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写真:もんT
地図を見るひたちなか海浜鉄道湊線は、ひたちなか市内のJR常磐線の勝田駅から阿字ヶ浦駅までの14.3kmを30分弱で結ぶ、第三セクター方式の鉄道です。
湊線の歴史は古く、開業は1913年。当初は「湊鉄道」という私鉄でしたが、その後、「茨城交通」、そして「ひたちなか海浜鉄道」と経営が引き継がれてきました。
地元では開業当初の呼称にちなんで、現在でも「湊線」という愛称で親しまれています。
日中は1両編成のディーゼルカーが、およそ30〜40分間隔で運行。詳しい時刻表は、ひたちなか海浜鉄道のウェブサイトで確認できます。
車両については、全国各地のローカル線で活躍したディーゼルカーやレールバスが集められて運用されているので、とても個性的…。どの車両に乗れるかは当日のお楽しみですが、週末については、ウェブサイト上に運用情報が公開されています。
その他、沿線の観光やイベントの情報もウェブサイトで確認できます。お出かけ前にぜひチェックして!
写真:もんT
地図を見る今回の旅の起点は、常磐線の勝田駅。都心からは、特急「ひたち」や「ときわ」で1時間半ほど。水戸駅のすぐお隣です。
湊線の乗り場はJRの2番線ホームの片隅の1番線。JRの改札は出ないで、そのままホームへと向かいます。1番線ホーム上に、湊線の切符売り場と改札があります。SuicaなどのICカードで来た場合は、ここに簡易Suica改札機があるので精算可能。しかし、湊線ではICカードは使えないので、窓口で湊線の切符を購入します。
湊線は全線を通して乗ると、片道運賃は570円。終点まで往復するのであれば、「湊線1日フリーきっぷ」が大人900円、小人450円とお得♪これなら、途中下車も自由です。
他にも、国営ひたち海浜公園の入場券がセットになったフリーきっぷ(大人1100円)などもあり。湊線利用で、周辺の観光スポットもお得に巡りましょう♪
写真:もんT
地図を見る勝田駅を出発してしばらくは、列車は市街地や住宅の中を走りますが、二つ目の駅、金上駅を過ぎると、風景は一変…。中根駅、そして高田の鉄橋駅にかけて、ローカル色満点の田園風景が続きます。
特に中根駅周辺は、湊線の好撮影地が点在。ローカル線ならではの点景が撮れるとあって、鉄道ファンのみならず、映像製作の関係者にも良く知られています。ドラマやCMで登場するローカル線の列車や駅の映像は、実はここで撮られているものも多いんです。湊線随一の風景とその空気…、ぜひ途中下車して味わってみて♪
なお、中根駅近くには貝塚や古墳などの古代時代の史跡も点在します。特に駅から徒歩25分の虎塚古墳が有名。石室内部の壁画は春と秋の数日間だけ一般公開されます。この時期には、なんと中根駅に無料のレンタサイクルが用意されます!(受付は那珂湊駅で済ませる必要あり)観光客向けに何かと細やかなサービスを提供してくれるのも、ひたちなか海浜鉄道の魅力の一つですね♪
写真:もんT
地図を見る勝田駅から15分ほどで、湊線の中心駅、那珂湊に到着。ここには湊線の車庫があり、湊線で活躍する車両を、ホーム上からじっくりと観察することができます。すでに引退した古い気動車も留置されていて、昭和の空気を醸しています。
この駅には、各地のローカル駅で最近ブームの駅猫もいます。「おさむ」と「ミニさむ」です。ホーム上や切符売り場の窓口で、その姿を見ることができるでしょう。猫に会いにやってくる旅行者もいるほどの人気ぶり。那珂湊駅で下車したら、ぜひお見逃しなく!
おさかな市場でにぎわう那珂湊漁港へは、駅前の通りを左へまっすぐ。徒歩10分ほどです。休日は、港へ向かう観光客の車で大渋滞する道ですが、歩道がずっと続いているので、安全に歩けます。町中には、ところどころに昔の古い家屋や蔵も…。港だけでなく、町歩きもぜひ楽しんで!
写真:もんT
地図を見る湊線の線路は、那珂湊駅から進路を北に変えて、終点の阿字ヶ浦へ向かいます。進行方向右側に座っていると、途中、かなたに太平洋も垣間見えます。那珂湊からは、わずか10分ほどの旅です。
終点の阿字ヶ浦駅は、周辺に宅地があるだけの静かな無人駅。ここにもレトロなディーゼルカーが留置されていて、秘境駅の空気が演出されています。
海はすぐ近く…、ここはぜひとも周辺をちょっと散策してみましょう!線路を背にして、まっすぐ細い道を行くとすぐ、神社(堀出神社)の鳥居に出ますが、そこを左に折れてまっすぐ…、緩やかな坂を下っていくと眼前に太平洋が開けます。駅から海までは徒歩10分ほど。夏は海水浴場としてにぎわう砂浜に出ます。
そして、ここまで来ると北方には、季節ごとに美しい花々が楽しめる「国営ひたち海浜公園」の広大な緑地が…。公園南口へは、さらに徒歩10分ほど。ちょっと歩きますが、休日の道路渋滞は関係なし♪ひたち海浜公園へも湊線利用がおススメです。
なお、観光シーズン中の土・休日には、阿字ヶ浦駅から公園海浜口まで、無料シャトルバスが運行されることもあり♪国営ひたち海浜公園や、ひたちなか海浜鉄道のウェブサイトをしっかりチェックして出かけましょう。
全線を通して乗ったら、片道30分弱の湊線。短い路線ではありますが、沿線風景はドラマチックに展開…、そして沿線の観光資源も豊富…。ローカル線の旅の風情も楽しみながら、途中下車も繰り返して、充実した観光ができます。ひたちなか市の観光、ぜひ湊線に乗って、楽しんできてください。
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(2021/4/13更新)
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