写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る金戒光明寺の山門の楼上正面には「浄土真宗最初門」の勅額が掲げられ、法然上人が開いた浄土教の教えがここから始まったことがうかがえます。
紅葉の時期に開催される「秋の特別公開」では、この山門の楼上内部が見学可能に。平成25年に修復が完了した天井には「蟠龍図」が描かれており、さらに釈迦三尊像なども安置されています。楼上からは、色づいた京都市内の絶景も楽しむことができます。
※夜間拝観では山門内部には入れません。外観のライトアップのみです。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る夜間に特別公開される枯山水庭園「紫雲の庭」は、法然上人の生涯と浄土宗の広がりを表現した庭。
白砂と杉苔を敷き詰めた美しい庭に法然上人や周囲の人々を表した大小の石、そして美しくライトアップされた紅葉・・・。心を奪われる美しさです。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るもう一つのライトアップスポット、方丈庭園に向かう前に忘れてはいけないのが、運慶作と伝わる文殊菩薩像、仕掛けのある「虎の襖絵」などの寺宝。お見逃しなく!
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る「紫雲の庭」を出ると、池を中心とした回遊式庭園に出ます。ほの暗い道を池に向かって歩いていくと、その先に見えるのは、赤や黄色に彩られた木々が池に移りこむ幻想的な世界!
暗い闇に浮かび上がる紅葉は、得も言われぬ美しさ。夜の暗闇に浮かび上がる紅葉を存分に楽しんでください。
池に映りこむ紅葉を撮影するために、池ぎりぎりで写真撮影をしたくなりますが、足元にはご注意を。また、ストロボをつけると池が光ってしまい何も映らないので、ストロボはオフにして撮影してくださいね。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る11月といえど夜の京都は底冷えしてきます。冷えてきたら、お茶室でお抹茶はいかがでしょうか?
回遊式庭園のすぐ横にあるお茶室では、千寿せんべいで有名な京菓子 鼓月のお茶菓子とお抹茶のセットを提供しています。お茶菓子は秋ならではの栗きんとんにほうじ茶羊羹を添えた二層立て。栗の食感とほうじ茶の香ばしさが口いっぱいに広がります。ちょっと甘めのお菓子もお抹茶といただくとちょうどいい味わいになりますね。
紅葉ライトアップを見ながらのお抹茶は格別です!
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る池沿いに歩いていくとちょっとした高台に行く道に続きます。ほとんどの人は池沿いに歩き、高台に行く人は少ないですが、登ってみると、鮮やかな紅葉と池が見事にマッチした回遊式庭園を眺めることができます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る広い東屋があるので、ちょっとした休憩にもぴったりです。
京都の紅葉ライトアップといえば、永観堂、清水寺、青蓮院、高台寺などが有名ですがどの寺社も長蛇の列が続き、入ってからは人ごみにまみれ、せっかく行ったのに疲れた〜なんてことが多いはず。
金戒光明寺は、紅葉ライトアップの歴史が浅いので、まだまだ穴場ですよ!
【金戒光明寺の秋の特別公開日程】
期間:2019年11月4日(月)〜12月8日(日)
拝観時間:9:00〜16:30
料金:
御影堂・大方丈・庭園 大人800円/小中学生400円
山門 大人800円/小学生400円
御影堂・大方丈・庭園・山門セット券 大人1,400円/小中学生700円
【夜間特別拝観(紅葉ライトアップ)】
期間:2019年11月4日(金)〜12月8日(日)
拝観時間:17:30〜21:00(最終入場20:30)
拝観料:大人800円/小中学生400円
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
浮き草 ゆきんこ
浮き草のごとくあっちこっちふ〜らふ〜らと旅するライターです。ニュージーランドで添乗員として働いていたとき、世界中を旅するバックパッカーたちに遭遇!突然、バックパッカーに憧れ、世界半周旅行へ。一人でふら…
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