写真:東郷 カオル
地図を見る御船山楽園は江戸時代の後期、武雄領主の鍋島茂義公が創設した庭園。御船山の断崖を借景に15万坪(東京ドーム約10個分)の広さを誇る壮大な池泉回遊式庭園は、完成までに3年の月日を要しました。茂義公はこの庭園を一般庶民にも開放していたと言われています。
御船山は神功皇后が新羅からの帰りに「御船」をつながれたことから、その名が付いたといわれており、中国の山水画のようなその姿は武雄の象徴となっています。
御船山楽園は、春は桜・つつじ・藤などが見事な花を咲かせ、秋は紅葉を楽しむ人々で賑わいます。
提供元:御船山楽園(株式会社御船山観光ホテル)
地図を見る御船山楽園では4月の中旬から5月の初旬まで、数種類のつつじが咲き誇ります。御船山の断崖下に広がるつつじ谷では久留米つつじの色とりどりの花がまるでモコモコした絨毯のよう。
この他にも園内には高さ3mにもなる平戸つつじの群生地や、佐賀の名木・古木に指定されている推定樹齢200年と伝わる大つつじも。御船山楽園にはつつじだけでも約20万本が植えられています。
提供元:御船山楽園(株式会社御船山観光ホテル)
地図を見る園内ではつつじ谷・平戸つつじの群生・藤棚などがライトアップされており、昼間のかわいらしい姿とはまた違った幻想的な姿を楽しませてくれます。
また、春の「花まつり」の期間中は、鍋島家別邸として建てられた萩野尾御茶屋が期間限定で特別公開されます。縁側でお茶や甘味が味わえますので、是非立ち寄ってみてください。
※「花まつり」の開催期間や時間に関してはMEMOの御船山楽園公式ホームページでご確認ください。
写真:東郷 カオル
地図を見る御船山楽園からJR武雄温泉駅まではバスで10分ほど。せっかくなので是非武雄温泉へも立ち寄ってみてください。
武雄温泉は1300年の歴史のある温泉で、国指定重要文化財の朱塗りの楼門が観光客や湯治客を迎えてくれます。
鍋島氏の専用風呂として造られた総大理石の「殿様湯」という貸切温泉や安い料金で入れる温泉施設もありますので、是非名湯を肌で味わってみてください。
御船山楽園の春は桜・つつじ・藤などに彩られ、一年の中でもとても豪華なシーズン。これらの花が楽しめる「花まつり」の期間はまさに「楽園」という名にふさわしい華やかさです。
園内は広くて坂道も多いので、是非歩きやすい靴でおでかけください。
この記事を書いたナビゲーター
東郷 カオル
国内外のラグジュアリーホテルを中心に、オトナ女子のおひとりさま旅、女子旅を提案。"癒し系"ではなく、私自身の"癒されたい系"の目線から、忙しく毎日をがんばる女性…
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(2025/1/17更新)
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