場所は大阪観光の玄関口となる、阪急電鉄各線梅田駅から徒歩約12分。駅からしばらく歩くと、あちこちに「Y」と書かれた不思議な喫茶店が見えてきます。
初めて来た人は、なんとなく入りづらい雰囲気かも。でも安心してください。中に入れば感じの良いママさんが出迎えてくれます。喫茶Yの歴史は古く30年以上。今は移転後の店で、昔はビルの地下にありました。
壁にたくさんの写真や小物が置かれた、ごちゃごちゃっとした店内。朝8時のオープンになると、常連さんやデカ盛りを体験したい観光客が次々と店に集まります。
席はカウンターとテーブル席があり、小さい子供連れでの利用も可能。実際、ひとりの人、友達同士、カップル、家族連れと客層は様々です。
モーニングは朝8時から11時まで(オーダーストップ10時30分)で、メニューは全部で7種類。600円の通常モーニング以外はすべて税込み千円。朝から千円は高いと感じるかもしれませんが、食べれば納得の味と内容です。
メニューはどれも気になるところですが、初めてきたならばアメリカンスタイルかハーフサンドウィッチがオススメ。
注文すると最初に聞かれるのが「卵何個?」。喫茶Yでは、料金変わらずに卵の数を最大10個まで選ぶことができます。事前に調べて知ってはいても、いざ聞かれると驚き戸惑うところ。ママさんは楽しそうに「あなたが食べたい数を言えばいいのよ」と聞いてきますので、遠慮せずに好きな数を言いましょう。
どどん!
机に置かれたのは、玉子を10個使用した驚愕のアメリカンスタイル。すごいのは玉子だけではありません。ジョッキに入ったアイスコーヒーに、四等分に切られた一斤のパン。厚切りのベーコンもたっぷりと入ってたったの千円。ちなみにアイスコーヒーはお代わ自由です。
しかも驚くべきは、安くて量が多いだけではないところ。卵はネッカ卵という島根産で、もちろん生でも食べられる新鮮さ。ベーコンは栃木産で、パンは無添加。そしてアイスコーヒーに入った氷はクラッシュアイスというこだわりよう。
美味しいものをお腹いっぱい食べてほしいという思いで作られたモーニング。ママさんの愛情もデカ盛りです。
玉子を5個使用したハーフサンドウィッチ(ハーフサンドウィッチも卵を10個まで選べます)。こちらも一斤の厚切りパンを使用し、玉子、ベーコン、レタスがこれでもかとばかりに挟まれています。あまりのボリュームに、ハーフサンドウィッチのハーフが何を意味するのか、もはやよく分かりません。
サンドウィッチには、あらかじめマヨネーズとケチャップがたっぷりかかってくるので、控えめにしたい、もしくは自分で味を調節したい人は注文時にママさんに伝えた方がいいでしょう。玉子を10個使用したときは、サンドウィッチの厚さはもちろん、お皿も一回り大きいもので提供されるため迫力満点です。
美味しいので最初は順調に進みますが、きっと最後の方は苦しくなります。でも時間に制限があるわけではないので、無理せずゆっくりと食べ進めましょう。おかわり無料のジョッキアイスコーヒーが、パンを流し込むのにとっても役に立ちます。
こんなに食べられるのか?と思っているところに、バナナやみかんといったフルーツがサービスで置かれます。嬉しいような困るような複雑な心境に陥ることでしょう。
テーブルに置かれた料理の迫力に驚くお客さんと、その反応を見て喜ぶママさん。いかにも大阪人といったママさんは明るく元気で、お客さんとの掛け合いも漫才のようで楽しめます。デカ盛りだけではなく、大阪らしい雰囲気も体感できるので、観光客にぜひオススメしたい喫茶Yです。
営業時間:8時〜18時
定休日:日・祝
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