磐梯山と五色沼トレッキング!日本百名山の山頂まで登って360度の絶景を見よう

磐梯山と五色沼トレッキング!日本百名山の山頂まで登って360度の絶景を見よう

更新日:2016/10/20 20:11

Kaycom Dのプロフィール写真 Kaycom D 秘境絶景トラベルライター
福島に位置する日本百名山の磐梯山は、八方台登山口からスタートして山頂まで行くのが最短ルート。2時間半ほど登れば、山頂から360度の絶景が見渡せます。
その磐梯山の麓、裏磐梯の五色沼では、静かな森の中に青や緑、赤などの神秘的な色の湖沼が見られるので、磐梯山のトレッキングとあわせて訪れてみてください。

磐梯朝日国立公園

磐梯朝日国立公園

写真:Kaycom D

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磐梯朝日国立公園は、1950年9月に国立公園として指定され、福島、山形、新潟にまたがる日本では3番目の大きさ。磐梯山をはじめ、裏磐梯、猪苗代湖、出羽三山、朝日・飯豊連峰の山々などが含まれ、野生動物も多く生息しています。

裏磐梯で見られる大小様々な湖沼は、1888年に小磐梯山が噴火したことによりつくられたもので、その後長い時間をかけて現在のような自然豊かな景観となりました。
中でも五色沼は美しい湖沼が見られ、観光客にも人気のエリア。森の中の山道も歩きやすく起伏も少ないので、誰でも気軽にこの景観を楽しむことができます。

八方台登山口からスタート

八方台登山口からスタート

写真:Kaycom D

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福島の磐梯山は日本百名山のひとつで、山肌には1888年の噴火でできた大きな爆裂火口があります。八方台から湯ノ湖までは、その噴火で荒地になった山に新しく根を張った比較的若いブナ林が広がっていますが、中には、噴火を生き延びた巨木も残っています。

磐梯山の登頂には主に6つの登山口がありますが、今回は一番短時間で登ることができる「八方台登山口(上り:2時間15分/下り1時間40分)」からのルートをご紹介。
このルートは登山口から山頂までの高低差が少なく、初心者でも登りやすいことから、トレッキングツアーなどにも利用されています。

駐車場やトイレ、屋根付きの待合所も完備されている登山口を出発すると、しばらく森の中の登りが続き、崩れた山小屋がある中ノ湯へ出ます。かつては湯治場でしたが、今でもあたりには温泉が湧き出ているので、秘湯好きにはちょっとウズウズする場所かも。

美味しい湧水が飲める弘法清水

美味しい湧水が飲める弘法清水

写真:Kaycom D

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中ノ湯から再び森に入り登って行くと、お花畑と弘法清水の分岐に出ます。どちらもこの先の弘法清水で合流するのですが、お花畑の方は見晴らしのいい道を経由していくので、往復同じルートを通るなら、行きと帰りに別々の道を歩いてみるのもいいかもしれません。

分岐をすぎるとほどなく弘法清水に到着。
ここからは、裏磐梯の広大な山々が見渡せるのでたくさんの人が休憩しています。
また、あたたかい食べ物なども売っている弘法清水小屋があり、山小屋の前には美味しい湧き水も湧いているので、ぜひ立ち寄ってみましょう。

山頂からの360度の絶景

山頂からの360度の絶景

写真:Kaycom D

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弘法清水からは、ちょっと急な登りが続きます。木の根がはった階段状の道なので、自分の歩幅で歩けないのがなかなか辛いですが、もう一息で山頂なのでばんばりましょう。
標高を上げるにつれだんだんと木々がまばらになり、視界も開けてきます。
最後の木々の間を通り抜けると、目の前にゴロゴロと岩が転がる岩山が現れ、その斜面を登ればゴール。

一番てっぺんには、その昔足長手長という巨人の化物を封じたという磐梯明神の祠や三等三角点があり、眼下には猪苗代湖をはじめとした360度の絶景が一望。
山頂直下には、岡部小屋という小さな山小屋もあり、飲み物やちょっとした食料も買うことができます。

登山口からは2時間半ほどの道のりですが、それだけの時間でこの景色が見られるとは、とてもお得なトレッキングコースでしょう。

森の中に散らばる宝石のような五色沼

森の中に散らばる宝石のような五色沼

写真:Kaycom D

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磐梯山の登頂とセットで訪れたいのが、その麓に点在する五色沼。
五色沼はいくつかの湖沼が集まっているのですが、その間を繋ぐ起伏の少ない散策路「五色沼自然探勝路」がありお散歩気分で歩けます。

五色沼自然探勝路は、大きな駐車場や観光案内所もある裏磐梯ビジターセンターと、桧原湖付近までを結ぶ全長3.6kmのコースで、所要時間は約1時間半。桧原湖側からスタートすると下りが多くなるのでラクチンです。
両方の入口は路線バスでも結ばれているので、行きか帰りはバスを使って戻るというのもひとつの手。

五色沼の水の色は「五色沼」という名前の通り、どれも色彩が違って色鮮やか。
深い森の中にひっそりと輝く湖沼は、まるで絵本か何かのような風景です。
時間や天候によっても色が違ってくるので、二度三度と訪れて微妙に異なる様を見てみてください。

※五色沼については、関連MEMOに記載の別記事「五色沼の絶景スポットはここ!福島県の裏磐梯「五色沼湖沼群」の散策ポイント」もご覧ください。

最後に・・・

八方台登山口までは路線バスなどがないので、車がない場合はタクシーの利用になりますが、宿泊している宿が送迎をやっている場合もあるので聞いてみましょう。
五色沼エリアは、ホテルも充実していて、立派な観光案内所や公共の交通手段もあるので、車がなくても観光しやすい場所です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/25−2014/07/26 訪問

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