタ自動車の創業者・豊田喜一郎と共に「トヨタ産業技術記念館」を御紹介致します。

トヨタグループの発祥の地に建つ「トヨタ産業技術記念館」

トヨタグループの発祥の地に建つ「トヨタ産業技術記念館」

提供元:トヨタ産業技術記念館

http://www.tcmit.org/地図を見る

愛知県名古屋市西区則武新町(のりたけしんまち)の「トヨタ産業技術記念館」は名鉄・名古屋本線の栄生駅(さこうえき)から徒歩約3分の場所にあり、電車でのアクセスも便利。もちろん無料駐車場もあるので車の利用者も安心です。

1994年(平成6年)、「トヨタ産業技術記念館」はトヨタグループの共同事業としてグループ発祥の地である“旧豊田紡織株式会社本社工場跡”に開館。
建築史的にも貴重な赤レンガの建物を産業遺産として保存、活用しながら近代日本の重要な基盤となる産業のひとつの“繊維機械”と現代においても進化し続ける“自動車技術”の変遷を紹介しています。
また赤レンガの建物は建設省(現在の国土交通省)により、優れた公共建築物として、1998年(平成10年)には“公共建築百選”の一つにも選ばれています。

巨大な「環状織機」がロビーに展示

巨大な「環状織機」がロビーに展示

写真:KISHI Satoru

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童話「鶴の恩返し」で、ギッコンバッタンと機織(はたお)りしているのを御存知だと思います。その後、近代になると布を自動でつくる機織り機、自動織機(しょっき)が開発されます。その開発を成し遂げたのが現在のトヨタグループの創始者・豊田佐吉(とよだ さきち、1867年〜1930年)です。

豊田佐吉は“動力を空費せず、超広幅の布を静かに製織できる”環状織機を1906年(明治39年)に発明しました。「トヨタ産業技術記念館」のロビーには「飽くなき“研究と創造の精神”と、“モノづくり”の大切さを広く社会に伝える」という基本理念のシンボルとして環状織機が展示されています。さらに一日に4回の実演も行われます。

「障子を開けてみよ。外は広いぞ」豊田佐吉と織機

「障子を開けてみよ。外は広いぞ」豊田佐吉と織機

写真:KISHI Satoru

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豊田佐吉は、1867年(慶応3年)に遠江国(とおとうみのくに)敷知郡(ふちのこおり)、浜名湖の西にある山口村(現在の静岡県湖西市山口)に生まれた発明家、実業家で、トヨタグループの創始者。貧しい郷里、そして日本を豊かな国にしたいと大志を抱き研究を続け、豊田式木鉄混製力織機「豊田式汽力織機」、無停止杼換(ひがえ)式豊田自動織機「G型自動織機」を始めとして、その発明は生涯を通じて119件にもなりました。

発明家としての柔軟な発想を如実に表す、豊田佐吉の言葉があります。「障子を開けてみよ。外は広いぞ」という金言です。新しい知識、世界、可能性へと向かう姿勢が見て取れます。上海工場の設立、インドへ織機を輸出、イギリスに国産技術の譲渡と海外展開という事実がその言葉の裏付けにもなり、現在のトヨタ生産方式の“カイゼン”にも通じています。

「繊維機械館」では、様々な実演を通して“紡ぐ・織る”技術の基本と歴史を学べます。オペレーターによる実演や解説、ボタン操作による機械の始動・運動を目の前で見ることができます。

「挙母市から豊田市への市名変更」豊田喜一郎と自動車

「挙母市から豊田市への市名変更」豊田喜一郎と自動車

写真:KISHI Satoru

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豊田喜一郎(とよだ きいちろう、1894年〜1952年)は、トヨタ自動車の創業者。豊田佐吉の長男として生まれ、東京帝国大学工学部機械工学科卒業し、豊田紡織に入社、欧米出張の際に自動車産業の発展を予見。1926年(大正15年)に豊田自動織機製作所が設立されると常務取締役技長に就任、後に自動車製作部門を新設、1937年(昭和12年)にはトヨタ自動車工業株式会社として独立します。

1938年(昭和13年)、愛知県西加茂郡挙母(ころも)町に土地60万坪(約200万平方メートル)を購入し自動車一貫生産工場を建設します。1959年には全国有数の「クルマのまち」に成長したことから、挙母から豊田(とよた)と名称が変更されるまでに至ります。

「自動車館」では、開発・生産技術の変遷を学べます。土・日・祝日には小・中学生対象の「わくわく体験コーナー」でクルマをつくる本物の機械を使って、携帯ストラップ、ゴム駆動車、メタルキーホルダーなどの“モノづくり”も体験できます。

家族で楽しめる「ワークショップ」やパートナーロボットの「演奏会」

家族で楽しめる「ワークショップ」やパートナーロボットの「演奏会」

写真:KISHI Satoru

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週末ワークショップ(要・事前申し込み)では、さらに多くの“モノづくり”体験プログラムが用意されています。その他、蒸気機関、金属コーナーなどでの実演も多く行われ、ミュージアムショップでは、繊維機械にまつわる商品から自動車関連グッズまで幅広いラインナップのオリジナルグッズが販売されています。

ミュージアムショップ前の南ロビーでは、人のパートナーとして、人をサポートする二足歩行型の“パートナーロボット”によるバイオリンの演奏が一日5回開催されます。特に指使いや腕の動きにビックリ。大人も子供も興味津々で集まり、見事な演奏会を楽しむことができます。

「繊維機械館」と「自動車館」共に、スタッフによるガイドツアーや音声ガイドの貸出〔日・英・中(簡体・繁体)・韓〕のサービスもあるので展示場入口にて御確認下さい。

愛知・名古屋「トヨタ産業技術記念館」のまとめ

上記の他に、繊維機械や自動車に使用されている原理や仕組みを取り入れたゲームやアトラクションの揃った“テクノランド”、ソフトドリンクや軽食を取れる“ミュージアムカフェ”、ランチメニューやデザートを楽しめる“レストラン”も完備されているといった充実の館内です。

自動車や織物に興味を持っている方、また小さなお子様連れの御家族には最適なスポット愛知県名古屋市にある「トヨタ産業技術記念館」を訪れて楽しい社会科見学を満喫してみて下さい。
以上、様々な体験を通して“モノづくり”の精神に触れられる「トヨタ産業技術記念館」の御紹介でした。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/23 訪問

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