写真:ろぼたん
地図を見る「北海道の味をお土産にしたい。でも定番のものは外したい。」そんな方にオススメしたいのは、北海道の土壌と気候と作り手の情熱が詰まった北海道のワイン。自然が豊かで寒暖差が大きく湿度も低い…、そんな気候を生かした美味しいぶどうの産地でもある北海道には、後志エリア、空知エリアを中心に20カ所以上のワイナリーがあります。評価の高い奥尻ワインや、映画『ぶどうのなみだ』のロケ地になった宝水ワイナリー、朝ドラ『マッサン』で人気となったウィスキーの産地、余市もワイナリー巡りがされるほどワインが楽しめる地域です。
北海道の広大な土地に広がるワイン畑…を想像すると、都会の札幌からは離れた場所にありそうにイメージしてしまいますが、札幌にも3軒ほどワイナリーがあります。その中で料理と一緒にワインを楽しめるのが今回ご紹介する「藤野ワイナリー」。札幌の土壌からどのようなワインが生まれているのか覗いてみましょう!
写真:ろぼたん
地図を見るワインショップにある小窓から建物の中を覗くと、シーズンにはワインの醸造している様子を見学することができます。写真は秋、ぶどうの収穫後、ぶどうを一粒一粒、手作業で選別しているところです。
ワイン造りの基本は農業と考えている「藤野ワイナリー」のワインの特徴はとことん手造り。出来る限り農薬を使わずに作ったブドウを用い、丁寧な選果、自然酵母による発酵、ごく少量の亜硫酸添加、無濾過で作るという自然そのものの味を引き出したものです。
写真:ろぼたん
地図を見る大きなタンクの中で熟成に入ろうとしているブドウは、土地や気候に合う品種、栽培方法などに試行錯誤を繰り返しながら作られてきたものや北海道の契約農家でコダワリと手間隙をいっぱいかけて育てられたものです。
札幌の自然が詰まったワインの味、気になりますよね?
写真:ろぼたん
地図を見るワイナリーを訪れたなら楽しみたいのが試飲!現在販売中のワインであれば、希望を言えばどれでも試飲ができます。2次発酵後のオリ抜き(デゴルジュマン)をしていないものや、亜硫酸の使用を最小限にとどめたものが多く、そのため自然の炭酸ガスが発生したり、ぶどう本来のオリや酒石が含まれていることがあります。ですがそれがブドウ本来の味を引き出し、自然本来の優しくも力強い味になっていると言えるでしょう。
ワインに詳しくなくとも、軽やかなものがいいとか、お肉料理と一緒に飲みたい、和食にあわせたいといったように、大体のイメージを伝えるだけで、どういった調理法にあうかなどのアドバイスとともにオススメのワインを教えてくれますよ。
写真:ろぼたん
地図を見る隣接したレストラン「Vigny(ヴィーニュ)」でお食事やスイーツにあわせてワイナリーのワインをいただくことができます。自分の注文した一皿にグラスであわせるというのもいいですが、写真のように数種類を少しずつ試し飲みするセットもオススメ。「さっぽろ藤野ワイン3酒飲比set」のワインだけのセットと、小皿料理が数種類セットになったものがあります。(ワインだけなら500円、写真の料理付は1,000円と超お得)
お料理は出来立てのアツアツが運ばれてくるため、ランチの時間帯などの混雑時は時間がかかることもありますが、ワインは時間とともに香りや味わいが変わっていくので、ゆっくりと時間をかけて楽しんでみてください。お料理も地元の食材を使ったパスタやワインを使ったアイスなど本格的で美味しいものばかり。お食事目当てのファンも多いお店です。
広大な土地と冷涼な気候、そして土地に根づく開拓精神によって、情熱と志をもったワイナリーが続々と増えている北海道。その中の1つ「藤野ワイナリー」の手造りワインは、種をひと房ずつ選果し、除梗、破砕したのちに天然酵母の力で発酵をスタートするというコダワリっぷりが魅力のワイナリーです。それゆえに大量生産はできず、一部の北海道内のレストランやデパートなどで見かけることはできても、毎年、製造されたもののほとんどが、北海道で消費され、売切れてしまっています。
ご自宅用に、ワイン好きのあの人に、北海道の大地の味が凝縮されたワインをお土産にしてみてはいかがでしょうか。
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/1/20更新)
- 広告 -