身延山久遠寺は日蓮宗の総本山。大きな三門から階段をあがり、五重塔、本堂、仏殿とさらにはロープウェイであがって奥の院まで拝見するとなると2時間ほどはかかるとても広いお寺です。その久遠寺第11世法主として日蓮上人が開いた目と学業の神様が宿坊となっている「行学院 覚林坊」なのです。宿泊できるのは本堂とつながる建物、その入り口より、それぞれのお部屋へ案内されます。
ゆったりと癒しの時間が過ごせる広々としたお部屋。隣のお部屋と近く、また皆様朝早いので10時には静かになります。早寝早起きを心がけることのできる気持ちの良い一日となるでしょう。またトイレはお部屋の外になりますがどこもかしこもとてもキレイに掃除してあるので清潔感があります。お部屋の鍵も金庫もない。善人だけが泊まれる宿として宿坊が存在している証を感じ取ることもできます。
ぶどうの名産地、山梨ということで地元のワインが入ったあったかいお風呂に。熱めのお湯がとても気持ちがいいです。お風呂あがりでもワインの香りを身体にまとうくらいほんのり甘いいい香りが特徴のお風呂です。脱衣所もお風呂もとてもきれいにしてあるので居心地よく過ごすことができます。
精進料理というと質素な料理なのではと思いがちですが、かなりボリュームがあり男性の方でも十分楽しめます。
湯葉刺しはもちろん、湯葉とトマトの豆乳鍋、湯葉揚げ、湯葉の桜蒸し、お吸い物まで湯葉づくし。彩りも豊かで舌を全く飽きさせない手の込んだ料理です。桜蒸しはとてもきれいな色で私達を楽しませてくれます。身延の名産は湯葉が有名ですが、曙大豆もこの地域での特産品で若女将が丹精に毎日作る曙大豆の納豆が絶品。デザートまで付いて豪華すぎる精進料理となっています。朝食もとても美味しくご当地のものを堪能できます。
早朝には久遠寺でお経を唱えていただくこともできます。早く起きて行くのもすがすがしい気持ちで体験することができるのでお勧めです。また覚林坊は湯葉料理だけということも可能ですので気軽に宿坊や精進料理を楽しまれてはいかがでしょうか。
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(2024/10/12更新)
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