紅葉と巨大建築の美しさは必見!秋の秩父を楽しもう

紅葉と巨大建築の美しさは必見!秋の秩父を楽しもう

更新日:2015/11/13 15:04

すがた もえ子のプロフィール写真 すがた もえ子 妖怪伝承収集家、フリーライター
秩父といえば秩父祭や三峰神社が有名ですが、もりだくさんの自然と紅葉の見どころ、ダムなどの巨大建築物を楽しむことができる場所です。今回は、秋旅にオススメしたい美しい秩父の紅葉スポットと、人間の力によって人工的に作り上げられた巨大建築物をご案内いたします。

九州まで続く地層・長瀞の岩畳で紅葉を楽しもう

九州まで続く地層・長瀞の岩畳で紅葉を楽しもう

写真:すがた もえ子

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長瀞の人気観光スポットでもある岩畳(特別天然記念物)は、その名の通り岩でできた畳を敷き詰めたような不思議な場所です。
この岩畳、長瀞から九州東部まで約800kmも続いていて、世界的に見ても連続性の良い地層なんです。なんと四国・徳島県の大歩危・小歩危までも、この地層が背骨のように続いているのだとか。
地下20〜30kmの深部から隆起したという結晶片岩がミルフィーユ状になっていて、剥がれやすくなっています。そのため川に面した場所には「立ち入り禁止」のロープが張られている場所も。崩れやすくなっている場所なので、ロープの中には立ち入らないようにしましょう。

岩畳付近の紅葉は、例年10月下旬より色づき始め、11月中旬〜12月上旬ごろが見ごろとなります。水面に映りこむ紅葉はとても綺麗。
長瀞ライン下りをしながらの紅葉見物も人気です。

巨大建築ループ橋(雷電廿六木橋)の巨大さに圧倒される

巨大建築ループ橋(雷電廿六木橋)の巨大さに圧倒される

写真:すがた もえ子

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長瀞から車で1時間ほど走った所で見えてくるのが、秩父市大滝地区のループ橋と滝沢ダムの巨大建築物です。山の中に突如現れる二つの橋とダムは、よくこんなに大きな物をこの場所へ作ったものだとしみじみと思わせてくれます。

ループ橋は別名「雷電廿六木橋(らいでんとどろきはし)」とも呼ばれていて、滝沢ダムのすぐ手前を通過する迫力のある橋です。一見すると大きな1つの橋に見えますが、実は廿六木大橋と大滝大橋という2つの橋で構成されています。ダム上下の高低差約125mを結んでいるので、この高低差を楽しんでください。

紅葉の時期には橋の上の高い視点から美しい景色を眺めることができ、夜にはライトアップも見ることができます。

緑色の水をたたえる滝沢ダム

緑色の水をたたえる滝沢ダム

提供元:提供/秩父市役所

http://www.city.chichibu.lg.jp/地図を見る

ループ橋をわたり切ると、途中でも見えた滝沢ダム(たきざわダム)へと到着。
滝沢ダムは高さ132mの重力式コンクリートダムです。
ダムによって形成された人造湖は奥秩父もみじ湖(おくちちぶもみじこ)といい、緑色の美しい水は見ている人の心を癒してくれます。

ループ橋を昇りきって、ついそのまま通り過ぎてしまいがちですが、ダムの左岸には駐車場が設けられています。ぜひここで車を止めて、遊歩道を歩いて自由にダムを見学するのもオススメです。

また滝沢ダム周辺には、秩父滝沢サイクルパーク(BMXコース)もあり、BMX(バイシクルモトクロス)プロライダーが常駐していて、本格的なトレーニングや体験ができます。

秩父の楽しみ方はまだまだある!

秩父の魅力は景色だけではありません。
名産のお蕎麦や大きなカツの乗った名物「わらじカツ丼」、10月末〜12月の初めに収穫されて漬けこまれる「しゃくし菜」など、美味しい食べ物も盛りだくさんです。
心地よい秋風に吹かれながら、秩父を楽しんでみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/11/07 訪問

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