写真:波奈 美月
地図を見る「修善寺自然公園 もみじ林(修善寺もみじ林)」は、修善寺自然公園の中央部にある伊豆最大級のもみじ群生地。広さ約1ヘクタールに及びます。
約1,000本のもみじは、大正13年、旧修善寺町制施行記念として植裁されたもので、これほど鮮やかに紅葉するもみじは伊豆では珍しいと言われています。
毎年、もみじ林が色づく頃、林の入口では地場産品など販売する露店市が開かれ、多くの人で賑わいます。
写真:波奈 美月
地図を見る紅葉シーズンになると、もみじ林に隣接する駐車場はバス専用となります。一般乗用車は、300メートルほど離れた修善寺梅園の駐車場(300円/台)を利用することになるので、ご注意くださいね。
入口から見て左の斜面一帯は、イロハカエデ・トウカエデ・オオモミジなどの美しい林になっています。歩道を覆うように枝を伸ばしているので、見頃の時期は、頭上にも赤・黄・緑の鮮やかな色彩が溢れ、このうえなく素晴しい光景を楽しむことができますよ。
写真:波奈 美月
地図を見るもみじ林を散策していると「桂谷(けいこく)八十八ヶ所 」という石碑を見かけます。桂谷(昔の修禅寺周辺の地名)に点在する八十八ヶ所の札所を巡れば、四国霊場参拝に等しい功徳が得られるといわれており、石碑はその札所。もみじ林には第十八番から第二十番まであり、毎年多くの巡礼者が訪れます。
斜面の上にある「葭原(よしはら)観音堂」にも札所があります。大正13年の旧修善寺町制施行の記念事業として町民の浄財喜捨によって建てられたもので、記念式典もこの場所で行われました。
写真:波奈 美月
地図を見るもみじ林の北側にある「富士見台」からは、空気が澄んだ日は富士山を眺望できます。入口から見て一番奥になりますが、ぜひ足を運んでみましょう。紅葉の中の富士山は、一見の価値がありますよ。
<基本情報>
住所:静岡県伊豆市修善寺3690
電話番号:0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)
アクセス:修善寺駅よりバス15分 東海バス「梅林口」もしくは「もみじ林前」下車
写真:波奈 美月
地図を見る2020年の修善寺 虹の郷の「もみじライトアップ」は、11月14日(土)〜12月3日(木)に開催されます。
夜間の開園は、ライトアップ会場である「日本庭園」の菖蒲が池周辺と「匠の村 もみじ林」の一部、あとは「イギリス村」「伊豆の村」のみになるのでご注意を!夜間の駐車料金は無料になりますよ。
虹の郷に入場すると、まずは可愛らしい「イギリス村」が目を楽しませてくれます。その先には、「日本庭園」や「匠の村」方面へ続く階段(修善寺坂)がありますが、両側にはライトが並び、足元を照らしてくれるので夜間でも安心して歩けますよ。階段や坂を避けたい場合は、「イギリス村」からロムニーバス(有料)を使用して「日本庭園」や「匠の村」まで行くことができます。
写真:波奈 美月
地図を見る階段の途中から、時代劇に登場しそうな「伊豆の村」が現れます。手焼きせんべい・だんご・甘酒などを販売するお店が軒を連ねており、ライトアップ期間は夜間も営業をしています。そろそろ冷え込む時期、温かいものを食べて体を温めるのも良いですね。
写真:波奈 美月
地図を見る「伊豆の村」を過ぎると、いよいよ「日本庭園」に到着!入口には"虹の郷"の大提灯で飾られた和風の重厚な門が構えており、その向こうに美しくライトアップされたディスプレイが飾られています。
ディスプレイを通り過ぎると、「日本庭園」の"菖蒲が池"が姿を現します。漆黒の水面に鮮やかに色づいたもみじが映し出される光景は、言葉で表現できない美しさ!右側に見える錦橋もライトで飾られており、もみじを背景に幻想的に浮かび上がります。
"菖蒲が池"の周囲を一周して、いろいろな角度からライトアップを楽しんでみましょう。もちろん、明るい時の「日本庭園」の紅葉も綺麗ですよ。
写真:波奈 美月
地図を見る"菖蒲が池"のライトアップを堪能したところで、「匠の村」へ向かいます。「匠の村」へと続く約1,000本の「匠の村 もみじ林」は、「修善寺自然公園 もみじ林」と同じく、旧修善寺町制施行記念で植裁されたもの。ヤマモミジ・オオモミジ・イロハモミジなどを楽しめます。
「匠の村」は丘陵地にあるので、坂を登りながらライトアップを眺めることになります。昼間見ても美しい所ですが、漆黒の中に赤や黄に色付いたもみじが浮かび上がる様子はまたひときわ。夢中で見入ってしまうので、ちょっと大変な坂道も、いつの間にか登れてしまいますよ。
写真:波奈 美月
地図を見る「匠の村」にある藁葺屋根の家屋は、岐阜県徳山村がダム建設で水没する前、築150〜300年の民家を譲り受けて移築保存したもの。現在は、日本の伝統文化に触れたり、手作り体験ができる場所となり、再び活躍しています。古民家のまわりで紅葉するもみじは、格別の風情がありますよ。
<基本情報>
住所:静岡県伊豆市修善寺4279-3
電話番号:0558-72-7111(代)
夜間入園料:大人(中学生以上)910円・小人(満4歳〜小学生)500円
開催時間:16時〜21時
アクセス:修善寺駅南口から東海バス(虹の郷行き3番線)約20分、虹の郷下車
写真:波奈 美月
地図を見る※2020年の「修禅寺庭園〜東海第一園〜秋の特別公開」は中止になりました。
「福地山 修禅寺」は、修善寺温泉の中心に位置する古刹。例年、境内の紅葉が色づく頃、通常は非公開の修禅寺方丈の庭園が一般公開されます。
山門をくぐると、さっそく境内に植えられたもみじが目を楽しませてくれます。数は10本ほどですが、鐘楼堂や水屋を彩る光景は素晴らしく、古刹ならではの風情があります。
写真:波奈 美月
地図を見る「修禅寺庭園」は、明治38年に小松宮彰仁親王の別邸を移築して修禅寺の方丈・書院とした際、造園されました。その後、建物は建て替えられましたが、庭園は当時のまま残されています。
明治40年に皇太子時代の大正天皇がご覧になり、「東海第一の庭園である」と称賛されたことから、「東海第一園」と呼ばれるようになりました。
小規模ですが、高低の変化に富んだ池泉回遊式庭園で、高い所からは、紅葉に彩られた書院の屋根や、鯉が泳ぐ池をゆうゆうと見下ろせます。達磨山の山麓から水を引いたという滝も見事!庭園を散策できるチャンスは、通常「秋の特別公開」のみですよ。
<基本情報>
住所:静岡県伊豆市修善寺964
電話番号:0558-72-0053
公開時間:9時〜16時
庭園保存協賛金:200円(中学生以下無料)
アクセス:修善寺駅からバス「修善寺温泉行き」で約10分、終点修善寺温泉駅下車
「修善寺自然公園 もみじ林」や「匠の村 もみじ林」は広く、紅葉の進み具合が場所によって微妙に違ってきます。入口付近で見頃が過ぎていても諦めず、奥のほうに行ってみましょう。違う世界が広がっているかもしれません。
虹の郷の「カナダ村」や「フェアリーガーデン」では、ラクウショウなど洋風樹木の黄金色の紅葉も楽しめます。もちろん、昼間の「匠の村 もみじ林」の紅葉も素晴らしいですよ。虹の郷全体では、約2,000本もの紅葉を堪能できます。
温泉街の紅葉スポットといえば「竹林の小径」付近。桂川沿いにイロハカエデを中心に約60本のもみじがあり、紅葉に彩られた朱塗りの桂橋と楓橋が、"伊豆の小京都"らしい情緒を添えてくれます。温泉街の「街ナビ ゆるり」でレンタルして、着物姿で散策してみるのもよいですね。
「修禅寺」と修善寺温泉の見どころについては、別記事にまとめました。また、紅葉の状況は、観光協会公式サイトの新着情報(ブログ)や、虹の郷公式サイトに随時掲載されます。いずれも記事下の「この記事の関連MEMO」よりアクセスできますので、ご旅行の参考にぜひご覧くださいね。
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/12/1更新)
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