写真:ミセス 和子
地図を見る「十勝千年の森」は入場ゲートをくぐると早速、写真のような目に染みいる緑が出迎えてくれます。その入り口にある案内所の地図を見ながら、現地のガイドさんの説明を聞いてみました。
この森はその名の通り1000年後の未来へと遺(のこ)し、引き継ぐ大切な財産として、育てており「アースガーデン/大地の庭」「メドウガーデン/野の花の庭」「フォレストガーデン/森の庭」「ファームガーデン/農の庭」とそれぞれのコンセプトに合わせて分かれているのです。
バス旅行などで時間に制限のある方は、その4つの中でも受賞作品である「アースガーデン」と「メドウガーデン」から見るようにとアドバイスを頂きました。
園内に咲いている草花には、良く解るように写真と名前の案内板が設置されており、一つ一つ確認しながら楽しむことができます。さぁ、まずアースガーデンに行ってみましょう。
写真:ミセス 和子
地図を見る平野の芝生に見えますが歩いてみると、デザインされた丘陵で造り上げられたガーデンです。
広大な芝生の丘陵は日高山脈と一体となり、まるでキャンバスの中にいるような錯覚に落ち入ります。アースガーデンに一歩足を踏み入れるだけで癒される風景が本当に素晴らしい!
このガーデンは、世界各地で活躍しているロンドン在住のダン・ピアソンの受賞作品です。
ダン・ピアソンは、故ダイアナ妃記念庭園や六本木ヒルズの屋上庭園なども手掛けている国際的なガーデンデザイナーです。
写真:ミセス 和子
地図を見る季節毎に色鮮やかな花々が一面に咲き誇る「メドウガーデン」もダン・ピアソンの受賞作品です。大きな大きな箱庭に、木道をめぐらせ野の花や木々を美しく造り上げた作品です。
この時期は春の野の花、エゾエンゴサク、オオサクラソウ、エゾイチゲ、ニリンソウ、などが木道を散策しながら見つけられるんです。
写真:ミセス 和子
地図を見るファームガーデンの中に設置されている「ゴート・ファーム」では約150頭のヤギやヒツジが放牧されています。日高山脈を遠景に絵になる自然な動物の姿に癒されます。
近くには今年生まれたヤギが飼育されている飼育小屋があり、新鮮なヤギの乳を絞り製造するヤギのチーズ工房は国内でも高い評価を頂いているそうです。チーズ工房の試食や見学もできるんですよ。
ファームガーデン内は、野菜やハーブなど日々の食べ物が育つ姿を見せてくれる「キッチンガーデン」、イングリッシュローズ、オールドローズ、ワイルドローズが咲く「ローズガーデン」、リンゴとベリー類などの小果樹を栽培している「オーチャード」などに分かれています。
写真:ミセス 和子
地図を見る馬の放牧場ではちょうど親子の姿が見つけられました。まだまだ遥か遠くにたくさんの馬が自由に草を食む姿が見られます。
広さ400ha、東京ドーム85個がすっぽり入る十勝千年の森は、全部を回るのには時間がかかります。バス旅行などの団体行動で時間的に制約がある場合は、ダン・ピアソンの受賞作品から回るのが良いでしょう。
レストランやショッピングができるお店もいくつかありますが、「十勝千年の森」ならではの新鮮な牛乳を使ったアイスクリームやソフトクリーム、ヤギチーズ、青汁やお蕎麦などのオリジナル商品をはじめ、北海道産にこだわった食品やグッズが数多く販売されています。
この素晴らしい北海道の自然を丸ごとキャンバスに描いた様なガーデン「十勝千年の森」へ、是非一度おいで下さい。
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(2024/4/19更新)
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