写真:いしい ひい
地図を見るアマゾンの実店舗「Amazon Books」は、ワシントン大学のすぐ近く、お洒落な店やレストランが集まるショッピングモール、ユニバーシティ・ビレッジに開店しました。見覚えのあるAmazonのロゴマークを掲げたレンガ造りの建物には大きな窓があり、明るい雰囲気です。
2015年11月3日オープン、地元民もマスコミもひっきりなしに訪れ、時間帯によっては入店制限も。注目度の高さが伺えます。
20年間のオンライン書籍販売の実績を活かして作られた本屋、さっそく店内をのぞいてみましょう。
写真:いしい ひい
地図を見る実店舗だから当然のことながら、現物の書籍がずらりと並んでいます。オンラインショッピングの無機質なイメージとは逆に、明るい店内では木製の本棚とフローリングが温かみを添えています。
ほとんどの書籍は、「面陳」と呼ばれる、表紙を正面に向けて立てた方法で陳列されていて、美しい統一感があります。本の顔が見えるので分かりやすく、本の内容をイメージしながら楽しく本選びができそうです。
Amazon.comのオンラインであらゆる本が購入できるのと異なり、この店舗で扱われる書籍は約5千冊で、顧客による評価やアマゾンの専門職員らにより厳選された売れ筋の商品ばかり。そのため、ベストセラーや話題作を購入したい人、いま何が売れているか把握しながら本を選びたい人にとって、素晴らしく便利です。
そのなかには、土鍋料理など日本食の本、クールジャパンを描いた本などもあり、シアトルでの日本文化についての関心の高さもうかがえます。
写真:いしい ひい
地図を見る家族連れが多いショッピングモールに位置していることもあり、絵本や児童書も充実しています。もちろん子供向けの本も、アマゾンの厳しい審査を受けてこの書店に並んでいるのです。
奥の壁に描かれた幻想的な絵や、椅子とテーブルのあるコーナーなど、親子でゆっくり本選びができる空間が造られています。
さらには、アマゾンが取り扱っているKindleや Fire TV、タブレットなどのテクノロジー体験コーナーも。スタッフの皆さんもフレンドリーなので、気軽に質問したり、実際に使ってみましょう。「本を読んで、聞いて、見る」というアマゾンの方針が分かるコーナーです。
写真:いしい ひい
地図を見る消費者にとって嬉しいのが、本の価格がAmazon.comのオンラインで購入する場合と同じということ。実店舗とオンラインのどちらが安いのか価格を比較する必要はありません。
買いたい本が決まったら、店内のあちこちに備え付けられたプライスチェッカーで、価格を確認しましょう。本のバーコードをスキャンすると、アマゾンの販売価格とともに定価との差額が表示されるので、その場で割引を実感できます。しかもオンラインショッピングと違って配送を待つ必要もないのですから、とても得した気分になれます!
写真:いしい ひい
地図を見る店内にカフェはありませんが、明るい窓際のチェアに座ってじっくり本を品定めすることもできます。本に囲まれて幸せを感じられる空間が巧みに造り出されています。
本を買ったあとは、近くのカフェでひと休みするのもいいですね。この本屋があるユニバーシティ・ビレッジには、シアトル生まれのスターバックスはもちろん、カフェやレストランがたくさん集まっています。
さらにユニバーシティ・ビレッジには、マイクロソフトやアップルストアなど最新の店舗、アメリカを代表するアパレル、台所用品、コーヒー店などが勢ぞろい、さらにはシアトルの高級チョコレート「フランズ」などの人気店もあるので、シアトル土産が一気にそろってしまいそう!
通販のアマゾンが初の実店舗を出すという大いなる実験。既に2号店、3号店も視野に入れていると言われます。「Amazon Books」は将来日本にもやってくるのか?シアトルの1号店は、本好きのみならず誰にとっても、興味深い訪問になることでしょう。
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(2024/12/4更新)
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