インド南部にあるゴアは、アラビア海を一望できるリゾート地として、インド国内のみならず、欧米諸国からも観光客が訪れる人気のスポットです。
海に面した町なので、おいしいシーフード料理を満喫できるほか、ポルトガルの植民地であったことで今も残るポルトガル料理を楽しむこともできます。ロングバケーションを楽しむ欧米人向けにつくられた各国料理のお店も街中に点在しているので、滞在中の食事を満喫することができますよ。
海沿いに長く続くビーチは、各エリアごとに特色をもっています。かつて「ヒッピーの三大聖地」と呼ばれたインドのビーチは、今もゴアの北部でカラングートビーチとして多くの人に楽しまれています。北ゴアに比べて、穏やかで落ち着いた雰囲気を持つ南ゴアでは、美しい砂浜と南国感あふれる椰子の木を眺めながらのんびりとリゾート気分を満喫することができます。ゴアの海には、さまざまなビーチがありますので、何度行っても楽しめますよ。
ビーチリゾートだけでも楽しめるゴアの町ですが、観光だって楽しめますよ。
ゴアの中央に位置する州都パナジから車でおよそ30分弱のところにあるオールド・ゴアに足を運ぶと、見ごたえある建物が目に入ります。広大な敷地の中央にそびえ立つ真っ白な2つの建物、聖フランシス教会とセ・カテドラルです。お天気のいい日には、真っ青な空に建物の白さが映え、美しい姿を見ることができます。
もちろん、外観だけではなく、内部を見学しても、その魅力を感じることができますよ。聖フランシス教会では、天井や壁に飾られた古い壁画や、家紋が刻まれ床埋めされた墓碑など、貴重で豪華な内装を堪能することができます。また、インド最大級の教会と言われているセ・カテドラルでは、その迫力ある建物全体の姿はもちろん、正面にある祭壇から放たれる荘厳な美しい金色の光を感じながら、見事な彫刻や壁画を鑑賞することもできます。
白い教会とは、全く異なった、赤茶の壁が美しいボム・ジェズ教会は、日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師フランシスコ・ザビエルの遺体が安置されているところです。ゴアを拠点に布教活動を行っていたザビエルのミイラ化した遺体は10年おきに公開され、その姿を見ようと、公開期間は、世界から多くの人が訪れます。公開期間以外は、ザビエルのお墓となっている天使の彫刻がのった銀の棺を拝観することができますよ。
ボム・ジェズ教会は、白い2つの教会、聖フランシス教会とセ・カテドラルから、大通りをはさんで向かい側にありますので、いっぺんに両方を楽しむことが可能です。
オールドゴアにある教会やその周辺は、「ゴアの教会と修道院」として、1986年に世界文化遺産に登録された魅力的なエリアですので、ぜひ、時間を作って、古く美しい町を堪能してみてはいかがでしょうか。
アクティブに楽しむのもいいけれど、やっぱり一日の終わりや、旅の締めには、美しい景色を眺めて、癒されたいものですよね。
この絶景がゆったりと、そして美しく見えるおすすめのポイントが、フォートアグアダです。実は、最初に紹介した写真に写る、海に突き出た砦が、フォートアグアダ。北ゴアにあるシンケリム・ビーチの南に位置し、1612年に建てられたこの城砦は、現在も自由に歩いて見学をすることが可能で、城の一部であったこの砦の迫力を体感することができるスポットでもあります。
海に突き出た砦から見る、何も視界を遮るものがない中での眺望は圧巻!夕日が沈む頃、砦に腰掛けてみる夕日は、最高の一言ですよ!
インドとリゾートという言葉が結びつかないという人も少なくないかもしれませんが、他のリゾート地に比べると、まだまだ、海外観光客、特にアジアからの観光客が少ないゴアは、穴場なリゾートエリアと言えるかもしれません。
ポルトガル植民地時代に建てられた歴史ある建造物は、どれも見ごたえのあるものばかり。インドらしからぬ雰囲気を持った、ポルトガル植民地時代の名残ある、カラフルな建物が立ち並ぶ町並み、ロマンチックな夕日が見れるビーチ、さまざまな料理が楽しめるレストランなど、魅力がいっぱいのゴア。
1年中暖かいゴアですが、乾季となる11〜3月がベストシーズン。年越しには、ホテルやビーチでパーティーが開催されるなど、また別の楽しみ方もできますよ。
日本からインドへ行ったら、飛行機で、ムンバイなどのインド国内各都市から、ゴアの入口となるダボリム空港へ移動し、空港からはタクシーやバスを利用してアクセスすることが可能です。
寒い日本の冬を抜け出し、アジアの穴場リゾートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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