大分「白水ダム」は妖艶な女性のような日本一美しいダム

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大分「白水ダム」は妖艶な女性のような日本一美しいダム

大分「白水ダム」は妖艶な女性のような日本一美しいダム

更新日:2018/04/26 18:13

風祭 哲哉のプロフィール写真 風祭 哲哉 B級スポットライター、東海道完歩ブロガー、青春18きっぷ伝道師

大分県竹田市にある白水ダムは、その優美な水の流れから「日本一美しいダム」と紹介される、知る人ぞ知る人気のダム。
目もくらむような堤防から、豪快に放水するダムにくらべると、のどかな里山の奥にポツンとあるその姿は、びっくりするくらい小さいのですが、実際に行ってみるとその美しさが日本一と呼ばれる理由もわかるような気がします。

なお2018年秋より一部期間は工事となります。詳しくは本文をご参照ください。

白水ダムの右岸と左岸、どっちを見るかがポイント

白水ダムの右岸と左岸、どっちを見るかがポイント

写真:風祭 哲哉

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白水ダムは、大分県竹田市の市街地から10数キロの郊外、深い山里の中にあり、公共交通機関で訪れるのはなかなか困難な場所です。そのため車やバイクなどを使って訪れる方がほとんどかと思いますが、白水ダムを訪問する際の最大のポイントは、右岸と左岸でアクセスする道が全く違う点。

白水ダムは小さなダムですが、ダムの右岸と左岸を直接行き来する道がありません。右岸と左岸の距離はほんの2〜30mで、対岸からは手に取るように近く見えるのですが、右岸と左岸を行き来するためには、なんと最短でも7、8キロ近く大回りをしなければならないのです! そのため、時間に余裕があって、両方を見られる方はいいのですが、そうでない方は、最初にどちら側からダムを見たいのかを調べてから行かれることをおススメします。

なお、2018年4月現在、右岸へのアクセスルートは工事により通行止めとなっていますので、左岸ルートをご利用ください。詳しくは下記の竹田市観光ツーリズム協会のHPをご参照ください。

白水ダム左岸は、ダムの下から全景が見えるポイント

白水ダム左岸は、ダムの下から全景が見えるポイント

写真:風祭 哲哉

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まずは白水ダムの左岸側からご案内します。
駐車場から川岸への坂を下り始めると、すぐに正面に白水ダムが見えてきます。そのまま坂を下り、川の左岸沿いに歩いて行くと、白水ダムをすぐ下側から見上げる形となります。駐車場を降りてから5分もかからずにダムの下まで行けるので、車を降りてからのアクセスは、右岸よりもはるかに便利です。

白水ダム左岸は、ダムの下から全景が見えるポイント

提供元:©ツーリズムおおいた おおいた風景写真集

http://www.visit-oita.jp/album地図を見る

白水ダムは、正式には「白水溜池堰堤(はくすいためいけえんてい)水利施設一溝」といいます。この白水溜池堰堤の高さは約14mですが、日本の河川法では、堤の高さが15m以上のものをダムとしているため正式にはダムではなく、「白水ダム」というのは通称として呼ばれているのです。

そんな小さな白水ダムですが、下から見上げると、流れ落ちてくる水はまるで白いレースのようにも絹のようにも見えるきめ細やかな美しさなのです。

白水ダムが、日本一美しいダムと呼ばれるゆえん

動画:風祭 哲哉

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白水ダムが「日本一美しいダム」と言われるゆえんは、その水の流れにあると言われています。
高い堤防から豪快に放水するようなダムが男性的だとすれば、この白水ダムは優美な女性、しかも相当妖艶な大人の女性のように見えます。

なぜこんなに優美な流れのダムを作ったかというと、この竹田地域の地質は阿蘇の火山の影響で地盤が弱いため、落水時の衝撃を弱めるために両側から緩やかに中央部に水が流れ込むような構造にしたからなのです。

白水ダムが、日本一美しいダムと呼ばれるゆえん

写真:風祭 哲哉

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写真はダムの右岸の端ですが、ここには「武者返し」と呼ばれる曲面流路ができていて、水はいったん右端で流れを弱めたあと、中央部に向かって流れるような構造になっています。
一方、ダムの左岸の端には、階段状の流路が設けられていて、こちらも同様に左端の階段で流れを弱めた水が、緩やかに中央に向かってくるような造りとなっています。

写真の水の流れを見ても、まるで女性のウエストラインのようなしなやかさ、やわらかさ、美しさがあるように思えませんか?

白水ダム右岸は、貯水池全景を望むポイント

白水ダム右岸は、貯水池全景を望むポイント

提供元:©ツーリズムおおいた おおいた風景写真集

http://www.visit-oita.jp/album

次にダムの右岸側を紹介します。
こちらは左岸にくらべるとアクセスが少し不便となり、駐車場を降りてから約1キロの道のりを歩くことになりますが、普通の体力のある方であれば特に問題はありません。ただ行きは下りですが、帰りは登りが中心となりますので、ご注意ください。

白水ダムの右岸側はダムより高い位置にありますので、左岸からは見られなかった貯水池の水面も含めた全体像を見ることができます。ダムの左岸の端にある階段状の水の流れも、こちら側からよく見えます。
また午前中はこちら側からが順光となりますので、早い時間に写真を撮影するのであれば、右岸側がおススメです。

白水ダム右岸は、貯水池全景を望むポイント

提供元:©ツーリズムおおいた おおいた風景写真集

http://www.visit-oita.jp/album

白水ダムのこの右岸からの風景は、とある焼酎会社のCMロケ地として使われたことでも有名で、そのCMでこのダムを知って訪れる方も多いようです。
また、秋の紅葉時、赤や黄色に染まった湖面から、真白な糸のような水が流れ出るシーンを一度に楽しむのであれば、この右岸からの景色がおススメです。

※2018年4月現在、工事のため右岸ルートは立ち入り禁止となっております。ご注意ください。

白水ダム整備事業によるダム越流停止期間について

白水ダム整備事業によるダム越流停止期間について

写真:風祭 哲哉

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現在この白水ダムは、長年の間に堆積した大量の土砂を一部撤去し、水門施設等を改修する事業を実施しています。この貯水池内の工事のため、秋から春にかけてえん堤からの越流を停止することになりました。

えん堤からの越流を停止する期間は平成30年から平成34年までの10月下旬から6月上旬までの間が予定されていますが、この期間以外であれば越流を見ることができます。

白水ダムは、誰もが知るような有名なダムではなく、知る人ぞ知る、小さなダムですが、日本一美しい、と呼ばれるほどの場所ですので、機会があったらぜひ一度、その美しい妖艶な姿をご覧になってみて下さい。

白水ダムの基本情報

住所:大分県竹田市荻町鴫田6225(左岸)/大分県竹田市大字次倉3732(右岸)
アクセス:豊後竹田駅より約11km、車で25分

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/18 訪問

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