写真:藤谷 愛
地図を見るJURIN’s GEO(ジュリンズ・ジオ)は前述のように、秩父の札所28番「石龍山橋立堂」境内の敷地に2013年にオープンしたカフェ。こちらでは常時10種類以上のスペシャルティコーヒー(国、農園、地域、品種、精製法や欠点豆がない、等の細かい基準をクリアしたもの)と、22種類のアイスクリームやシャーベットを提供していますが、特筆すべきはそのコーヒー豆。
コーヒー生産を行う中南米やアフリカ各国では、毎年コーヒー豆コンテストが行われており、最高品質のものに与えられる称号が「COE(カップ・オブ・エクセレンス)」。これらのCOE受賞豆は世界に出ているコーヒー豆の0.001パーセントという希少豆ゆえに、コンテスト後の国際オークションでは激しい競り合いになります。ジュリンズ・ジオでは、この「世界が欲しがるCOE豆」何カ国分をも提供している、日本でも数少ないカフェの一つなのです。
写真:藤谷 愛
地図を見る「淡雪」は夏でも冬でもジュリンズ・ジオの人気メニューの一つ。グラスの下のほうには通常サイズの氷が入り、その上にはカキ氷。そしてグラスの後ろに見えるのが、サトウキビ100%の蜜です。まずは、この天然の優しい甘さをカキ氷で楽しみましょう。満喫後は右にあるアイスコーヒーをそのままグラスに注ぐと、残った蜜とアイスコーヒーが混ざり合い、今度はコーヒーが楽しめます。ブラックで楽しみたい方は別グラスをいただきましょう。「淡雪」に使用するコーヒーはスペシャルティーコーヒーで、その香りの高さと後口のスッキリさには驚くばかりです!
ちなみに、コーヒーやカキ氷で使用する水は、名水と名高い秩父の天然水を使用。カキ氷はまろやかに、コーヒーは香や味を存分に高めた仕上がりとなります。
写真:藤谷 愛
地図を見る人気の「ワン・オン・ワン」は、写真のように22種類から2種類が選べるメニュー。訪問時に季節限定の「シーズン・プレミアム」があったら、オーダーは必須ですよ!3月からは秩父産の苺、5月は長崎産のビワ、10月は秩父産の葡萄「アリサ」など、それぞれの時期に収穫される最高の果物を使用したアイスクリームを提供しています。特に「アリサ」は近年秩父でも栽培が始まった品種。市内で生産している農家はまだ2軒ほどしかないという、希少ながらも最高の甘さをもつ絶品葡萄なのです。
地産を中心に「その時に一番美味しいもの」を選んでいるオーナーさんのこだわりがふんだんに詰まっています。
アイスもコーヒーも一緒に楽しみたい方にオススメなのが「浮きキャラ」や「浮きショコラ」。COE豆を含むスペシャルティコーヒーを、惜しげもなく使用して作るぷるんぷるんのコーヒーゼリーを土台に、コーヒーの風味を最高に活かすコンビネーションアイスをセレクトし乗せたデザートです。セレクトアイスは、キャラメル、ショコラ、焦がしバター、そしてマニアックな方にウケるさくら味などの4種から一つをチョイス。日々スペシャルティ豆を自家焙煎する中で、ゼリーとして最高の風味を出すコーヒーを使用しているので、訪問するたびに風味の違いを味わうのも贅沢な楽しみ方ですね。
写真:藤谷 愛
地図を見るジュリンズ(樹林’s)・ジオの「ジオ」は秩父が埼玉県初のジオパークに認定されているところに由来しています。カフェの前にある札所の背後には絶壁がそびえ、その内部には、ジオサイトとしても紹介されている、埼玉県唯一の鍾乳洞「橋立鍾乳洞」があるのですが、内部は奇岩揃いの竪穴鍾乳洞でかなり冒険チックな場所です。
探検後に、むき出しの地表の絶壁と四季折々の木々を眺めながら世界最高峰のコーヒーやアイスクリームをいただく・・・コーヒー通も感動する至福の時間、間違いなしです。
コーヒー好きな方は何度も来店され、たまたま札所めぐりで立ち寄った方はそのコーヒーの香りの高さにビックリするジュリンズ・ジオは、山奥でも来店価値のあるお店です。
アクセスは秩父鉄道・浦山口駅から徒歩15分。秩父の自然を満喫しながら、贅沢なコーヒータイムを楽しんでみるのはいかがでしょうか?
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(2024/12/12更新)
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