群馬県 日光白根山ロープウェイで標高2000m地点へ2.5qの空中散歩

群馬県 日光白根山ロープウェイで標高2000m地点へ2.5qの空中散歩

更新日:2016/06/27 15:36

阿部 吾郎のプロフィール写真 阿部 吾郎 フリーカメラマン、ライター、日本旅のペンクラブ会員、日本旅行写真家協会会員
標高2,578メートルの日光白根山。古くから山岳信仰の山とされ、参道には多くの遺跡も残されています。そんな白根山の2,000メートル地点まで楽に登って山頂を間近に拝む方法があります。
日光白根山ロープウェイは、片道2,500メートル、約15分かけて標高差600メートルを登り、標高2,000メートル地点に到着します。

丸沼高原センターハウス横の山麓駅から出発

丸沼高原センターハウス横の山麓駅から出発

写真:阿部 吾郎

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丸沼高原へは、車で行くのが便利です。日光と沼田を結ぶ、国道120号線沿いにありますので、日光から金精峠を超えるか、関越道の沼田インターチェンジからアクセスすることになります。公共交通機関を使う場合は、新幹線で上毛高原駅まで行き、ここから路線バスを利用して鎌田まで行き、無料シャトルバスに乗ってください。

丸沼高原は、冬季はスキー場として営業しています。ロープウェイのグリーンシーズン営業は、5月28日から11月6日までとなっています。天候により運休する場合もありますので、必ずホームページで運行状況を確認してから行くようにしてください。

運賃は、往復大人が2,000円、子供が1,000円です。この距離、乗り応えからするリーズナブルな金額です。チケットを買ったら、さっそく15分間の空中散歩に出発しましょう。

ロープウェイからの眺望

ロープウェイからの眺望

写真:阿部 吾郎

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ロープウェイからは、丸沼や周辺の山々を眺めることができます。わずかに窓も開きますので、写真を撮ることもできます。
標高が高くなってくると下界の景色は見えなくなりますが、美しい白樺の森林が眼下に広がってきます。そして、晴れていれば、前方に白根山の山頂が見えてきます。

山頂駅に到着

山頂駅に到着

写真:阿部 吾郎

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山頂駅に到着し、駅から出るとすぐにこの景色が見られます。霧がかかって全く白根山の山頂が見えない場合もあるのですが、山の天気は変わりやすく急に晴れてくることもありますので、そんな時はしばらく待ってみましょう。

昭和27年以来、噴煙が上がったことはありませんが、白根山は活火山です。有史以来、多くの火山活動があり、山頂付近には樹木がなく、大きく崩れた跡も見られます。標高2,000メートルの山頂駅周辺にも多くの溶岩が転がっています。

天空の足湯

天空の足湯

写真:阿部 吾郎

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山頂駅のすぐ近くに、「天空の足湯」があります。2006年にオープンした施設で、無料で自由に利用できます。温泉ではないのですが、平成の名水100選に選ばれている、尾瀬片品湧水群のひとつ「丸沼高原涼水」を源水としています。足湯につかりながら白根山の山頂を眺めるという、贅沢なひと時を過ごすことができます。

二荒山神社

二荒山神社

写真:阿部 吾郎

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山頂駅から5分ほど歩いたところに「二荒山神社」があります。二荒山神社と言えば日光にあるものが有名ですが、この社はその日光二荒山神社から勧請して祀られたものです。もともと、1429年に白根山山頂に祭られたのが始まりですが、風雨にさらされ朽ちてしまい平成15年にこの地に再建されました。

二荒山とは、白根山と男体山2つの火山、すなわち2つの荒れる山のことであり日光という地名もここから来ています(二荒→にこう→日光)。二荒山神社の御祭神は大国主命となっていますが、もともとは2つの山そのものが御祭神であったと言われています。

ロープウェイだけじゃない丸沼高原のアトラクション

丸沼高原には、白根山ロープウェイの他にも様々なアトラクションがあります。
バーベキューハウス、夏スキーができるゲレンデ、サマーリュージュ等々、お子様連れでも楽しめるアトラクションが揃っています。宿泊施設やキャンプ場もありますので、泊まりで出かけることも可能です。
是非、家族そろって出かけてみてください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/23 訪問

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