写真:沢木 慎太郎
地図を見る「安南(An nam)パーラー」があるのは、異国情緒が漂う旧市街の一角。細い道が入り組み、シルクや雑貨、飲食店、バーなどが数多くひしめく旧市街はたいへんおもしろい街ですが、あまりにもディープすぎて日本人旅行者が落ち着ける場所がなかなか見つかりません。
そこでおススメなのが日本人スタッフ常住のカフェ「安南パーラー」。開放感たっぷりのガラスの扉を開いて店内に入れば、都会の喧騒から切り離された静けさが漂い、ほっと一息つくことができます。
日本人スタッフの素敵な笑顔で案内されて席に着き、手に渡されるのがご覧のメニュー表。手描きのイラストでスイーツが描かれているのですが、とても可愛い。ほっくりとした気持ちになることができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る数あるメニューの中から、まずおススメはハノイ名物のフルーツチェー「ホアクアザム」。
チェー(Chè)というのは、ベトナムの甘〜いスイーツのこと。フルーツや豆などを煮た甘いデザート全般を言うもので、いわばベトナム版の「あんみつ」や「ぜんざい」といったところ。冷たいチェーや温かいものもあり、お店によって、さまざまな種類のチェーを見ることができます。
安南パーラーのフルーツチェー「ホアクアザム」は、マンゴーやスイカ、キウイなどの色とりどりのカットフルーツに、黒ゼリーが入り、見た目も華やか。ココナッツミルクの甘い味わいがなんとも言えない。クラッシュアイスを入れながら味わうのですが、そのまま食べても、フルーツをつぶしてジュースのようにして飲むのもおいしい。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いてのおススメのスイーツは「ベトナムプリン」。一般的にベトナムプリンはカラメルにコーヒーを入れ、牛乳の代わりに練乳(コンデンスミルク)を使って作るものが多いのですが、安南パーラーでも、コンデンスミルクを使用。さらにココナッツミルクを加えて、しっかりとした食感の濃厚な味のプリンとなっています。
クラッシュアイスをかけて食べるのがポイント。カラメルのほろ苦さと、濃厚なカスタードが絶妙で、ベトナムならではのプリンを味わうことができます。また、器もすごく可愛くて素敵です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るさて、おいしいスイーツを味わったなら、安南パーラーでベトナムのお土産を見つけてはいかがでしょうか?
イチオシは、ベトナムのパン「バインミー」で作った「安南ラスク」。バインミーはサンドイッチに使用されるフランスパンのことですが、このパンを使ったラスクはとても軽い食感で、サクサクとした歯ごたえがたまらない。
種類も、パクチー、マンゴー、シナモン、コーヒーといったベトナムならではの味付けにアレンジ。ビールやワインにもとても合うのでおススメです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るさらに、素敵なアクセサリーのお土産はいかがでしょうか?安南パーラーの店内には、菓子類だけでなく、蓮や月、ハートをアレンジしたアクセサリーを見つけることもできます。ベトナムの職人さんと日本人アーティストがコラボしたアクセサリーや雑貨はオリジナリティーにあふれたお洒落なデザイン。
また、ベトナムの伝統工芸の「バッチャン焼き」も販売されています。さきほどご紹介したベトナムプリンの器を買い求めることもできるので、ぜひチェックされてはいかが?
以上、いかがだったでしょうか。
安南パーラーでは、ご紹介したスイーツのほかに、ポアンキエム湖の亀伝説にちなんだ「チェー ポアンキエム」や「マンゴープリン」、「まるごとココナッツゼリー」といったオリジナルのデザートもおススメ。
また、ベトナムコーヒーやハイビスカスジュース、蓮茶といった飲み物もたくさんあります。
さらに、店内ではツアーデスクもあり、最新の観光情報を教えてもらえるので、ハノイを訪れたらぜひ訪れて下さい。
この記事を書いたナビゲーター
沢木 慎太郎
恋愛小説「星の流れに 風のなかに 宇宙の掌に」(※澤 慎一の名前で制作)が電子書籍化され、作家デビューしました。紀行小説「深夜恋愛特急」も、私のひそかなブーム。
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(2025/2/19更新)
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