写真:沢木 慎太郎
地図を見るハノイの名物エンタメ「タンロン水上人形劇場」があるのは、ハノイ旧市街の南部にあるホアンキエム湖のほとり。ハノイのフォトジェニックな景観スポットのひとつがホアンキエム湖です。
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地図を見るホアンキエム湖には、18世紀に建てられた玉山祠 や、亀の塔(写真)といった観光スポットがあります。かつてのベトナム王朝の皇帝が中国の明王朝との戦いに勝利し、湖の主である大亀に剣を返したという伝説があり、このような逸話も水上人形劇で楽しむことができます。
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地図を見る「タンロン水上人形劇場」の公演時間は約50分。公演時間は最後の「基本情報」でご確認ください。受け付けのチケット売り場(8時30分〜20時30分)で予約販売しているので、あらかじめチケットを購入し、旧市街の観光の合間に水上人形劇を楽しむことがポイント。ホアンキエム湖には散策コースが整備されているので、アオザイ姿で散歩を楽しまれるのもおすすめです。
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地図を見る「タンロン水上人形劇場」は、ベトナム建国の父、ホー・チ・ミン元国家主席が子どもたちのために建てたもの。首都のハノイと南部の都市ホーチミンにそれぞれ劇場があります。
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地図を見る水上人形劇場は、ベトナムの伝統楽器の生演奏によってスタート。ノスタルジックなメロディーが、心の琴線にふれます。演奏者たちの心のこもった表情も見どころのひとつ。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る公演では、「農村の生活風景」「魚釣り」「鳳凰の踊り」「レ・ロイ王の還剣の伝説」「山女の踊り」といった14話の短編が演じられます。写真は「鳳凰の踊り」ですが、短い話しをテンポよく演じるので飽きることなく楽しむことができます。
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地図を見る写真が、「タンロン水上人形劇場」の全景。ステージにはプールが設けられ、寺院の入り口から人形たちがぞろぞろと出てきます。水上人形劇は、11世紀にまでさかのぼる伝統芸能。豊作の祈願や農閑期に楽しむイベントとして、ベトナム北部の農村で行われたのが始まりです。
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地図を見るコミカルな動きがあり、いきなり火を噴き出したりするなど、かなりの迫力。水上人形を自在に操るには簡単な演技で1年、複雑なものでは数年もかかり、ベトナムで大切に守られている伝統芸能です。
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地図を見る炎や噴水を使った演出が多く、神秘的な水上人形劇を楽しむことができます。ちなみに、舞台の裏側では人形師が腰まで水につかり、水の中から糸と竹を操って人形を動かしています。
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地図を見るそれでは、ストーリーをひとつご紹介しましょう。舟に乗っているのはベトナム王朝の皇帝たち。急に水面が泡立ち、舟は激しく揺れます。
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地図を見る水面から、ぽっかり顔をのぞかせたのは金色の大亀。冒頭のホアンキエム湖でもご紹介しましたが、湖の主である大亀に剣を返したという伝説を題材にした劇です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るベトナムが外国からの支配に勝ったのは、神様から与えられた剣のおかげ。大亀は「世の中が平和になったので、勝利に導いた剣を返すように」と啓示します。そこで、ベトナムの皇帝は湖の中心の近くにある小島で剣を返し、それゆえに湖の名前が還劍(ホアン・キエム)と呼ばれるようになりました。ホアンキエム湖には、“亀の塔”という小島が浮かんでいます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る一番のおすすめは「山女の踊り」。人形はイチジクの木から作られた手彫りで、手づくり感たっぷり。ほのぼのとした表情がとてもユーモラス。漆などを塗り、水に濡れても大丈夫なように耐水性を高めています。首や胴体、手足の関節はゴムでつながれ、なめらかで自然な動きになるように工夫されています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る人形劇にあわせて、解説してもらえますが、ベトナム語なので、外国人客にはほとんどわかりません。しかし、話の筋がわからなくても、農民の田植えやお祭りの太鼓、龍の舞い、魚釣り、笛吹き、仙女の踊りなど、人形の愛くるしいコミカルな動きを見ているだけでも十分に楽しい。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る見ている人の感情によって、人形たちの表情が生き生きと輝き、見る者を思わず引き込む不思議な力があります。これが「タンロン水上人形劇場」の魅力。
劇を楽しむには、最前席を確保すること。水しぶきがかかることもありますが、手彫り人形の細かな動きを見ることができ、何といっても迫力があります。また、劇場の売店では、少数民族の衣装をまとった木彫りの人形も売られているので、ベトナムのお土産にもおすすめです。
なお、ハノイ旧市街周辺の観光スポットについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに貼り付けたリンクからのぞいてみて下さい。
住所:57B Dinh Tien Hoang, Quan Hoan Kiem, Ha Noi
電話番号: 84 4 38249494 – 38255450
アクセス:ハノイ駅からタクシーで約5分
料金:1等席10万ドン、2等席6万ドン、カメラ持ち込み料2万ドン、ビデオの持ち込み料6万ドン
上演時間:
(夏)16:10〜、17:20〜、18:30〜、20:00〜
(冬)15:00〜、16:10〜、17:20〜、18:30〜、20:00〜、21:15〜
※日によって公演時間が変わるので、チケット販売の受け付けでご確認ください。
休業日:年中無休
公演時間:約50分
2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/11更新)
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