写真:咲田 みつる
地図を見る『獅子舞』の紅葉は11月下旬から12月上旬が目安。JR鎌倉駅から見ると北東方向にある山の中腹に位置し、眺望にすぐれた「天園ハイキングコース」のかたわらにあります。『獅子舞』の詳細な場所は次項からの写真の「地図を見る」をクリックして、都度グーグルマップをご確認ください。また、広域の地図は記事最後の関連MEMOに、鎌倉市観光案内図へのリンクがありますので、ご参照ください。(上記写真は天園ハイキングコースからの展望)
天園ハイキングコース自体は長いのですが、「獅子舞と鎌倉の展望を適度に楽しむこと」を目的にショートカットをすれば、それほど時間はかかりません。今回は、瑞泉寺を起点とする1時間ほどのコースをおすすめします。
瑞泉寺横からまず登り、天台山経由で反時計回りに尾根を伝いつつ、『天園休憩所』横にある分岐点を目指しましょう。『天園』の分岐点からは、『獅子舞』行きの案内板にしたがって、鎌倉宮方面に下るルートが存在します。分岐から、ほどなく獅子舞に到達します。
写真:咲田 みつる
地図を見る瑞泉寺横の登山口付近からは、20分ほどアップが続きますが、尾根に至れば爽快そのもの。天候次第で富士山や、丹沢の山塊も見られます。『天園』の分岐まで来たら、案内板で『獅子舞』方向を確かめて、下山しましょう。眼下には、黄金に輝く森が!下る際、シャッターチャンスもお見逃しなく!
写真:咲田 みつる
地図を見る獅子舞は別名『紅葉谷』。その名にふさわしく、谷になった土地に、背の高いもみじが沢山あります。ここの紅葉の特徴は、何と言っても「見上げる」こと!どの木も、日光を求めて上に上に葉を茂らせているので、天を覆い尽くす紅葉絵巻が出来上がっています。あまりに魅力的なので、見続けると首が痛くなってしまうという、うれしいお悩みが発生します。
写真:咲田 みつる
地図を見る『紅葉谷』にあって、ひときわ目立つ存在なのが、イチョウです。その姿は、可憐なもみじと比較すると、雄々しく男性的!「見上げる紅葉」では、写真は逆光になりますが、それがイチョウの幹のシルエットを際立たせて、まるで千手観音のように幻想的な姿を演出します!
さらに、獅子舞のイチョウは、足元に黄金のカーペットを作り出すことでも知られています。「昨日の風で散ったかも?」というときほど、チャンスですので、上下に広がる紅葉を楽しみましょう。
写真:咲田 みつる
地図を見る獅子舞を見終わった後のお楽しみは、鎌倉宮方面へ向かって下山しつつ、二階堂川の沢を楽しむことです。獅子舞での紅葉絵巻からうって変わって、シダ植物の生い茂る緑の美空間が待っています。せせらぎが幻想的な雰囲気を演出し、マイナスイオン全開!途中、足元が滑りやすく、注意を必要とするところもありますが、是非訪れてほしい場所です。
今回は、獅子舞を観賞した後、すぐ下山するコースをご紹介しましたが、天園ハイキングコースの紅葉は各所で見られます。時間や体力に余裕がある方は、獅子舞から再び尾根に戻り、天園ハイキングコースを堪能するのも良いでしょう。コースは北鎌倉の建長寺方面まで続き、獅子舞への寄り道時間を除けば、所要時間は2時間ほど。史跡や展望所・茶屋などもあり、途中で一息入れながら、鎌倉の秋を楽しむことができます。とはいえ、ぬかるみやアップダウンもあります。ハイキングにふさわしい靴と服装でお出かけください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
咲田 みつる
松山市出身。10代〜20代は父の転勤や自身の進学・就職で引っ越しをたくさん経験しました。得意分野は「関東甲信越の花と絶景」&「ハイキングコースの紹介」。【花と絶景】花の見頃に対しての執着心が強く、友人…
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