写真:沢木 慎太郎
地図を見るブンチャーというのは、ベトナム北部を発祥とする名物料理。甘いつゆに浸された炭火焼の豚肉などと一緒に食べるつけ麺です。
写真が、ブンチャーの一式セット。手前右に見えるハンバーグみたいな食べ物が、炭火で香ばしく焼いた豚のひき肉で、これが「チャー」と呼ばれるもの。
写真左奥に見えるそうめんのようなものが米粉から作られた麺で、「ブン」といわれる食べ物です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るでは、さっそく食べ方をご紹介しましょう。まず、小皿に「チャー」をよそいます。この豚肉のひき肉が香ばしくて、たまらなくおいしい。甘辛いつゆも絶妙。これだけでビールのあてにもなります。食欲がそそられます。
ニンニクとトウガラシを混ぜた香辛料。さらに青パパイヤなども加えて小皿に入れ、味加減を調整します。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いて、主食となる米麺のブンや、甘辛いスープに浸した野菜を入れ、香草を盛りつけると完成!いかがでしょうか?豚肉のひき肉のチャーがこんがりといい色。見た目よりも、さっぱりとした味わいで、食欲がそそられます。
ちなみに、ベトナム料理で有名なフォーも米粉から作られた麺ですが、やわらかな食感が特色。
これに対してブンは、ところてんのようにして作る押し出し麺で切断面が丸く、歯ごたえがあります。日本のそうめんと似た食感があり、さまざまなベトナム料理で使われています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらは揚げ春巻きのチャー・ゾー。カニ肉を揚げたものなのですが、表面がサクサクで、中身がとてもジューシー。そのまま食べても、つけ麺に入れても、どちらもおいしい。こちらの料理も、ビールのあてに最適です。
ベトナムというと生春巻きのイメージがありますが、揚げ春巻きもモチモチ感があって、とてもおいしい。ぜひ揚げ春巻きも召し上がってみて下さい。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るハノイ市街でもたくさんのブンチャーの店を見つけることができますが、おススメは50年以上営業を続けている老舗の「ダック・キム 」。ハノイで最もにぎわう旧市街に位置し、風情のある街並みに溶け込んだお店です。
ハノイ市民だけでなく、観光客にもたいへん人気。「ダック・キム」店のブンチャーは本当においしいので絶対におススメです。
ただ、有名な人気店なので割高。もっとリーズナブルにブンチャーを味わいたいという方は屋台などがおススメ。いろいろなお店で、それぞれ独自の味付けを楽しむのもおもしろいですよ。
以上、いかがだったでしょうか?
今回、ご紹介した「ダック・キム」店のブンチャーは一人前でも、かなりのボリュームがあり、たいへん食べごたえがあります。
味、量、値段の安さ、すべてにおいてきっと満足できるので、ハノイに観光で訪れたならぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
なお、ハノイの名物料理などについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみて下さい。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
沢木 慎太郎
恋愛小説「星の流れに 風のなかに 宇宙の掌に」(※澤 慎一の名前で制作)が電子書籍化され、作家デビューしました。紀行小説「深夜恋愛特急」も、私のひそかなブーム。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索