写真:沢木 慎太郎
地図を見るチャーカーに使う魚は、カーランという名前の白身魚。ナマズ科の淡水魚で、サクサクとしたクセのない味わいが特色です。魚を炭で焼いた後に油で揚げたもので、サクサクとした歯ごたえがたまらない!
この名物鍋が最もおいしく味わえる店が、ハノイの旧市街に位置する「チャーカーラヴォン店」。近所の方たちに魚料理をふるまったところ、「お金を払ってまで食べたい」と言われるほどおいしいため、お店を出すことに。
こちらがそのお店ですが、年代を感じさせる格式高いお店です。メニューは、「チャーカー」一品だけ。ちなみに、この店があるため、付近の通りの名前が「チャーカー通り」と名づけられました。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る店に入り、2階に案内されると、まるで明治時代にでもタイムスリップしたかのような味わいのある古風なたたずまい。
メニューは一品だけなので、何も言わないで座っているだけで、ご覧のようなチャーカーの一式がテーブルに運ばれてきます。あとは追加でハノイビールを注文するだけ。
それでは順番にチャーカーの食べ方をご説明しましょう。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るまず、料理のご説明から。こちらがメインとなるチャーカー。コンロとフライパンがセットになってテーブルにまで運ばれてきます。白身魚が油でグツグツと煮えたぎり、なんともおいしそう!
白身魚はウコンで味付けされ、ほんのりとカレー味。臭みはなく、身がしまっていておいしい。油が濃そうですが、見た目よりもさっぱり爽やか。とてもヘルシーな味わいです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いて、グツグツ煮えたぎる白身魚に、大量のネギやディル(ハーブ)を乗せて炒めます。
こうすることで白身魚の風味がさらに良くなり、食欲が増進。ハノイビールにもとても良くあいます。野菜は有機野菜で、とても新鮮!
写真:沢木 慎太郎
地図を見る野菜が火になじんできたら、取り皿にブン(米麺)を入れ、この上に炒めたチャーカーやネギ、ディルを乗せます。さらに香草やピーナッツ、ベトナムの魚醤油(ニョクマム)、ライムなどでお好みの味付けに。
さあ、いただきましょう!白身魚がふんわり柔らかで、表面はカリカリ。ネギやディルの爽やかな風味となじんで、とてもおいしい。ビールが進むので、さらにもう一杯!
ベトナム北部発祥の郷土料理の一つチャーカー。その本家本元の「チャーカーラヴォン店」は、まさしく絶品の味わい。ただ、値段の割に量は少ない感じなので、男性には物足りないかも。料理というよりも、ビールのつまみに味わってみてはいかがでしょうか?
なお、ハノイの名物グルメについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみてください。
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この記事を書いたナビゲーター
沢木 慎太郎
恋愛小説「星の流れに 風のなかに 宇宙の掌に」(※澤 慎一の名前で制作)が電子書籍化され、作家デビューしました。紀行小説「深夜恋愛特急」も、私のひそかなブーム。
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