2015年、国の地域住民生活緊急支援のための交付金を活用した「プレミアム宿泊券」が全国的に発売され注目を集めました。各都道府県のPR活動は全国的に展開されていましたが、中でも愛知県が発行するプレミアム宿泊券のPR動画が、その弾けっぷりで一時騒然となりました。
♪マツマツマツマツマツケン〜アイアイアイアイアイチケ〜ン♪
愛知県出身でもある俳優の松平健さんが、中毒症状に陥りそうなほど陽気な歌と共に愛知県の様々な名所を紹介!頭にお城を被ってみたり、フグ刺になったりとまさに身体を張ったCM動画にネットを中心に大きく話題となりました。
その動画中で一番インパクトがあるのが、赤いアフロと白いアフロの松平健さんが画面に所せましと現われ、桜と紅葉の共演をイメージしている姿!それが「小原四季桜まつり」なのです。
写真:bow
地図を見る愛知県北東部に位置する、豊田市小原地区は朝晩の気温差も大きく、秋になると見事な紅葉が楽しめる小さな町。2005年に豊田市に合併されるまでは旧西加茂郡小原村として存在していた、岐阜県恵那市や瑞浪市、土岐市と隣接する山間部に位置しています。
松平健さんの出演するCM動画の中でも「紅葉と桜がまさかの共演」と紹介されているとおり、この豊田市小原地区の「四季桜」は春には満開にはならず、秋のちょうど紅葉の時期にかけて満開となる珍しい桜でもあったのです!
写真:bow
地図を見る小原の「四季桜」は、江戸時代の藤本玄碩という漢方医師が患者から年に何度も花を咲かせるという珍しい桜の木の話を聞き、その若木を譲り受け、植えたものが親木となって、広まったものとされています。
桜の種類はマメザクラとエドヒガンの雑種と考えられていて、花は一重で色は白や淡紅色の桜。ソメイヨシノのような迫力ある咲き方ではありませんが、可憐に咲き誇る「四季桜」は秋という忘れた頃に見るという点において格別!紅葉や、秋の代表的な果実・柿などと、普段では考えられない共演も小原のそこかしこで見られる光景となっているのです。
写真:bow
地図を見る「四季桜」は小原地区の桜とされており、その繁殖に力を入れて広めてきた結果、現在は約10000本もの「四季桜」が里山の風景を彩っています。
その「四季桜」を楽しむべく毎年11月には「小原四季桜まつり」が開催!小原ふれあい公園、和紙のふるさと、川見四季桜の里、北部生活改善センターの4会場が設定されています。各会場をめぐりながら「四季桜」を堪能してみましょう。
「小原四季桜まつり」のメイン会場は小原ふれあい公園。周辺には多くの四季桜が植栽され、紅葉と共に楽しむことができます。さらに特設ステージも設けられ、イベントの開催も多々あります。そして一番多くの露店が所狭しと並び、地元の名産品に舌鼓を打つことができますので必ず立ち寄りたいポイント!
また、圧巻の絶景を楽しめる川見四季桜の里も外せません。四季桜の数は1200本と、視界いっぱいに山肌をピンクに染める四季桜と紅葉の共演は、言葉を失う程の光景です。他にも広域に桜の見どころは点在しているのでぜひ色々とめぐってみてください!
2016年度の「小原四季桜まつり」の期間は11月5日〜11月30日。自分で各会場をめぐろうとするには距離もあり、また自家用車での移動となると、満車の際などは身動きができなくなる可能性もあり、また駐車料金を取られる会場もあります。各会場を結ぶ無料シャトルバス「四季桜くるりんバス」が運行されていますので上手く利用してください。
また、ピーク時にはかなりの渋滞も予想されます。小原観光協会の公式twitterでは渋滞情報も随時ツイートしていますし、ホームページでは渋滞時の迂回路も記載されていますので参考にしながらお出かけください!
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(2024/3/29更新)
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