こちらは、長崎駅前の路面電車から電停「築町」で下車し、徒歩で約2、3分の場所にある「新地中華街」です。中華街は、江戸時代中頃、中国からの貿易品倉庫を作る為に埋め立てられた場所。今では約37軒の中華料理店や中華雑貨などのお店があり、代表的な中華街となっています。
中華街は、約400m四方の区画になっていて、街の入口は東西南北を示す位置に設置。
四方の入口に、それぞれ中華門が建てられていて、こちらは北にある「玄武門」です。
この玄武門は、電停「築町」から歩くとあり、中華街の顔とも言える存在。先程まで見ていた街並みの様子とはガラリと変わって、インパクトのある様子から、誰もがカメラに収めようと日中は多く人でごった返すところ。その証拠に、門の前に見学できる広場が設けられているほどで、夕方になるとライトアップされた美しい看板が見えるポイント。
ご紹介する「中国名菜 京華園」は、この門のすぐ右後ろにあって、迷わずに行くことができます。玄武門の傍らに、1988年に都市景観賞「手づくり郷土賞」を受賞した碑が建てられているため、まずは、食事を楽しむ前に、目を楽しませてから入るのがお勧め。
散歩をすれば、お腹が空いてきて、より料理を美味しく感じられることでしょう。
お店のメニューは、コース料理から一品料理まであり、少しずつ味わいたいのなら、一品料理がお勧め。ここ京華園は、中華料理と言えども、本格的な中国海鮮料理が楽しめる貴重なお店。なので、まず始めに「蘭花鮑魚」(鮑とブロッコリーの炒め)は如何でしょうか?
中華料理の食材の中で、昔から絶大な人気を誇る鮑は、ここに来たら絶対に外せません!
鮑は淡白な味わいの食材で、素材の味をいかに引き立てさせるかが調理人の腕が問われるところ。まして、炒め物となれば、火加減一つで食材の食感が変わってくるはず。
そう考えると、少し不安になってしまいますが、ここは創業約70年の、長年培ってきたプロの技が光ります。
食べてみると、何とも言えない味加減の餡と、噛めば噛むほど鮑から旨みが出て絶妙なハーモニー。他では絶対に真似できないような味付けで、鮑のコリコリ感がたまりません!
炒め物だと侮るなかれ! 神業のような料理人の技が映える料理です。
中華料理の美味しさを更に引き立たせてくれるのは、やっぱり紹興酒! こちらは、中国酒の中でも最高ブランドと呼び声が高い「古越龍山(こえつりゅうざん)」。
温めて頂くなら、匂いがマイルドなこの紹興酒がお勧めで、お店の方も一押し。飲めば体中が温まって、ぽっかぽか。寒い冬は特にお勧めですが、飲みすぎには、くれぐれもご注意を。
本格的な中華料理を食べながら飲む紹興酒は格別で、脂っこい料理も紹興酒で流せば、薬膳効果もあってのど越しもスッキリ!
お酒が苦手な方は、ジュースなどのソフトドリンクもありますよ。
こちらは、皿うどん(写真奥)と、ちゃんぽん(写真手前)です。この2品は、長崎ならではの食べ物で、ここを訪れたら絶対に食べておきたい一品です。
ちゃんぽんは、イカ・アサリ・豚肉・キャベツ・もやし・紅白のスライスされた蒲鉾などなど、たっぷりの具材がのっていて、麺は食べ応えのある太麺。食べてみると、具材から出た良いお出しが浸みわたる美味しさ。ここのお店では、味付けにスパイスを入れていないので、とても柔らかな味。子供から大人まで安心して食べられ、栄養バランスもばっちり!
皿うどんは、太麺と細麺から選べ、こちらは細麺。パリパリとした食感が堪らなく、こちらも先程のちゃんぽんと同様に具材がたっぷり入った餡がかかっています。野菜の甘みと、香ばしい麺が生み出すコラボレーション。お好みで、ソースや辛しを付けて召し上がれ!
とにかくどちらの料理も、ボリューム満点なので、みんなで取り分けて食べても良いですね。
京華園では、お昼は手頃な料金のランチもやっていて、地元の方から人気があるお店です。
営業時間などの詳細は、下記のMEMO【中国名菜 京華園】よりご覧下さい。
ご紹介したメニューは、お店のお勧めの一品。ご紹介した以外にも、まだまだ美味しい料理は沢山あるので、お好きな品を選んで味わってみて下さいね。皿うどんやちゃんぽんは、お店によって微妙に味が異なるので、中華街で食べ歩きも面白いかもしれませんね。
日本最古のチャイナタウンにある「中国名菜 京華園」は、中国料理の真価を問える本物のお店なので、是非立ち寄ってみませんか?
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