写真:阿部 吾郎
地図を見る可睡ゆりの園は東名高速袋井インターチェンジから約5分ほどで到着します。新東名の森掛川からは15分ほどです。ただし、週末は周辺道路の渋滞がありますので、公式ホームページのアクセスマップに渋滞を避けられるルートが紹介されていますので、そちらを参考にしてください。電車ですと東海道本線の袋井駅から可睡斎行のバスをご利用ください。20分ほどで到着します。
広さ3万坪ですので、園内はかなり広いです。歩きやすい服装・くつで出かけることをおすすめします。女性は日焼け対策も必須です。池や滝があったり、丘があったり、木がたくさんあって日陰もありますので、のんびり散歩するのには最適です。ゆり天ぷらが食べられるお食事処や甘味処もあります。
開園期間は例年5月末頃から7月初旬。まだ間に合いますので是非でかけてみてください。
写真:阿部 吾郎
地図を見る園内に入ると正面に池があります。この池に沿って奥に進んでいくと、一面黄色のゆりで埋め尽くされた場所に出ます。花の名所といわれる場所はたくさんありますが、これだけ広い場所に一色の花が咲いている光景はあまり見たことがありません。
写真:阿部 吾郎
地図を見る黄色いゆりの花畑を抜けると、小高い丘に出ます。この丘の斜面を5色のゆりが華麗に彩っています。まさに色彩の嵐といった感じです。オレンジ、黄、赤、ピンク、白。黄色1色の広大な花畑にも驚きましたが、パステル系の明るい色が点在する風景を見ていると心がうきうきしてきます。
写真:阿部 吾郎
地図を見るゆりの種類はスカシ系とオリエンタル系に分類されるそうです。6月中旬ごろまではスカシ系、それ以降はオリエンタル系の花が咲きます。スカシ系は花が上を向いており香りがほとんどないのが特徴です。花びらと花びらの間に隙間があり後ろが透けてみえるところからこの名前がついたそうです。写真はスカシ系のブラックアウトという品種です。確かに花は上を向いていますね。
オリエンタル系はハイブリットとも呼ばれ、ヤマユリ、ササユリなど日本の原種をベースに交配によって作られて種類で、芳香があります。ゆりの芳香は人間の副交感神経に作用してホルモンの分泌を促す作用があるそうです。
写真:阿部 吾郎
地図を見るさらに進むと白、オレンジ、黄色、赤一色の場所が続きます。そしてクライマックスは5色ゆりで縞模様が描かれている丘です。この丘をまずは下から眺めて、それからちょっと汗をかきながら丘の上に登ってみてください。上からの眺めが最高です。
ところで可睡という地名、かなり変わってますよね。この写真で5色のゆりの向こうに見える建物ですが、これは可睡斎です。可睡の地名はここから来ています。1401年に建立された曹洞宗の禅寺です。もともと東陽軒という寺号だったそうですが、徳川家康が浜松城主だった頃に、このお寺の11代住職がお城に招かれた際、家康の前で居眠りをしてしまいました。家康は「和尚は私をかわいい子供のように思っていてくれる。だから私の前で安心して居眠りをなさるのだ。和尚眠るべし(可睡)。」と言って喜んだという。それ以来住職は可睡和尚と呼ばれ、寺号も可睡斎となったそうです。おもしろい話ですよね。
可睡斎はゆりの園から徒歩5分ほどの場所にあります。是非立ち寄ってみてください。
今年の開園期間はあと3週間ほどです。次の週末にでかけてみては!?
入園料 大人1,000円 小中学生300円 幼児 無料
駐車場500円
2013年開園期間 6月1日〜7月7日
営業時間 午前9時〜午後5時(入園は4時まで)
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(2024/12/6更新)
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