写真:沢木 慎太郎
地図を見るハノイの観光スポットといえば旧市街。おしゃれなカフェやブンチャー、フォーといったベトナム料理の名店がそろい、ハノイ大教会(聖ヨセフ大聖堂)や水上人形劇場、戦争博物館ホアロー収容所など、ハノイの観光モデルコースを代表する名所が集まっています。この旧市街の北端にあるのが「ドンスアン市場」(Dong Xuan Market)。
写真は、ドンスアン市場の夜のようす。ハノイ旧市街では、毎週金曜〜日曜の週末に、ナイトマーケットが開催(19時ごろ〜深夜24時ごろ)されますが、この起点となるのがドンスアン市場。
ここからハンダオ通りに沿って、ホアンキエム湖まで数多くの土産物店が軒を連ねています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るベトナムの首都、ハノイを代表する2大市場といえば、ドンスアン市場とホム市場。このうち、ドンスアン市場は、ハノイ最大級の屋内型市場。
ローカル色の濃いホム市場(ホアンキエム湖南部)と比べ、ドンスアン市場は外国人観光客におすすめのお土産が数多く見つかります。
場所はハノイ旧市街の北部にあり、ベトナム鉄道のロンビエン駅からすぐ。行き方も簡単で、アクセスも便利です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る数百の店がひしめきあう「ドンスアン市場」。食品や菓子土産、化粧品や石鹸、アオザイや婦人・紳士服、子供服、アクセサリーや服飾雑貨、サンダルや靴、帽子、バッグ、革製品など、カオスに満ちたショッピングスポット。
狭い通路をふさぐように商品が山積みされています。バイヤー(仕入れ業者)も多く、市場内は人だらけ。まさにカオスですが、旧市街の通りのように、商品のジャンル別に区分けされています。
女子旅や家族連れ、友だち同士やご夫婦の旅行、一人旅と、老若男女を問わず、さまざまな旅のスタイルで楽しむことも。お土産だけでなく、ベトナム人の生活感が肌で感じられます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ドンスアン市場」は3階建て。1階は食品や菓子、日用雑貨。2階がアオザイなどの衣料品。3階は子供服というフロア構成。市場のまわりにも、花やフルーツを売る路上市場が広がり、屋台もたくさん(写真)。
夜になれば、さらに屋台がひしめき、フォー(Pho)やブンチャー(Bun Cha)などのベトナムの名物料理を安く食べることもできるグルメスポット。料金は3〜4万ドン(約140円〜約190円)で、有名店に比べて3分の1ほどの値段。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るそれでは、ドンスアン市場の1階からご紹介しましょう。おすすめは靴売り場。サンダルやスニーカー、革靴がたくさん。婦人靴は、ご覧のように雪崩(なだれ)のように山積みされています。価格は安い。
しかし、これに限らず、壊れやすいもの多いので、プチプラな雑貨だと思ってショッピングを楽しまれてみてはいかがでしょうか?
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらはカバン売り場。天井からもカバンがぶら下げられ、通路にまで商品があふれています。人がひとり歩くのがやっと。
しかし、この狭い通路を大きな荷物を背負ったバイヤーたちがヤドカリみたいに忙しなく走り回り、そのタフさに脱帽するばかり。東南アジアの活気と熱気がムンムン満ちあふれています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るプチプラな買い物を楽しむのなら、1階のアクセサリー&雑貨コーナーがおすすめ。
アオザイを着た可愛い人形(写真)は、約100円。ランチョンマットは刺繍が美しく、値段は1000円ほど。まとめて買うとさらに安くしてもらえます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るポーチや財布、小物、キーホルダー、人形など、1階フロアはベトナムの雑貨土産がたくさん。ご覧のような紙細工もあり、ベトナムらしいお土産が見つかります
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらはスカーフ。南国らしい、鮮やかなデザイン。ベトナムは、タイと並んでシルク製品が有名。
シルクのスカーフやストールも、ベトナム土産におすすめです。しかし、これに限らず、ニセモノ商品もあるのでお気をつけて。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る1階フロアで、おすすめは「Dong Xuan Art」というお土産ショップ。1階の中央部分に噴水があり、この近くにあるお店です。絵画などのアート作品を販売しているショップですが、宝石やネックレス、指輪、ピアス、イヤリングなどのアクセサリーがそろっています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るさきほどの「Dong Xuan Art」で、おすすめは指輪。プチプラな品から、本格的なゴールドの指輪まで幅広くそろっています。かわいいデザインがあり、ベトナム旅行の想い出にいかがでしょうか?
ところで、ベトナムには「外国人料金」というのがあります。同じ品物でも、ベトナム人であれば安いのですが、外国人が買うと高い料金を請求されます。
これは品物に値札がないため。ベトナム人と外国人との価格差は、2〜3倍以上も違うことがあります。基本的に料金相場というのは、店主の気分次第。品物を買う前に値段交渉して、納得してから買うようにしましょう。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る1階では、市場外の売り場もおすすめ。ドンスアン市場の外まわりには食品関係の店がひしめきあっています。
ベトナムの調味料のヌクマム、魚の干物、くんせい、ナッツ、コーヒー豆も売られています。お土産を買うというよりは、ディープな穴場のスポットめぐりとしておすすめ。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る女子旅のお土産スポットにおすすめなのが、ドンスアン市場の2階フロア。紳士服もありますが、それよりも婦人服がたくさん。
最もおすすめがベトナム民族衣装のアオザイ。カラフルで美しく、日本人や中国人観光客に人気があります。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るアオザイの料金は、約20万ドン(約480円)〜。刺繍が入った色鮮やかなアオザイであれば、1万円程度から買うことができます。
ところで、ベトナム北部のベストシーズンは、乾季の10月〜12月ごろ(秋から年末年始の旅行がおすすめ)。
しかし、乾季の1〜3月は最低気温が7〜12度と肌寒く、防寒具が必要なことも。この時期、ドンスアン市場の2階フロアでは、秋冬用の長袖やジャケット、ジャンパー、パーカー、ダウンなどの衣服がそろっています。ハノイで、秋冬用の衣服を調達するのもおすすめ。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る最後のおすすめは3階フロア。ベビー服から幼児まで、子供服が幅広くそろっています。一般的な日本人の感覚からすれば、風変りに感じられるデザインやファッションも多いのですが、ベトナムならではの文化を肌で感じることができ、ただ歩いているだけでも楽しい。
旧市街の北部に位置する「ドンスアン市場」。ここを起点に、旧市街めぐりをすれば、北から南のホアンキエム湖やハノイ大教会、タンロン水上人形劇場に向かって、効率よく街歩きを楽しむことができます。
なお、旧市街の歩き方やショッピング&グルメスポット、ハノイのディープで穴場のスポットなどについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに貼り付けたリンクからのぞいてみて下さい。
住所:Dong Xuan St. Dist. Hoan Kiem. Hanoi
アクセス:ベトナム鉄道のロンビエン駅からすぐ、ホアンキエム湖から徒歩約15分
営業時間:7時〜18時
休業日:年中無休
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索