写真:凜風 杏花
地図を見る山の中腹にひときわ赤く鮮やかに浮かび上がって見える太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)。日本五大稲荷のひとつで、願望成就、商売繁昌、開運厄除の神様として有名。正月三が日にはなんと数十万人の参拝客が押し寄せます!
ところで、稲荷神社の中でも「稲が成る」と表記するのは珍しく、これには言い伝えが…。昔、お城のお倉番が鍵を失くして切腹を言い渡され、鍵は見つからないまま処刑の日が近づきました。ところが、お倉番が稲成神社に祈願しつつ待ったところ、鍵は見つかり処刑を免れたため、この願望成就の「成」をとって稲成神社になったと言われています。
立派な社殿以外に、朱塗りの鳥居参道も圧巻!サスペンスドラマの舞台としてよく使われるため、旅行の後はドラマの鳥居のシーンが気になるかも。また、境内からは箱庭のように見える、こじんまりした津和野の町並みも、とても風情があるので要チェックですよ☆
写真:凜風 杏花
地図を見る森 鴎外も通った津和野藩の藩校「養老館」あたりは殿町と呼ばれ、なまこ塀と掘割りに泳ぐ鯉は、津和野の紹介によく使われる象徴的なスポット。藩主・亀井氏の家老職を務めた、多胡家の立派な武家屋敷門なども残り、江戸の雰囲気が漂うお勧めの散策場所です。
ポツポツと降り始めた雨の中、書物を持った藩士の子弟が角から歩いて来そうな雰囲気に、思わず立ち止まり、歴史の空気を深呼吸…こんな時、旅ってホントにいいなぁと思います(^^)
写真:凜風 杏花
地図を見る昼食を頂いたのは、鴎外村の「ふる里」さん。鱧御膳についてきたのは「うずめ飯」と茶碗蒸し♪「うずめ飯」は、島根県西部の山間部で食べられている郷土料理で 、その由来については諸説ありますが、質素倹約の時代に役人から贅沢を隠した料理という説が有力なようです。
それを裏付けるように、一見お茶漬けのように見える左下のご飯(これがうずめ飯)の中には、椎茸やニンジン、かまぼこ、高野豆腐等を賽の目にして煮たものが隠されているんですよ。上には刻み海苔、わさび、三つ葉などを薬味として加え、お茶ではなく、熱いだし汁がかかっています。地域によって具材はいろいろで、魚や肉を入れるところもあるとのこと。
もちろん、鱧(はも)も美味しく頂きましたが、地元メニューの珍しさも手伝って「うずめ飯」が他のお客さんにも大人気!訪問時にはぜひトライしてみてくださいね(^_-)
写真:凜風 杏花
地図を見る日本を代表する文豪・森鴎外が幼少時代を過ごした家は、木造平屋建て、瓦葺きのシンプルな造りですが、当時としては立派な家だったようです。
津和野藩代々の御典医をつとめる森家に、跡継ぎとして誕生した鴎外(本名・林太郎)は、幼少の頃から非常に優秀な成績で、東京大学医学部の前身である「第一大学区医学校」には実年齢より2歳多く偽って入学したそう!今の時代で言うところの飛び級ですね…すご〜い☆
優秀な医学博士、文学博士でもある鴎外の基礎となったのは、10歳までを過ごしたこの静かな環境による部分も大きいにちがいない…奥の勉強部屋は特に要観察ですよ。フムフム。
写真:凜風 杏花
地図を見る津和野に行ったときはぜひ寄っていただきたいのが、車で20分ほど西側に走ったところにある、山口市阿東徳佐地区。西日本で最大規模とも言われるリンゴ生産地で「徳佐のりんご」として有名なんですよ!今夏の記録的豪雨で被害を受けたものの、復旧に取り組んだ結果、例年よりも大きく甘く生育したりんご…美味しそうでしょ^^
数あるりんご園の中から、今回訪問させて頂いたのは「マルホりんご園」さん。もぎ方などの説明を受けた後、いざ、りんごの木へ。日光を浴びて果汁と糖度が増すようにと、袋がけせずに栽培された甘くてジューシーなりんごが、その場だと食べ放題♪持ち帰る分は袋に入れ、量ってもらい代金を支払います。りんごで作ったパイ、ケーキ、ジュースの試食もOK!
※りんご狩りができる日や時間などは、天候にも左右されますので、確認してからお出かけくださいね。
JRや車以外に、ツアーで行くのも方法のひとつ。今回はバスツアーを利用したため、添乗員さんや運転手さん達の細かい心遣い、ガイドさんの説明の面白さにも癒されました。
10月下旬からは津和野町の本格紅葉シーズン。ご紹介した以外にも、津和野城跡、記念館や美術館など、見どころいっぱいの津和野で、これぞ日本という山陰の秋をしっかり楽しんで来てくださいね!(^^)!
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(2023/12/8更新)
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