波が穏やかで川と海水が入り混じる栄養豊富な生浦湾(おおのうらわん)。牡蠣を養殖するのに最高に適したこの湾は、三重が誇る浦村産のブランド牡蠣を育んでいます。
そんな浦村町には、湾を囲むように20軒以上もの牡蠣を食べられる養殖所や直売所が点在。牡蠣の水揚げが始まる11月頃から店が次々とオープンし、3月頃にはまた約半年間の休みに入ります。
浦村町の多くの店が、牡蠣食べ放題のシステム。相場は約2,500円で、事前に電話やネットでの予約が必要です。しかも、人気が高いため予約をするのも簡単ではありません。
そんな浦村町で事前予約なしでも食べられるのが中山牡蠣養殖所。しかも食べ放題ではなく、生牡蠣も焼き牡蠣も一個百円で食べられます。
中山牡蠣養殖所は、志摩半島の海沿いを走るパールロード沿いにあります。人気の観光名所、伊勢神宮からは約40分。志摩半島の雄大な海や山の景色を楽しみながら向かいましょう。
店内では、水揚げされた養殖牡蠣が山のように積まれ、一生懸命従業員さんが殻を剥いています。熟練されているため物凄い速さです。
業務用の冷蔵庫などが置かれ、牡蠣を剥く作業場でもある店内。生牡蠣は中央にあるテーブルを囲み、立食形式で食べます。
休日などは、生牡蠣を求める人で行列が出来ますが、回転が速いためそれほど待つことはないでしょう。
生牡蠣は食べる前に一度水にくぐらせ、細かい破片を洗います。テーブルの上にはポン酢醤油が用意されていますが、まずは何もつけずにそのまま食べましょう。
目の前で剥かれたばかりの新鮮な生牡蠣。身がぷりっぷりで生臭さはなく、旨みがギュッと濃縮されています。自然の塩気が効いた生牡蠣本来の味を楽しんだら、次は調味料を使用して食べてみましょう。
お店で用意されているポン酢醤油以外にも、自分で調味料を持ち込むことも可能です。オススメとしてはレモンや紅葉おろし、タバスコなど。さらに飲み物も持参可能なので、白ワインを持ち込んでいる人などもいます。せっかくなので、自分好みの美味しい食べ方を事前に考えてから行くと、より楽しみ方が倍増するはずです。
店頭にある、大きなドラム缶で焼き上げる牡蠣。焼き牡蠣を食べるには、店頭にある順番待ちの貼り紙に名前と食べたい個数を記入します。家族で50個なんていう人もいるため、自分の焼き牡蠣ができるまでに2時間以上待つことも。時間が限られた観光客は、生牡蠣だけを食べてあきらめることも選択肢として必要でしょう。
牡蠣の焼き加減を熟知した従業員さんが作るので、まさに絶品の焼き牡蠣が完成します。焼き牡蠣も、生牡蠣同様調味料や飲料品などの持ち込みは自由です。
中山牡蠣養殖所は、牡蠣の大きさがある程度大きくなるまで営業は開始しません。遅い年は12月までずれこむこともあります。
営業時間は牡蠣がなくなり次第終了です。特に焼き牡蠣は、午後早い時間に受け付け終了となることが多いので気をつけましょう。
営業時間:10時〜牡蠣がなくなり次第終了
定休日:シーズン中は無休
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(2024/11/6更新)
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